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2014年8月30日 (土)

№2439 茶臼岳登山

 前の晩から降っていた雨は、夜通し止まなかった。雨の場合は、この日の活動は中止だ。と思っていたら、朝には雨が上がっていた。予定通り、この日は皆で茶臼岳登山をしよう。

 どうだろうか、私は茶臼岳にはもう10度も登っていて、どこがどうなっているかは熟知している。ここ【あるるのいえ】は標高500m、茶臼の登山口の駐車場は1500m弱、茶臼の頂上は1915mだ。茶臼岳への実際の登りは約400mだ。約2時間で登頂できる。ただ、体力に自信のない方はやめたらどうだろうか。

 朝5時には全員起床した。皆さん、登るつもりだ。前日飲み過ぎてふらふらしていた級長も、やる気満々だ。しかし、若干不安がないわけでもない。まあ、それでも出かけてみよう。この日のテーマは、「茶臼頂上で朝食を食べよう」だった。

 前日に、パンやトマト、キュウリ、ゆで卵、梨、ポテトサラダ、塩、味噌等を用意しておいた。当日の朝になったら、カトチャンが西瓜も背負っていってくれるという。

 6時前に自宅を出て、駐車場に着いたのが午前6時半。軽い準備体操をして、いよいよ登頂に出発だ。私には初めてのことだが、念のために【登山カード】も提出しておいた。いつもは動植物の説明をしてくれるヤマチャンが、昨日帰ってしまった。

Dsc02308 この日先導役になり、動植物の説明をしてくれたのがくにちゃんだ。「私の説明では、ウソや不正確なこともあるかもしれないが、そのつもりで聞いてもらいたい」と謙遜していた。そんなことはない、該博な知識をあちこちで披露していた。

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 登山道脇で見つけたのが【アサギマダラ】という蝶だ。「この蝶は渡りをやっていて、冬は沖縄から屋久島に住み、夏は東北まで渡りをやる。識別番号までつけるほど貴重な蝶だよ」と、くにちゃんが説明してくれた。

Dsc02310 茶臼は最初はきつい登りが続くが、やがて森林限界を過ぎると峰の茶屋が見えてくる。ここまで来ると、目標ができて楽になる。ただ、級長のふらふら登山は危なっかしくて見ていられなかった。奥さんが今回は同行してくれ、手を添えていた。

 奥さんはこの日を楽しみに、毎朝歩く訓練を重ねてきたようだ。ただ、級長はこの日のために節制してきたかどうかは疑問だ。

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 登山道脇には、いろいろな高山植物も見ることができる。たくさん咲いていたのが【ウラジロタデ】だ。この植物は、日光あたりでは2300mの高山に咲くらしいが、風が強い活火山の茶臼では1600mの高さで見られるという。

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Dsc02315 さらに、この季節に咲く花がエゾリンドウだ。8月から9月に見られる高山植物だ。登山道脇に群生した場所があった。私は、今回はこのエゾリンドウが見たかった。今回の登山で、これが見られて本当によかった。

 最初の休憩地【峰の茶屋】は見えてから到着するまでが遠い。なかなか着かないのに、ブツブツ言っていたのが、やはり級長だ。登って1時間ほどで、ようやく到着した。ここで10分ほどの休憩だ。

Dsc02318 この休憩地で活躍したのが、重い思いで持ってきた4分の一カットした西瓜だ。水分代わりにもなる。西瓜をこんなにおいしく食べたことはなかった。西瓜を持ってきたのは大正解だ。

 さて、ここからが頂上に向けての最後の登りになる。約100mの登りに約45分くらいだ。「平地の100mなら、15秒で着くのに」とブツブツ言っていたのが、やはり級長だ。ごつごつした岩山を、危なっかしい足取りで登ってゆく。

Dsc02324 登山道脇には、活火山の水蒸気が勢いよく吹き出ていた。登りはゆっくり、一歩一歩だ。「頂上はまだなのか」とせっつくようにつぶやいていた級長だが、自分の体は自分で運ぶしかない。それでも思い余ったReikoちゃんが、「黄色いペンキの標識5つ先を目指しましょう」と励ましてくれた。5つ先の標識までは歩けそう、とまた元気を出していた。

 そうこうするうちに、ようやく頂上に到着した。午前8時半だ。登山時間2時間は、予知通りだ。茶臼岳は、よたよた登っても、2時間で着くのが良い。

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 早速、用意してきた朝食を食べた。1915mの高山頂上で食べるご飯は、また格別においしい。トマトやキュウリに塩をつけて食べる。用意したパンには、ポテトサラダを厚くつけて食べた。

 それにしても、前日の天気予報で雨模様とあったせいか、夏の最盛期にしては驚くほど登山客が少なかった。それでも、頂上で会った人が「私は1時間20分ほどで登ってきたよ」というのに対し、われわれが2時間かかったというのは、いかにゆっくり登ったかだ。

 下りもゆっくり降り、駐車場に着いたのが午前10時半だ。4時間ほどの山行で、ちょっとした登山気分が味わえたのではないか。

 昼食にソーメンを食べ、温泉にゆっくり入り、午後3時ころに仲間は帰って行った。それにしてもお客さんを接待するのは疲れる。夜9時過ぎに布団に入り、昨晩はぐっすり寝た。

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