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2014年2月 6日 (木)

№2234 【旧暦】を学ぶ

 【東京シニア自然大学】の授業も、残すところ5回となった。昨年4月末に開校した学校だが、在学生25名は9カ月余りですっかり仲良しになった。今抱えているテーマは、【卒業文集の作成】、【卒業旅行】、【有志での小笠原旅行】の3つだ。

 さらに、3月に卒業したら終わりというわけではない。4月以降【専科】を立ち上げ、別途勉強を続けていこうと思っている。いずれ、叩き台は出されたが、事務局からの具体的な提案を待っているところだ。

 そしてこの日の授業は、午前は京都大学名誉教授加藤尚武先生の『自然と哲学』、午後は月の会の中村照夫さんと齊藤透さんの『月と季節の暦(旧暦)入門の授業だった。どちらの授業も面白かったが、『旧暦入門』についての授業を紹介したい。

Dsc00419  【月の会】とは聞きなれない名前だが、「月を楽しむ 月と親しむ」ライフスタイルや時間の再考といった目標をすこしでも実現していこうと、月愛好家、ヴォランティアの集まりである<月>の会を作ったのだそうだ。今日の講師も学校の先生というより、ボランティア、サラリーマンの人だった。

 彼らが強調していたのは、「旧暦は科学的迷信などではなく、太陽暦(西暦)と同等、あるいはそれ以上科学的なものである」ということだ。ただ、旧暦について書かれている本は意外と少ない、と嘆いていた。

 暦には3種類あり、太陽暦(西暦)と太陰暦(イスラム暦)と太陰太陽暦(旧暦)だという。それぞれに長所短所があるが、日本では明治政府が強引に太陽暦を採用した歴史を持つ。ただ、日本の歴史を知るには、たえず旧暦を意識しないと認識に差が出てくるという。

Dsc00418  様々な資料を用意してくれたが、上図を読み解くとすべてが分かると言っていた。あらためてこの図を見てみたが、何のことやらさっぱりである。

 月についての解説が続く。もし地球にとって月がなかったらどうなったのか。多分、原始生物以外の発生・進化はなかったのではないか。月の引力は、それほど生物の存在には欠かせないものだそうだ。海の潮の満ち引きに、月の引力は欠かせない。

 さらに月の暦を持ち出しての説明があった。上弦の月下弦の月は、漠然という月ではなく、弦がピ~~ンと張った状態で、ある一定の日を指すという。さらに三日月の定義もはっきりしていて、新月から三日目の月だという。なるほど、私は今まで漠然と使っていたね。

 さらに、月の大きさによって独特の呼び名があることも知った。例えば、14日目の月を待宵月、15日目は十五夜、16日目を十六夜(いざよい)、17日目は立待月、18日目は居待月、19日は寝待月、20日は更待月というらしい。そういえば、10月6日に俳句の十三夜の月を見る会がある。暦を見ると、その日が十三夜ということが分かった。

 旧暦を見ていると、二十四節気というのがある。立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨などである。美しい日本語だ。私は俳句をやるようになって、この節気を意識するようになった。

 さて、季節を意識した独特の句を作ってみようということになった。教室の中でもいいし、西口公園に出てもいい、10分間で3句くらいを作ってみてくれという。そして、それぞれの発表があった。アットランダムに句は書いたが、誰の句は分からない。気になった仲間の句を書いてみたい。

 『椋鳥飛春気配』、『光増木芽膨』、『淡雪輝陽光』、『立春新雪笑午』、『春空五日月』、『寒風陽温』等だ。そして私が作った句は『日柔舞落葉(日柔らかにして落葉舞う)』、『鳩捲豆猛女(鳩に豆捲く猛女かな)』、『寒風冷立春(寒風冷たく春が立つ)』である。即興詩を作るのはなかなか面白かった。

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