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2014年1月12日 (日)

№2209 経験交流の楽しさ

 人生経験の豊富な方との【経験交流】は楽しいものだ。しかし、なかなか経験交流の機会は少ないのだが、今回のスキー合宿で参加者と存分に交流してきた。プライバシーの問題もあり、どこまで書けるものかどうかは疑問ではあるが、支障のない範囲で書いてみたい。

 スキー合宿の夜は、夕食を兼ねた酒盛り宴会である。【東京シニア自然大学】のOkajima理事長も今回の合宿に参加してくれたのだが、理事長は普段は授業に顔を見せることはない。従って、お会いしたのは入学式以来だ。理事長から、「私は皆さんのことは知らない。ここで自己紹介しながら、お互いのことを語り合おう」という提案があった。

3  そして、本人の自己紹介がなされた。当然、ブログで紹介することを前提に話しているわけではないから、細部の紹介は避けたい。さらに、飲み会の席での話だから、私の記憶がどこまで正確は分からないが、印象的な話を紹介してみたい。

 彼は、某大手新聞社の社会部記者を長年やってきたらしい。記者生活の大半を環境問題に費やしたらしい。国交省、農水省や環境省に太い手づるを持っている。記者時代に、チョモランマ登山取材団長として参加し、1992年のブラジル【地球サミット】に取材団長として参加した経歴を持つという。

 所属していた新聞社のトップと対立し、その新聞社を辞めた。その後、環境ジャーナリストとして活躍し、今は某大学教授をやっている、と話していた。そして、中央環境審議会の委員なども務め、【日本環境教育フォーラム】を立ち上げた。われわれが在籍する【東京シニア自然大学】は、このフォーラムの下部組織でもある。

 理事長のOkajimaさんの何よりも凄いのは、その人脈だ。東京シニア自然大学の講師はほとんどがOkajimaさんの人脈によるものだ。われわれ学生が常々驚いているのだが、なぜこんな凄い学者が講師としてこの大学に来てくれるのか、しかも薄謝でだ。理事長が「一年に一回のことだから、お願いするよ」というと、どんなに偉い先生でも断れないのだそうだ。

 このスキー合宿中でも、滑りながらたえず携帯電話を受信していた。何故そんなに電話が多いのか聞いてみた。「私は大学の生徒が可愛い。それが自分の大学だけでなく、他大学の学生でもだ。そういう学生から、たえず相談の電話が入って来るのだ。相談は一切断らないようにしているから、その輪がどんどん広がっているんだ」そうだ。

 シニア自然大学の運動が何より盛んなのは大阪だ。もう10数年の歴史があるという。さらに名古屋でも盛んのようだ。関東で展開し始めたのがこの数年前で、最初に神奈川・千葉が立ちあがった。そして、昨年、東京・埼玉で立ちあがった。

Photo  「最低でも、関東の自然大学間の交流があってもいいよね」と理事長。ただ問題があるのは、どことはここでは言わないが、後輩との交流を拒み続ける学校があるらしい。「少なくとも、東京の学生はそのようなことがないように、強く要望する」との理事長の仰せだった。

 ここでは理事長の話が中心になってしまったが、参加者がそれぞれ何者かの紹介をした。私も経歴をお話したのだが、今までにも自分がどこの会社に勤めていたのかを進んで話すことは、これまでほとんどなかった。別に隠すことでもないので聞かれたら言うが、こういう交流で、経歴を自慢げに話すのはタブーと心得ている。。

 もう一人印象に残った方のお話を紹介すると、今回特別参加したIshiiさんだ。彼は某大手機械メーカーで働いていたが、「自分のサラリーマン勤務の大半が海外赴任だった。ヨーロッパやアメリカ滞在が長かったが、そのなかでも特に長かったのがイギリス滞在だったそうだ。「皆さん異口同音に言うのだが、【イギリスの食事は不味い】というのは真実だ」と話していた。

 食事会での自己紹介ですっかり親しくなった参加者は、部屋に帰ってさらに盛り上がったのは言うまでもない。

 私はしみじみ言ったのだが、「この学校に来なければ、こういう出会いもなかった。これからも、この出会いは大切にしていきたいものだ」と。これには、皆さん賛同してくれた。

 シニアの付き合いというのはなかなか難しいものだ、と常日頃思っている。なぜなら、それぞれがいろいろな経験の持ち主で一家言ある人が多い。結果として、往々にして自己主張を強く打ち出しがちだ。私も自己主張が強すぎるので、今までもいろいろとぶつかることが多かった。

 いま、自分に言い聞かせているのは、【まずは人の意見に耳を傾けること】だ。それぞれの言い分に正当性があるのだから…。

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