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2014年10月 2日 (木)

№2472 大津波の爪痕

Dsc02624 松島旅行を機に、松島で東日本大震災の大津波跡に興味を持って歩いた。私たちが泊まった旅館は、海から約200メートルほどのところにあった。幸い、津波は旅館の玄関すぐ前のところで止まったらしい。この付近で約2mの津波だった、と言っていた。

 かといって、全然影響がなかったわけではないようだ。旅館の前では盛んに工事が行われていたが、高さ3mもの防波堤を造る工事だそうだ。防波堤が出来ると、せっかくの松島の海が見えなくなるだろうね。

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 二日目の旅行も快晴だった。松島の五大堂と瑞巌寺見学に出かけた。五大堂の丘から見る松島湾は、波も穏やかで静穏そのものだった。地元の人にお話を伺ったら、3月11日の大震災の日は、地震直後は海の水が引き、地面が見えるほどになったという。それから1時間ほどして、大津波が襲ってきたらしい。海底の地面が見えたので、一斉に山に逃げ込んだと話していた。

Dsc02689 ガイドを雇って、瑞巌寺境内を散策した。参道右側には岩をくり抜いた洞穴が何十とみられた。この洞窟は、平安時代、宿坊に充てられていたという。この洞窟も、地震で崩れたものがあった。

 崩れないまでも、大きなひびが入ったものが多数みられた。以前の宮城沖地震でも、いくつかの洞窟は崩れたらしい。説明されるままに、その残骸も見てきた。

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Dsc02690 そして、この瑞巌寺で何より被害があったのが、参道に広がる杉並木だ。本堂から海を眺める景観が、この寺の名物である。それが、瑞巌寺に向かって左側が、木もまばらで明るかった。右に比して左が若干低く、低いところを津波が洗ったという。塩水を受けた杉は、ほとんど枯れてしまった。

 そういえば、以前この瑞巌寺を訪ねた時には、参道沿いは鬱蒼とした杉並木だったことを思い出す。それでも、松島の津波は、よそに比べたら軽微だったようだ。松島湾に浮かぶたくさんの小島が、津波の軽減してくれたようだ。

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Dsc02704 観光船に乗って、松島から塩釜に向かった。船のガイドがそれぞれの説明をしていたが、それぞれの島の名前を覚えるほど興味がなかった。ただ、説明で心に残ったのは、地震と津波で島が崩れ、形状の変わった島が多かったことだ。

 海には沢山の牡蠣筏や養殖海苔の杭が立っていた。海上も徐々に復興が進んでいるのだろう。残念ながら、生牡蠣は若干時期が早いらしく、食べられなかった。

 普段、波静かに心やさしく観光客を迎えてくれる海も、いったん牙をむくと、恐ろしいものに変わってしまう自然の脅威を感じた。御嶽山の大噴火もそうだったね。

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