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2014年9月25日 (木)

№2465 恩田の谷戸を訪ねる

Dsc02564 この日の東京シニア自然大学の講座は、恩田の谷戸の実情視察だった。恩田っていったいどこだろうか。東急田園都市線の長津田駅で子どもの国線に乗り換えて、次の駅だ。子どもの国線に乗ったのは初めてのことだ。単線だった。

 子どもの国って一体なんだろう。参加者でも様々な説があった。あらためて調べてみると、以下のような設立経過があったらしい。「1959年(昭和34年)4月の皇太子殿下(現天皇陛下)のご結婚を記念して、全国から寄せられたお祝い金を基金に、1965年(昭和40年)5月5日のこどもの日に開園しました」。もちろん、私は子どもの国には行ったことがない。

Dsc02566 恩田の駅も初めて下車した。駅前はガランとしていて、トイレや商店などもなかった。周りには新興住宅地が広がっていた。電車が通る前は、多分原野であったのだろうね。どんどん雑木林が切り開かれていったようだ。僅かに残った手付かずの自然を守ろうと、ボランティア団体【恩田の谷戸ファンクラブ】が結成されたのは、1991年という。そのファンクラブの方の案内で、その活動の一端を視察させていただいた。

 説明によると、かつて3751か所もあった横浜の原風景・谷戸は、今や10か所ばかりを残すのみになっているという。谷戸とは何か。湿地、湧水、水路、水田等の農地、ため池などに囲まれた丘陵台地をいうのだそうだ。

 手をこまねいていると、貴重な自然が開発業者に荒らされてしまう。地主の協力も得て、守る会が活動しているらしい。印刷物を用意し、かつての写真等も紹介しながら、丁寧に説明してくれた。

Dsc02571 さて、実際の活動現場を見てみよう。「この地は地主さんのいる私有地なので、農地など踏み荒らさないように注意して下さい」との説明があり、出発した。

 谷戸には畑があり、田圃があった。その田圃の一角の水田を借り、米作りをしていた。「借りられた場所は日陰で生育の悪いところなの」だそうだ。ただで借りるにはやむを得ないね。「狭い場所なのに、かかる手間は本格農業と一緒で、100の仕事がある」と楽しそうに話していた。

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 収穫量はどのくらいか聞いたら、一俵(60キログラム)も獲れないのだそうだ。獲れた米で、集会のお昼ご飯にするのが楽しみ、と言っていた。

 畑には酔芙蓉のような花が咲いていた。よく見ると、オクラの花だ。こんなにきれいな花が咲くのだと感激した。

Dsc02574 午後からは、草刈りのボランティアだ。谷戸の一角にある草ぼうぼうの場所の草を刈り取ることを依頼された。この日の参加者16名ほどで刈ったのだが、あっという間にきれいになった。最近、電動草刈り機を手に入れた私には、これくらいのところは一人で30分もあれば刈り取ることが出来るのにと思った。

Dsc02578 草刈りのご褒美が用意されていた。【恩田の谷戸 野菜券】だ。この券を持参すると、100円分の野菜が買えるとのことだ。近くの直売場で使えるらしい。

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Dsc02588 私は、直売所に並べられていた栗を買ってきた。皆さん、それぞれねぎやジャガイモ、ピーマン、オクラなどを買っていた。直売所のお婆さんもホクホク顔だった。それにしても、あのお婆さんは幾つだろうか。聞いた人間がいて、「米寿だそうだよ」といっていた。元気だったね。

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