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2014年6月12日 (木)

№2360 葉山の里海を楽しむ

 東京シニア自然大学の授業日で、神奈川県の葉山町で【里海を楽しむ】という講座があった。葉山という町は車では何度か行ったことがあるが、電車では初めてだ。朝7時に自宅を出、着いたのが9時50分だったから、3時間近くかかった。

Dsc01646 講師は、【オーシャンファミリー海洋自然体験センター】を主宰する海野義明先生だ。先生には、昨年も葛西臨海公園で授業を受けたことがある。真っ黒な顔をしていて、まるで海坊主のような先生だ。セミナールームでこの日の行動を確認して、早速海に出た。ここから海まで5分程の距離だった。

 この日の葉山の海の見学コースの目の前は、葉山御用邸であった。御用邸の周りには、たくさんの警官が監視をしていた。誰か要人でも来るのか一人の警官に聞いたら、「この日、天皇がお見えになる」とのことだ。決してカメラを御用邸に向けるな、ときつく注意された。

Dsc01649 海の前で、先生の葉山の海の概要の講義があった。先生は葉山で生まれ、しばらく三宅島に移住していたようだが、地震の影響でまた葉山に帰ってきたようだ。相模湾は豊饒な海で、ここだけで2000種類以上の魚が住んでいるようだ。沖に行くと海がガクンと落ちていて、数千メートルの深さになるという。深海魚なども打ちあげられるらしい。

 さて、実際に海に入ってみよう。私はサンダルを用意してきた。ただ、滑るから注意するようにとの話があった。

Dsc01653 先生が用意してくれた網で、魚をとる試みをした。海岸には、たくさんのボラの赤ちゃんがいる。網ですくってみたのだが、捕まるはずがないね。この日は大潮で、海岸が沖まで後退する時間だった。結構遠くまで出て行く仲間もいたが、魚捕りに成功した人はいなかった。

 海岸近くの石をそっとひっくり返してみると、ヤドカリや子蟹、ゴカイ、紫ウニなどがいた。採集した生物を、与えられた器に移した。結局、この日採集した生物は18種類に上った。

Dsc01655_2 先生は、その一つ一つの解説をしてくれた。私が記憶している限り記すと、紫ウニ・バフンウニ・ウミウシ・ゴカイ・イワフジツボ・カメノテ・ホンヤドカリ・ケアシホンヤドカリ・ヒライソガニ・ヒジキ・アマモ・ゴカイ等だ。

 この日は雨模様だが、海に入っている間は傘もいらないくらいだった。皆さんで記念写真を撮って、午前中の授業は終わった。

Dsc01660 昼食後、海岸の小石や浮遊物の観察だ。面白かったのは、漫然と打ち上げられていた砂利を見ていても、その石一つ一つに来歴があるという説明だ。平たい小石が沢山あるが、砂に削られて平らになったそうだ。貝も沢山見られたが、「この牡蠣の殻は、10万年以上前の化石に類するものだ」との説明を聞き、どう違うのか不思議だった。

Dsc01663 海岸に打ち上げられた浮遊物を各自拾い集めて、海草類・貝類・山からのもの・人工物に4分類してみようとのことだ。トンビやウミウの羽根もあったが、当然、圧倒的に多かったのは人工物だ。人工物はこの海岸で捨てられたものもあるだろうが、ほとんどが流れ着いたものだ。

 そして、もう一つの発見があった。海岸には沢山の海草が流れ着いている。「この海草も、一週間もすれば綺麗になる。トビムシが全部食べてしまうからだ」というのだ。なるほど漂着している海草を動かしてみると、たくさんの虫が見つかった。そして、このトビムシを狙う虫もいるのだそうだ。

 この日は海岸で勉強するというより、海を楽しむという授業で、童心に帰った気分で楽しかった。

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