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2014年1月23日 (木)

№2220 日比谷で野鳥観察

 この日の【東京シニア自然大学】の授業は、日比谷図書館前集合で都会の野鳥観察とのことだ。日本野鳥の会の安西英明先生と一緒に、「都心に息づく命の再発見」がテーマだ。幸い、天気も良し、風もなく絶好のバードウォッチング日和だった。

Dsc00308  安西先生は以前も紹介したが、日本野鳥の会の有力メンバーだけではなく、NHKのラジオ登場や新聞連載などでつとに有名な方だ。この学校の授業も、今回で3回目である。

 朝の挨拶もそこそこに、紙芝居を持ち出して早速野鳥の説明をはじめた。バードウォッチングには、3つに基本的な鳥がいるという。それは雀、鳩、カラスだ。その大きさ、形を見て、基本鳥とどう違うかで、野鳥を見分けていくのだそうだ。

 【自分はカラス博士だ】と自認していた先生は、カラスの生態には詳しいそうだ。ただ、日比谷公園に暮らすカラスはハシブトガラスで、ハシボソガラスは残念ながら絶滅したと言っていた。その先生の野鳥を見る目は、いかにも優しげだった。

Dsc00309  野鳥観察に必要なのは双眼鏡だ。先生が、二つの双眼鏡を持ってきたので、誰かいらないかと声をかけてきた。誰も手を上げないようだったので、私が借りることにした。貸してくれたのは10倍の倍率の双眼鏡だった。これが良く見えるのには驚いた。

 それにしても、先生は博識だ。野鳥のついての解説だけではなく、例えば落ちている木の実についての解説、木の膚についているコケ類、地衣類の解説と一ヶ所で20~30分も話が続いた。一緒にいた仲間は、「本当に良く物事を知っている方だ」と驚嘆していた。

 いろいろなエピソードも交えての解説が面白い。「自分は杉並に住んでいるのだが、ある日、娘と自宅に何種類の蜘蛛がいるのかを丁寧に調べてみた。何と27種類もの蜘蛛がいることが分かった。その娘は、今では蜘蛛の研究家として活躍している」と話していた。【蛙の子は蛙】というべきか。

Dsc00311  さらに解説は続く。「雀というのはものすごく警戒心の強い野鳥で、人間の眼を見たら必ず逃げるものだ。それが、人慣れした日比谷の雀は、人間の眼を見ても逃げない。変節したというべきか」などと話していた。公園には意外とノラ猫が多いのも目にした。

 平日の日比谷公園は、野鳥観察に双眼鏡やカメラを持って散策する人が多い。都心のど真ん中なのにもかかわらず、野鳥が多いのだ。私はメモを取っていなかったので思い出すまま記すが、雀、ドバト、カラスはもとより、カルガモ、アカハラ、アオサギ、ムクドリ、シジュウカラ、カワセミなどを見ることが出来た。

 先生が、「あの鳴き声はウグイスだよ」と言っていたが、ウグイスは藪の中でめったに目にすることはない。

Dsc00314  さらに、場所を変えて皇居のお堀の野鳥観察だ。あまり多くの野鳥を見ることは出来なかったが、それでもセグロカモメ、ユリカモメ、カイツブリ、キンクロハジロなどが堀を泳いでいるのを目にした。

 城壁に垂れさがる松の大木に、いち早くゴイサギを見つけたのは、仲間のYamazakiさんだ。安西先生も凄いが、彼の山野草や野鳥への見識も凄い。彼は、日光で山野鳥のガイドをやっている。この日は先生が二人いたようなものだ。

 午後は、有楽町駅前にある【自然環境情報ひろば】での授業だ。この一等地は、三菱地所が提供しているのだという。安西先生のいつもの手法で、「私の質問に、答えが近い方にはご褒美」戦法だ。

 一体鳥の羽は何本あるのか、という問いに40万本と答えた方がいた。ウ~~ム、相当遠いがご褒美。鳥の羽根は5000本内外という。

Dsc00315  いろいろな鳥の羽根の見本を出しては説明を加えていたが、私のような門外漢にはチンプンカンプンだ。説明は、右から聞き、左から忘れていくという状態だった。それにしても、専門家とはいえ、よく知っているものだ。感心しながら聞いた。

 授業が終わったら、反省会だ。お昼からやっているガード下のやきとり屋で、先生の知識の豊富さに感心しながら、一杯(ではなく5杯くらいだな)やってきた。参加者は、主に小笠原旅行組だ。

 私も、よく見える双眼鏡が欲しくなったね。きっと、小笠原でも役に立つことだろう。

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