« №2478 ブログ仲間の勉強会 | トップページ | №2480 9月に読んだ本 »

2014年10月 9日 (木)

№2479 里山としての皇居・明治神宮

Dsc02792
Dsc02793 皇居や明治神宮を『里山』として捉える発想が面白い。この日の東京シニア自然大学の講座のテーマはは、「里山としての皇居・明治神宮」だった。午前は皇居東御苑、午後は明治神宮での野外授業だ。この日は真っ青に晴れ、屋外授業にはもってこいだ。9時45分に【皇居東御苑】への招集がかかった。入場してみると、入口のすぐ脇には十月桜が満開だった。

Dsc02794 この日の講師は、宮内庁管理部の河本さんと吉田さんだ。それにしても驚くのだが、この学校の講師の豪華さだ。普段、東御苑に入場しても、宮内庁の方のガイドなど受けられない。相当な人脈があるのだろうと、容易に想像できた。

 皇居東御苑の地図が用意されていて、それに基づく説明だ。皇居全体では230haの広さがあり、宮内庁と環境省が半分ずつ管理しているとのことだ。昭和43年に一般公開され、年間の訪問者は約九十万人だそうだ。中でも、ここがミシュランガイドの☆二つになっているせいか、外国人の訪問が約二割と多いとのことだ。そういえば、この日も、外国人の姿ばかりが目についた。

Dsc02800 皇居の里山の現場は、二の丸雑木林だ。昭和天皇が、武蔵野の雑木林を皇居にも再現したいと、土は相模原の方から、草木は栃木県の矢板から持って来たものらしい。そして、楢やクヌギ林の『武蔵野の森』が再現された。その草木には、いちいち名札が掲げられていた。これも、今上天皇の配慮だそうだ。

 そういえば、今上天皇お手植えの果樹もあった。リンゴの木、柿、梨などだ。まだ小さい木だったが、果樹がなるまでは10年もかかるだろうか。

Dsc02803Dsc02805Dsc02807


Dsc02810


 名札を読みながら、野草をそれぞれ確認した。ここに写真を撮ってきた来た野草の一部を紹介したい。左上からシロヨメナ、シモバシラ、ガマズミ、葛花(クズ)である。

 わがクラスには、Arakawaさんというやたら山野草に詳しい方がいる。彼と一緒に歩いていると、知らない樹木もたちどころに答えてくれるのが有難い。たえず辞典を持ち歩いて、知らない樹木はすぐ調べるのだという。

Dsc02798 皇居東御苑には4000本の樹木が植えられているが、その2割は黒松だそうだ。戦後針葉樹じゃないものを植えようと楠を植えたが、今ではそれが大木となっていると話していた。

Dsc02817
 元天守閣があった天守台から眺めた元大奥のあった広場が眩しかった。

Dsc02823 午前の授業を終え、地下鉄で明治神宮に向かった。明治神宮の休憩レストランで昼食を終え、午後は『鎮守の杜』としての明治神宮を歩く授業だった。講師は、明治神宮警衛管理課の田中さんだ。

 社務所の講堂で明治神宮の森のガイダンスを受け、境内見学に出た。私は明治神宮は、新年の一般参賀で2~3度訪れたのみである。まずは本殿に参拝し、森に出かけた。

Dsc02820Dsc02821


 この日は天気が良かったせいか、屋外で結婚記念の写真を撮っている仲間や、境内のすみでは野点が行われていた。

 説明を窺って面白いと思ったのは、この森は照葉樹林が幅を利かせて、針葉樹である杉や桧を枯らしつつあるとの説明だ。どの木が日の光を受けるかが勝負で、楠や欅などに杉・桧は負けているらしい。

 私は明治神宮の正面参拝道しか知らなかったが、裏には広大な敷地があった。宝物殿の建物は、関東大震災に耐え、東京大空襲にも会わなかった貴重な建物だという。

Dsc02825
 森に大きな鳥が飛んでいた。仲間が「オオタカではないか」と叫んでいた。よく見ると、森の木の枝に止まっている。望遠を最大にしたデジカメで撮ってみた。手ぶれが激しいが、何とかオオタカの姿を捉えることが出来た。それにしても、都心の真ん中にオオタカが生息しているのは感激だ。

 講師の田中さんは、ここに来る前には森林再生の仕事に携わっていたのだそうだ。バリ島のマングローブ再生を10数年前に行ったのだそうだが、今では大木に育ったと嬉しそうだった。そして、森林の大事さを強調していた。

 この日も、なかなか良い授業が聴けた。

|

« №2478 ブログ仲間の勉強会 | トップページ | №2480 9月に読んだ本 »

東京シニア自然大学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« №2478 ブログ仲間の勉強会 | トップページ | №2480 9月に読んだ本 »