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2014年2月27日 (木)

№2255 井の頭公園に春を探す

Dsc00525  【東京シニア自然大学】のこの日の授業は、井の頭公園で春を探そうという企画だ。講師は、本年度授業の4回目になる安西英明先生だ。先日、ある授業で安西先生を【早口速射砲の安西】と評する先生がいた。自然観察にはうってつけの先生だが、早口なので、よく聞いていないと聞き洩らすことが多い。

 京王線井の頭公園駅前で、この日の授業の趣旨を伺った。「本来、この授業は昨年の9月末に行うはずだった。残念ながら、台風で中止になった。今の時期、植物も冬芽だし、野鳥もそんなに多いわけではない。今日は、かすかな兆しの春を探して、井の頭公園を散策したい」とのことだった。

Img_9838  皆さんの日ごろの行いが良いせいか、この日はポカポカの陽気だった。私は井の頭公園に来るのは、それこそ何十年振りかだ。学生時代に三鷹に住んでいたので、その時に何度か訪れただけだ。井の頭公園は、駅を降りて眼の前だった。こんなにも近いんだっけ、とあらためて驚いた。

 まだまだ冬の寒さが険しいとはいっても、あちこちに春の気配はあるものだ。先生が最初に紹介したのは、アキニレの春の気配だ。落花した花芽に、これがどのような役割をしているのか、教えていただいた。

Img_9841  季節に関係がなく、土鳩はどこにでもいる。土鳩の来歴なども教えていただいた。今いる土鳩は、ほとんどが伝書鳩として飼われていたものが野生化したのだそうだ。鳩のもともとの発生地は中東だという。

 そういえば、これだけの野生の鳩が見られるのは日本だけではないか、中国は野生の鳩とみると捕まえて食べてしまうのだそうだ。そう呟いたら、先生は「食用に飼育した鳩がヨーロッパにはいる」と話していた。

 井の頭公園には、案外ヒノキが多い。「本当は、今の季節はヒノキの実を食べにイスカという野鳥が来るのだが…」とブツブツ言っていた。残念ながら、探しても見つからなかった。

Img_9844_2Img_9845  公園の池は空堀作業をやっていて、水が少なかった。それでも、オナガガモやカルガモは見られた。「おや、目の前の木の柵にとまっているのはツグミじゃないか」と指摘したのは、わがクラスの野鳥博士Yamazakiさんだ。彼は、日光で野鳥や山野草のボランティアガイドをやっていて、先生以上に詳しい。

Img_9847  安西先生は、蜘蛛博士でも有名だ。石垣沿いを探しながら、「絶滅危惧種といわれるトタテグモがいるはずだ。探してみてくれ」という。皆で手分けして探したら、見事に見つかった。これも、ガイドなしに漫然と歩いていたら、決して見つけだすことのできない生物だ。

 そういえば、この井の頭公園は安西先生の自宅から近く、「ここは、私の生物観察の拠点でもある」のだそうだ。公園のどこにはどういう生物がいるのか、よく分かっているようだ。

Img_9851Img_9852  空堀作業をやっている池をよく観察して見たら、いろいろな生物が汀にいる。皆さん、双眼鏡を持っているので、野鳥を探していて見つかったのがハクセキレイだ。私はこの日は250mmの望遠レンズをつけたカメラを持っていったが、それでも、写っている姿は小さかった。池で遊んでいた野鳥は、黒い頭をしたオオバンと色のきれいなカイツブリだ。

Img_9863  先生はどうしてそんなに眼が良いのかわからないが、次々と野鳥を見つけていく。ムクドリ、キジバト、キンクロハジロなどの野鳥が見つかった。「ゴイサギががいるはずなんだが」とブツブツ言っていたら、木の陰にその鳥を見つけた級友がいた。望遠レンズで撮ったのだが、お分かり頂けるだろうか。

Dsc00531Img_9866   午後は、井の頭公園に併設されている【水生植物園】と【自然文化園】を観て回った。井の頭公園の思った以上の広さに驚いた。世界で最長老のクロヅルもいた。なんと、50年以上も生きているのだそうだ。

 この日の授業も面白かったね。

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