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2014年7月10日 (木)

№2388 里山概論

 東京シニア自然大学の講義は、今週も先週同様、新宿西口にあるエコギャラリー新宿での座学だった。午前は木風舎代表橋谷晃先生の【里山の歩き方】、午後は東京農業大学農山村支援センター事務局長竹田純一先生の【里山概論】の講義を聞いた。

Dsc01877 私は知らなかったが、橋谷先生はしばしばテレビにも登場する人気の山歩き指導者らしい。山歩きをはじめて40年、今でも一年に120回ほどは山歩きをしているというベテランだ。

 講座の冒頭で、ハイキングの魅力について滔々と話していた。彼は今でも「山登りにはどこに行ったらいいのか。どこの山が好きなのか」という相談を受けるらしい。答えは簡単ではない、と言っていた。

Dsc01878 山の姿はその日その日、季節ごとに代わっているし、どこに行ったらいいのかは簡単には答えられない、と戸惑うの表情だ。例えば、低山の高尾山にもいろいろな魅力がある。植物が1200種類以上もあり、それを訪ねるだけでも何回も通う必要がある。

 大事なのは、「感動は歩いた距離には比例しない。要はゆっくり歩くことだ。山歩きは【ウサギ】より【カメ】の歩き方が大事」と強調していた。山登りは、力を入れて歩くより抜いて歩く方が楽、とも言っていた。

 山歩きの基本から、トレッキングポールの持ち方、ザックの背負い方、水分や食糧の補給の仕方等懇切丁寧な説明だった。ただ、われわれは昨年一年間いろいろな授業を受けたし、山歩きのベテランも多い。内容的には初歩すぎたのではなかったかな。

Dsc01880 午後の竹田先生の授業は、自分の住んでいた町田の環境から具体的に説き起こした。おじいさんおばあさんの住んでいた谷地田は、縄文・弥生の横穴の洞穴があった。戦後は弾薬庫として使われたが、子どものころは格好の遊び場だったらしい。

 そだったこの地から、里山について考え始めたらしい。いずれ、水がないところに里山は形成されない。「骨粗鬆症になる簡単な道は、野菜のカスを食べることだ。ミネラルを洗い流し、灰汁を絞り取ると、中身はカスだ。そういうものだけを食べていると、病気になれる」と皮肉交じりの話だった。

 面白かったのは、日本各地での【里山の生業(なりわい)】の実践の話だった。有名なのは徳島のおばあさんたちがやっている【葉っぱビジネス】だが、他にも山形県飯豊の木質バイオマス、石川県能登町の【きのこ山】を活性化し農家民宿の展開、長野県飯綱町の里山幼児教育などだ。

 各地で、里山の活性化のために様々な運動があるのを知った。これも、林野庁の補助金があるから出来るのだそうだ。補助金が切れたらどうなるのだろうか。

 そして先生の提案は、「いずれ東京シニア自然大学を卒業する皆さんだが、卒業した後どういう里山活動をやるのか、いまから考えておいていただきたい」ということだった。ウ~~ム、私に想像する力があるかな。

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