2021年1月16日 (土)

№4772 三寒四温

 このところ一日ごとに寒さと温かさを繰り返している。昨日は8度ほどだったが、今日は18度になるという。まるで春の陽気だ。ところが、明日日曜日はまた8度に逆戻りするらしい。

 木曜日は、着るものを5枚重ね着していた。ところが15度ほどに上がり、散歩していて汗をかいてしまった。翌日は1枚減らしたら、8度ほどでうすら寒い思いをした。こんな時に風邪をひくと大変なのだが、どうもざわざわし始めた。これはいけないと、午後8時半頃に早々にベッドに入った。

 朝起きてみたら、毛布が一枚はがれていた。内毛布一枚に外毛布一枚を掛けて寝ているのだが、昨晩は暑かったのだろうね。思わず毛布を一枚はがしていたようだ。おかげで、朝起きてみたらすっきりしていた。

Photo_20210116110701  それにしても、一日一日春に向かっているのがわかる。いつも通る散歩道の紅梅が、ちらほらと咲き始めていた。こういう光景を見ていると、どうしても俳句を考えてしまう。紅梅の陰には赤い鳥居がある。鳥居にかかっている注連縄が、だらっと下がっていた。いろいろと考えながら歩いていたのだが、残念ながらこれという句は浮かばなかった。

【1月15日の歩行記録】10,332歩 6.9㎞

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2021年1月15日 (金)

№4771 昨年は誰の本を多く読んだか

 自分でも呆れてしまうのだが、私のブログ記事は長文である。読む人などいないと思いながら書いているのだが、さすが書いている本人も飽きてしまうほどだ。本人が飽きるほどだから、読む人などいないだろう。今年はその反省の下、なるべく短文にしたい。急ぐ記事があるわけでもないので、長文になったら続きを翌日に回そう。そう思って今日の記事を書く。

 昨日の記事で昨年の読書総括をしたのだが、それでは一体誰の本をよく読んだのか記してみたい。前にも話したように、図書館が半年ほど休館して使えなかった。代わりに本棚にある蔵書を探して読んだ。これが大成功だった。なかでも、逢坂剛の再発見は、彼の文学的な意味も含めて大きかった。私は好きな作家を読んでいるのだが、彼のほかにも大沢在昌、伊東潤、楡周平、佐々木譲、馳星周などを再読した。

 昨年読んだ作家の上位10作家を並べて、コメントを付けてみたい。

①逢坂剛 40冊

 昨年は圧倒的に「逢坂剛の年」だった。6月から8月にかけては、ほとんど読んだ本が逢坂剛である。私の読書ノートには出てこない前史では、山本周五郎、池波正太郎、吉川英治などの多作な作家を読んでいたが、改めてリストを見ると逢坂剛の多作ぶりがうかがわれる。これだけ読んだのにもかかわらず、逢坂剛にはまだ手を染めていない時代小説がある。読んだ逢坂のシリーズ本を総括してみると、

Dscn2393_20210114101101 A百舌シリーズ 8冊 

B岡坂神策シリーズ9冊 神保町が舞台の探偵小説。

Cイベリアシリーズ 7冊 このシリーズが一番好きだ。

Ⅾ禿鷹シリーズ 5冊などがあった。

 今、この文庫は横浜の兄に貸し出されている。果たして読んでいるのだろうか。

②大沢在昌 6冊

 大沢在昌の本もほとんどが再読である。彼も長編を書く作家だが、『欧亜純白Ⅰ・Ⅱ』が、日本軍部のアヘン政策を描いて傑作であった。

③佐々木譲 5冊

 佐々木譲も多作な作家だ。北海道警察ものなど私は大好きでよく読む。残念ながらほとんど読んでしまっているのだが。彼は榎本武揚なども書いているのだが、なんといっても最高傑作が「第二次大戦三部作」ともいわれる『ベルリン発飛行指令』、『エトロフ発緊急電』、『ストックホルムの密使』である。この際再読しようと探してみたが、見つからなかった。家のどこかに埋もれているのだろう。

③近藤紘一 5冊

Dscn2421_20210114104101  近藤紘一は、サンケイ新聞のベトナム特派員だった。今回再読したのだが、彼が話題になっていたのは1980年代だ。ちょうど南ベトナムが崩壊する現場に立ち会った。彼はベトナムの女性と再婚したのだが、その女性も生き生きと描かれていた。彼の本はまだまだ沢山蔵書していたはずだが、見つからなかった。Amazonで探してみたが、ほとんど絶版だったのは惜しい。いま近藤紘一を読む人がいないのだろうか。ロフ発緊急⑤門井慶喜 4冊

 門井慶喜も手堅い歴史小説の書き手だ。もっと読みたい気もするのだが、残念ながら作品が少ない。もっと多くの作品をと願って彼の年齢を調べてみたら、50歳と油ののり頃だ。今後とも期待したい作家だ。

⑤伊東潤 4冊

 伊東潤も期待の歴史小説作家だ。とはいってももう60歳だ。彼の小説も、図書館の本棚にある限りでは全部読んでいる。最初に読んだ『鯨分限』がよかったかな。

⑤楡周平 4冊

 彼の本もほとんど読んでいるはずだが、昨年読んだ本は本棚にあったものの再読である。

⑤堂場瞬一 4冊

 堂場も多作な作家だ。図書館に堂場の本が二段も並んでいるが、借りてくると大概は前に読んでいる。何を読んで未読は何か整理しようと思っているのだが、まだできていない。

⑤梁石日 4冊 

 彼のテーマは一貫していて、済州島とお父さんの記憶である。『タクシードライバー』の名作もあるが。

 以下、3冊には柴田哲孝、久坂部羊、鳥越碧、浅田次郎、赤神諒があった。

【1月14日の歩行数】12,057歩 8.1㎞

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2021年1月14日 (木)

№4770 2020年の読書総括

 今年になって、このブログ記事で歩行記録にアクセス解析、一年間の記事検証とやってきた。そして最後に残ったのが「読書総括」だ。この記事も毎年書いていて、昨年は1月17日だった。何度も言うようで申し訳ないが、このブログの良いところは過去の検証が可能なことだ。紙の日記ではこうはいかない。特に、検索ができるのがいい。

Photo_20210113114401  一体、昨年は何冊の本を読んだのか。これも、新兵器EXCELのグラフで見てみたい。前にも申し上げたが、私の読書記録が正確に記録されるようになったのが2003年である。2006年までは年間100冊前後の本を読んでいたが、2007年からは数字が上がっている。要因は、2006年11月で定年退職したことである。それ以降は「読書生活」に入っている。そして、2012年からは大体年間160冊前後の読了冊数である。多いか少ないかは議論があるところだが、これが私の限界かな。

 短期的には頑張れるかもしれないが、ロングタームになると一歩一歩着実に読むのがいいのかな。昨年の総読了数は165冊であった。昨年はコロナ騒ぎで、いつも利用している市立図書館が長い間休館していた。私は90%以上を図書館に頼っていたのだが、さあ困った。そこで思いついたのが、家にある蔵書の再読である。

 30~40年前の本がほとんどだったが、これが新鮮だった。その当時読んだ本の内容は、ほとんど忘れていた。まるで新刊を読むようん気分だった。蔵書には連関がある。この本を読んだら、次はこの本という具合にだ。蔵書はあるはずなのに、探してみたが見つからなかった本が多かった。私は読んだら読みっぱなしで、ほとんど整理してこなかった。その報いである。

 それに、本を収納すべく大きな本棚を買うのだが、すぐにいっぱいになってしまう。ある時から本棚を買うのをやめた。それが本の散逸の原因でもある。現役時代は、本を探すよりも買うほうが早い、という安易な方法を取った。同じ本が何冊もある原因でもある。

Photo_20210113120001  それでは、具体的に何頁読んだのか。それも上記と同じような表になっているので見てみたい。これもほぼ読了冊数の表とパラレルになっているが、それでも若干ではあるが右肩上がりだ。昨年は67,824頁の読了だったが、2018年が67,705頁だったので、私の中では新記録だ。しかし、これが限界なような気もする。

 私は薄い本を読んで冊数を稼ぐようなことはしない。本を読むときにはなるべく厚い本、出来ることなら400頁を超えるものを選んで読んでいる。それでも、中には300頁前後の本もあるが、そういう本はほとんど一日で読んでしまう。結果、昨年は月平均13.75冊、5,652頁の本を読んだことになる。

 長くなったので、続きは明日の記事にしたい。

【1月13日の歩行数】10,971歩 7.4㎞

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2021年1月13日 (水)

№4769 春から縁起がいいね

 女房が「今年は運がいい。宝くじで12億円当たったらどうしようかしら。そうだ、冬のわが家が寒すぎるのでマンションを買おう」という。「あなたはどうするの」というから、まあ当たらない夢は見ないことにする、と答えておいた。

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 なぜ運がいいのか。いつも通っているゴルフ練習場で「新春くじ引き大会」が開かれたのだそうだ。2000本ほどのくじがある中で、なんと一等賞を引き当てたと言っていた。一等賞の商品は8本ほどあったのだそうだが、なかでも一番豪華なクラブヘッドカバーセット(4万円相当)をもらってきた。抽選券は6枚あったようだが、1等のほか4等も引き当てた、と言っていた。

Photo_20210113100401  ヘッドカバーってそんなに高いものだろうか。もらってきたカバーを見てみたら、それぞれに値段がついていた。上ののヘッドカバーは6500円もしていた。それぞれ値段が違うとのことで、ヘッドカバーは5個のセットだったので、4万円相当というのは本当だった。そのヘッドカバーは様々な工夫がなされ、例えば番手を変更できるダイヤルがついていた。なるほど、値段だけのことはあるね。

Photo_20210113100501  女房は籤運がいいのかどうかは知らないが、数年前にこういうこともあった。仲間でじゃんけん大会があったのだそうだ。次々と勝ち進み、とうとう優勝したと、賞品を持って帰っていた。じゃんけんが強いかというとそんなこともなく、その後はいくらやっても勝てないらしい。もらってきたヘッドカバーは、早速、クラブのセットにかぶせていた。今年もゴルフをやる気満々のようだ。私は3月まで計画がないのに…。

 翻って見ると、私はとんと籤運がない。結婚当初、公団住宅の申し込みをした。ある人は一発で当選したといっていたが、私は30数回申し込んだが、ことごとく外れてしまった。それ以来籤運が悪いと思い、一度も宝くじなど買ったことがない。ただ、当たる人は何度も当たるのだ。

【1月12日の歩行数】3,315歩 2.2㎞

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2021年1月12日 (火)

№4768 山梨学園の劇的優勝

Photo_20210112091801  昨日行われた「サッカー高校選手権」で、山梨学園高校が青森山田高校を破り、劇的な勝利を飾った。この試合をテレビ観戦しての感想は、弱いチームは決して勝てないが、強いチームが必ずしも勝つとは限らないないね、ということだ。

 この決勝戦での下馬評では、圧倒的に青森山田が有利だった。試合経過を見ていても、青森山田がゲームを支配していた。だが、ボールのポゼッション率が圧倒しているからといって勝つとは限らないのがサッカーの難しいところである。先取点は、山梨学園に入った。サッカーで絶対的に有利なのは先取点だ。前半は1対0で終了した。

 さすがこのまま終わらないのが、絶対的な力を持つ青森山田高校である。後半早々に同点にした青森山田が、さらに追加点を挙げ、2対1で勝ち越した。さすが粘りの山梨学園は、一瞬のスキをついて同点に持ち込んだ。それでも、やはり青森山田が有利に試合を進めて行った。何度も決定機があったのだが、とうとう決めきれなかった。

Photo_20210112091901  山梨学園には、熊倉という絶対的なゴールキーパーがいた。これまでも2試合のPK戦に勝っていた。同点でPK戦に持ち込んだら、山梨学園には有利だ。別に消極的な試合をしていたわけではなかったが、狙い通りその後は点が動かず、PK戦になった。山梨学園はキッカーがことごとく成功したのだが、青森山田はエースの安斎を含め2人が外してしまった。

 第2打を打った安斎が外し、まだPK戦が続いていたのにもかかわらず、グランド上で大泣きしていた。これが後に蹴るキッカーに影響しないわけがない。 案の定、PK戦で2対4と負けてしまった。実力的には上の青森山田が、敗れた瞬間だ。

 数字的にも手も青森山田が圧倒した試合だったが。例えば、コーナーキックは13対1、フリーキックは16対10、シュートは24対7といずれも青森山田が上だった。それでも負けたのだから、同情するほかはない。ただ両チームの試合を見て思ったのだが、ロング・スローインの武器としての重さが。プロでもできない40mのスローインには驚いた。

Photo_20210112092301  今日、本当に言いたかったのは、山梨学園高校の長谷川大監督のことだ。彼は昨年山梨学園の監督に就いたようだが、2012年まではわが母校秋田商業の監督を6年間やっていたとのことだ。その時には、4年連続で母校を全国大会に導いた。野球もそうだが、サッカーも指導者の善し悪しがチームを勝たせる決定的要因だ。

 なぜか知らないが、長谷川監督は母校を去り、神奈川大学の監督をしたようだ。彼は中大出身だったが、なぜ神奈川大学なのかは知らない。神奈川大学では、伊東純也の才能を開花させた手腕を買われたらしい。山梨大にスカウトされ、昨年から高校の監督をしていた。「エッ、あの長谷川が山梨にいたんだ」と驚いていた同窓生も多かった。

 どうしても、活躍していた選手がクローズアップされるが、黒子でもある指導者こそが陰の功労者だ。今後とも長谷川監督は、高校サッカーの指導者として話題になるだろう。

【1月11日の歩行数】7,155歩 4.8㎞

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2021年1月11日 (月)

№4767 ハイビスカス異例の開花

Sdscn2020_20210110103401  私の家のハイビスカスの話は、このブログで何度も話題に上っている。昨年の3月15日の記事でも「ハイビスカスは甦るか」という話題を載せた。ハイビスカスは南国の花である。花が咲いているときには大事にしているが、それ以外のときにはほったらかしだ。昨年もこの植木を寒い広縁に放っておいた。春には常緑樹の葉が枯れ落ちて、裸になってしまった。

Dscn2710  これでいけないと、女房は土を入れ替え、肥料をたっぷりあげた。そしたらようやく甦ったが、花は咲くには咲いたが、残念ながら例年のような元気は取り戻さなかった。これではいけないと、今年は鉢植えを居間の暖かいところに置いた。そしたら花が咲いたのだ。

Dscn2711  普通、ハイビスカスは5月下旬に咲き始め、10月まで咲き続ける息の長い花だ。ただ、冬のこんな時期に花をつけるのは初めてのことだ。大事にしておいたご褒美なのだろうか。この時期は、さすが庭にも花がない。一輪だけとはいえ、居間をポッと明るくしてくれている。

Dscn2712  これが、この花一輪だけではない。よく見ると、次に咲く蕾も赤らんでいる。さすがに大事にしている甲斐があった。

【1月10日の歩行数】10,138歩 6.8㎞

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2021年1月10日 (日)

№4766 12月に読んだ本

 毎月、10日前後には前月読んだ本の報告をして、次月への反省材料にしている。さて、12月はどうだったのだろうか。

 いま私の生活は、読書を中心に回っているといっても過言ではない。それほど本を読むことに意識が行っている。ただ、もう一つ感じるのは、加齢とともに集中力が欠如していることだ。本を読んでいても長く続かず、すぐに他のことを考えてしまう。一日200頁は読もうと思っているのだが、実情は150頁がせいぜいである。

 本に集中力が注がれるのは、それが面白いと感じた時である。ところが、毎日読んでいると心躍るばかりではなく、忍耐を必要とする場合も多々ある。私は開いた本は必ず読むようにしているのだが、最近、忍耐で読んでいる本が多いのも事実だ。小説は100頁読んで物語が立ち上がらないと、それは失敗作だ。

 500頁以上もあるそんな本などとっとと捨てるか、読むのをやめればいいものの、そうもいかないのが私の性格だ。ある友だちに、「シンさんは本を読むというよりも頁を稼いでいるだけじゃないの」と痛いところをつかれるが、それが事実だけに反論ができない。まあ、それも読書の一つの形態、と居直っているのだが。

 さて、12月に読んだ本は13冊・5217頁であった。例月と違い、今月は何を読んだのか記し、ある本にまつわる私の記憶を書いてみたい。

鳥越碧『衣小夜がたり』220頁 NHK出版 2002年7月刊

諸田玲子『ともえ』293頁 平凡社 2013年9月刊

夢枕獏『大江戸火龍改』279頁 講談社 2020年7月刊

池澤夏樹『静かな大地』670頁 朝日新聞社 2007年6月刊

安部龍太郎『迷宮の月』413頁 新潮社 2020年4月刊

堂場瞬一『天空の祝宴』326頁 PHP研究所 2008年9月刊

佐々木譲『人質』293頁 角川春樹事務所 2012年12月刊

高村薫『我らが少女A』539頁 毎日新聞出版 2019年7月刊

加賀乙彦『ああ父よああ母よ』365頁 講談社 2013年3月刊

市川森一『幻日』388頁 講談社 2011年6月刊

門井慶喜『自由は死せず』557頁 双葉社 2019年11月刊

秋山香乃『龍が哭く』526頁 PHP研究所 2017年6月刊

堂場瞬一『絶望の歌を唄え』348頁 角川春樹事務所 2017年12月刊

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 この小説は、調布の野川公園での老女性画家の殺人事件であった。ところが539頁と大作にもかかわらず、物語のメリハリや山がなく、読むのに苦労した。大概の小説は、100頁を超えると物語にのめりこめる。ところが、何時まで経っても何が問題なのかわからなかった。こんな小説何度も投げ出そうかと思いながら、最後までで読んでしまった。

 それではなぜ取り上げるのか。この小説の舞台とわが青春が重なったからである。今までほとんど誰にも話してこなかったが、その青春の墓標について書いてみたい。直接には、この小説とは関係ない。

 この小説に出てきた野川公園は、私が住んでいたころはICUのゴルフ場だった。しかもこの公園を貫いて多磨霊園、小金井自動車試験場へと抜ける「東八道路」はまだ完成していなかった。いつ頃のことか考えてみたら、1966年ころではなかっただろうか。20歳で、上京して2年目であった。

 私は、アルバイトでアメリカ人のドライバーをしていた。主人のW氏は三鷹の大沢に住んでいて、まだ開通していない東八道路のすぐわきに家があった。私は三鷹の大沢から事務所のあった虎ノ門まで、朝晩の送り迎えをしていた。昼の間は暇なので、便利なボーイの役割だ。そのころは、すっかり大学進学をあきらめていたのだが、暇なので再度大学入試勉強をした。この事務所はアメリカの会計事務所の東京支店で、たくさんの公認会計士を抱えていた。そこで働く人々の姿をみて、私も会計士になろうという夢を持った。

 公認会計士になる一番の近道は、中央大学の商学部会計学科に入学することだった。ドライバーを始めたのは秋ごろで、その翌年の春の入学試験で、めでたく中大商学部会計学科に入学できた。公認会計士への道は開けた。

 ところがそのころの大学は、勉強するような雰囲気にはなかった。大学闘争の真っ最中で、しばしばストライキや大学封鎖が行われた。しかも中大・明治・日大・東大などがその中心で、お茶の水界隈は騒然としていた。中大商学部に入学しては見たものの、私はすぐに会計士になる道を断念した。ただ、ドライバーは2年ほど続けていた。

 私はW氏の家の近くの下宿に住んでいた。この下宿は、大半がICUの学生だった。朝食と夕食は、W氏のメイドさんが作ってくれたものを食べた。この家には、二人のメイドがいたのだ。W氏の食事の残りが供されたのだが、アメリカ人の食事が合わず、食べ残した。そのメイドに「私の料理が下手なので残すのでしょう」と嫌味を言われた。申し訳なかったので、出たものは全部食べる努力をした。例えば生野菜のニンジンやセロリなどだ。そのおかげで、好き嫌いは治った。

 旦那はアメリカ人で、奥さんはドイツ人だった。子どもは男の子2人、女の子が一人だった。アメリカ人がこういう生活を送っているんだと初めて知り、すべてが物珍しかった。50年以上も前の話なので、その後子どもたちがどうなったのかは知らない。

 この小説を読んでいながら、50数年前の当時のことを思い出したのだ。そういえば、高村薫もICUの卒業生だ。それ以降、この近くには行ったことがないね。

【1月8日の歩行数】8,707歩 5.8㎞

【1月8日のアクセス数】112アクセス 訪問者73人

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2021年1月 9日 (土)

№4765 アメリカ議会に暴徒の乱入

 1月6日は、アメリカ議会で次期大統領の確定選挙が行われる日だった。これははっきりしていて、トランプの負けが決まり、バイデンの勝利が決まる日だ。選挙は、これを追認する儀式のようなものだった。

Photo_20210109101601  ところが、トランプはまだ大統領選挙の負けを認めていなかった。選挙の結果を覆すための策動を試みている。そして、この日は大規模の抗議集会を行い、ここでトランプは、「抗議のために議会に行こう」と呼びかけた。集会に参加した人は、議会に向けてデモ行進をした。そして、その一部が窓を破って議会に乱入し、開会中の議会を占拠した。その中で5人の犠牲者も出た。

 普通、こういう場合は扇動者に原因があり、逮捕されるものじゃないのか。議会に行こうと煽った現役のトランプ大統領が、拘束されるべきものだ。任期が10日余りしかない現職大統領を、逮捕したり拘束したりということはないようだが、さすが弾劾や罷免の動きが議会の中にはあるようだ。

 なぜトランプがこれほど悪あがきをするのか、その後ろには大統領選挙でトランプに投票した7000万人の人々がいる。その人たちは、いまだに圧倒的にトランプ支持で固まっている。この支持があるから、トランプは選挙は不正だとか無効だとか、根拠のない主張を繰り返しているのだ。それにしても度を越している。議会乱入など、もってのほかのことだ。

 トランプが悪あがきをすればするほど、アメリカの分断・亀裂は深まる。これを修復しなければならない次期大統領バイデンにとっても、大きな痛手である。ただトランプの行動を見ているアメリカ人も、これには反発しているようである。共和党の地盤ジョージア州で行われた上院選挙で、2議席とも民主党が勝利した。当然、トランプはこの結果を不正だと断じた。自分の不利はことは、すべて彼にとっては不正なのだ。

 アメリカのこの行動を世界が見ている。トランプの同盟者とみられていたイギリスのジョンソン首相も、「恥ずべき光景」と断じている。まして、ドイツのメルケル首相なども強い憤りを示し、「ワシントンからの映像を見て怒りを感じたと同時に、悲しくなった」と話していた。また、フランスのマクロン大統領は、「国民の普遍権たる投票権が破壊された」と非難している。

 それにしても、トランプは恥ずべき行動が次々と明るみに出ている。1月20日は新大統領の就任式で、従来は前の大統領もこの席には参加していた。ところが、トランプはこの日はイギリスのスコットランドでゴルフの計画を立てていて、スコットランド当局に断られたという。トランプは、急速にその力を失っているように見える。ただ就任式には参加しないらしい。バイデン新大統領も「史上もっとも恥ずべき人物の不参加は大歓迎」と話しているという。

 今回の暴動の責任はトランプに帰せられるが、ここにきてまたぞろ在任中に自身の恩赦を画策しているようである。どこまでトランプは恥ずべき行為をするのか。ツイッターもフェイスブックも、トランプのアカウントを永久に凍結したというのではないか。彼は手足をもがれた。

【1月8日の歩行数】7,631歩 5.1㎞

【1月8日のアクセス数】150アクセス 訪問者103人

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2021年1月 8日 (金)

№4764 再び「緊急事態宣言」の発出

 ここにきてコロナ患者の爆発・増加が止まらない。東京では、ついに1日2000人を大幅に上回る感染者が出た。東京だけではなく、首都圏の三県を含め感染は全国に広がっている。感染が広がる原因ははっきりしている。コロナウィルスは、人から人へと伝染する。人の動きが活発であるのが、感染を広める最大要因である。特に、年末年始の人の動きがそれを増幅の要因になっている。

 12月に、政府や小池都知事が大事な時期として2週間の自粛を呼びかけた。ところが、この時期に再度感染が広がっていった。この呼びかけが空振りに終わったことがはっきりしていた。感染の主要な年代は、20代と30代である。どうもその年代のインタビューを見ていると、このコロナウィルスに対する危機感が欠如しているように思える。

 危機感を抱いた首都圏の4首長が、政府に緊急事態宣言の発出を要請した。政府も重い腰を上げて、ついに昨日緊急事態宣言を出した。なぜこのように後手、後手に回ってしまうのか。それは、経済に対するダメージを恐れているからである。本音は、「ウィルス対策」も「経済」もの両立を図りたいという考えがはっきりしている。

 ところが、日本だけではなく世界の状況を見ても、この両立が成り立たない。コロナウィルスを徹底的に封じ込め、その後に経済の再生を図るしかないだろう。GoToキャンペンのようにいつまでも両立を模索していると、感染が止まらないどころかさらに爆発するのを抑えられない。

 今回の緊急事態は、1ヵ月を限度に2月7日までだという。だが専門家の話を聞いていると、とてもじゃないが1ヵ月でこの感染爆発は止められないと言っている。少なくとも2ヵ月はかかるのじゃないかという予測を立てている人もいる。

 緊急事態の柱は4本あって、①外出の自粛、②飲食店等の営業時間の短縮、③出勤・通学などを控え、テレワークの推奨、④イベントの開催、施設利用の制限がその骨子である。

 ところが、飲食店を中心に各所から悲鳴が上がっている。政府のわずかばかりの補償金があっても、それだけでは家賃や人件費を賄えないというのだ。倒産もこれまで多かったが、この緊急事態宣言で倒産が輪をかけて多くなることだろう。自殺者が急速に増えるだろう、という観測もある。このままでいくと、オリンピックどころではない。倒産しても命まで奪われるわけではないから、苦しくてもここは力強く生きてもらいたい。

 そして、今回は一度徹底的に抑え込むしか方法はないだろう。それには、個々の人が感染にかからないように気を付けることだ。私も感染しないように気をつけたい。

 ところで、コロナ関連で聞き慣れない言葉がたくさん出た、例えば、今回の緊急事態宣言で「発出」という言葉は聞き慣れない。なぜ「発令」ではいけないのか。この発出というのは官僚語で、普段はほとんど聞き慣れない。そういう意味で、この一年聞き慣れない言葉を思いつくままに並べてみた。「ソーシャルでスタンス」、「アベノマスク」、「三密」、「オンライン飲み会」、「クラスター」、「アマビエ」、「ロックダウン」、「ステイホーム」、「自粛警察」、「PCR」、「あつ森」などである。

【1月7日の歩行数】8,019歩 5.4㎞

【1月7日のアクセス数】150アクセス 訪問者101人

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2021年1月 7日 (木)

№4763 昨年1年間何を書いたのか

 前号で通巻№の間違いを書いたが、本来は昨年1年間の記事を検証するつもりであった。歩行記録の検証をし、アクセス数の検証、そしてブログ記事の検証だ。この後に昨年読んだ本の検証をし、一連の検証記事にしたいと思っている。

 このブログの良いところが、いつでも以前の号を振り返って検証できることだ。前号でも書いたが、昨年は366本のブログ記事投稿をした。さらに便利なのが、カテゴリー検索ができることだ。あまり注目はされていないかもしれないが、私が記事を書く時には何のカテゴリーに属しているのかを考える。それによって、ブログの性格がわかってくる。

 さて、昨年は一体何を書いてきたのか、上位10カテゴリーを挙げて書いた本数を記し、その代表記事を添付したい。それによって、大体の足跡が辿れるのがいい。

①那須「あるるのいえ」 56本

Dscn2687_20210107100601  そもそもこのブログを書くようになった動機が、2007年4月に開設した那須の家「あるるのいえ」での生活を紹介しようというものだった。那須の家もすでに15年目に入った。中古で買った家だったが、リフォームや増設を重ね、とっても住み易くなった。退職後にこの那須の「あるるのいえ」がどのくらい生活に役に立ったのかを考えるに、今から見ても大成功だった。

 開設当初は年に100日も通っていたが、昨年は上記数字でも示すように56日だった。この「あるるのいえ」では様々なイベントも行ったが、今ではそれにも疲れ、積極的に声をかけることもない。何といっても大きかったのが「那須ゴルフ合宿」だ。10年も続いたかな。昨年行われた唯一のイベントが、「那須吟行合宿」だった。この吟行に初めて参加してくれたTaeさんもYukoさんも喜んでくれたのが印象に残る。

②健康 47本

 このカテゴリーには、コロナウィルス関連も含まれる。それにしても、2020年はコロナウィルスの年として記憶に残るのかもしれない。そのために東京オリンピックも延期を余儀なくされた。そのコロナウィルスは、まだまだ猖獗を極めている。本当に、今年は東京オリンピックの開催が可能なのだろうか。

 そういう中で、このジャンルで記憶に残ったのが、昨年4月末の本態性振戦の手術だ。私が生きてきた73年間、入院はおろか手術など一度も受けたことがなかった。2泊3日での手術だった。右にも左にも震えはあるが、とりあえず行ったのが右手の手術だった。右手の震えは劇的に解消し、その後遺症もない。本当に手術を受けてよかった。

③パソコン・インターネット 28本

 私の今の生活は、パソコンなしには考えられない。一日の相当な時間が、パソコンとともにある。ところがこのパソコンが厄介で、ときどき私の手に負えないトラブルを起こす。それでもだいぶそのトラブルへの対処法を身につけてきたが、手に負えないことも多い。最後に頼りになるのがNaoko先生である。これは重要なことで、トラブルに対処できなくてパソコンをやめた人も多いのだ。

 昨年は、新しいパソコンも手に入れた。今では3台のパソコンが身の回りにある。一台はデスクトップパソコンだし、二台目は昨年買ったノートパソコン、そして三台目がスマートフォンだ。スマホもよくパソコンの役目をこなしてくれる。そして、ノートパソコンはいつでも私の身の回りにある。今では居間のソファにあり、いつでも開ける状態だ。スマホでは、暇があるとYAHOOニュースを見ている。良いパソコン環境にある今の生活はいい。

④俳句 23本

Dscn2507_20210107163001  パソコンの記録によると、私が俳句を始めたのは2011年であるから、もう11年になる。高校の俳句同好会の人からの誘いによるものだった。せっかく俳句をやるからには上手になろうと、埼玉県民活動総合センターの「俳句講座」に通った。この講座から派生したのが「伊奈桟雲の会」である。事情があって高校の同窓俳句の会は脱退したが、相変わらず続いているのがYamahiko先生が主宰する会である。

 この会では様々な出合いがあったが、何より驚いたのが高校同窓の俳句会の選者Senshuさんとの出合いである。私はSenshuさんの名前は知っていたが、会うのは伊奈桟雲の会が初めてであった。Senshuさんは、Yamahiko先生の有力な支援者でもあったのだ。

 俳句はなかなか上達しないが、俳句を作る楽しみだけは覚えた。今では、頭の半分に「どのように俳句を作ろうかな」という考えが占めている。YukoさんやTaeさんという俳句仲間もできた。そういえば、Taeさんが先生の運営する「日記俳句を楽しむ」ブログに私の昨年のベスト5を載せてくれていた。有難いことである。

④日記・コラム・つぶやき 23本

 このカテゴリーは、どういうジャンルにも属さない記事を便宜的に載せるものだ。仲間のブログを見ると、ジャンルをこれに固定している人もいる。固定していると、こういうジャンルでの分析ができないのでもったいないとも思うのだが、それはブログ運営者個々の考え方だから、私からとやかく言うことはない。

 さて、私はこのジャンルにどういう記事を収めたのか見てみたい。一つは自動車関連の記事だし、年賀状についてのあれこれもこのジャンルに納めている。そのほかにちょっとした話題を収めている。昨年は久しぶりに自動車事故を起こし、車の修理をした。保険適用の結果、自分が負担したお金はゼロだったのはありがたかった。

⑥経済・政治・国際 20本

 私は、基本的にはこのブログ記事に政治向き・宗教向きの話しは書かないことにしている。しかし、あまりにも頭にくる話しは書かざるを得ない。このジャンルで書いたのは、ほとんどがアメリカのトランプや大統領選の話だった。ただ、かっかして書くには書いたが、所詮他国の話しでいくら書いても、隔靴掻痒の感はまぬかれない。とはいっても、トランプはもうゲームセットかな。

⑦読書日誌 19本

 相変わらず、私の今の生活は読書とともにある。読書欲は旺盛であるものの、とはいっても老齢による衰えも感じる。この項は、また別の日に論じたい。

⑦園芸 19本

 ここで書いているのは、ほとんどがわが庭での出来事だ。内情を打ち明けると、書く記事に詰まった時に庭に目を向けている。庭の話を書く時には、話題に行き詰っていると考えてもらって差し支えない。

⑦スポーツ 19本

 私はいろんなスポーツが好きで、よくテレビ観戦をしている。このジャンルで書いたスポーツの本数を見ると、野球が4本、相撲が3本、他はフィギュアスケート、競馬、テニス、オリンピック関連他が各1本だった。本来は、オリンピックの記事が埋めるはずだったのにね。

⑩街歩きの楽しみ 17本

 このジャンル記事の大半は、散歩にまつわる話だ。散歩の話は、前の歩行記録の項で書いたので省略したい。

 その下にあるのが「ウェブ・ココログ関連」、「ゴルフ」、「東京シニア自然大学」の各14本であった。

【1月6日の歩行記録】8,377歩 5.6㎞

【1月6日のアクセス数】192アクセス 訪問者93人

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