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2014年11月18日 (火)

№2519 清里ミーティング最終日

 さて、2泊3日の『清里ミーティング2014』も最終日だ。この日は、午前中は、発表したい人がいるならかってにワークショップを作り、最低二人の仲間で発表会をやろうという課題だ。そして、立ち上がったワークショップが14ほどあった。【元気な女子、集まれ】とか、【栃餅を搗こう】など様々なものがあった。

 前日の【シニア自然大学を作ろう】に参加していた鹿児島の浜本奈鼓さんが、「私がやっている活動を聞いてくれない」と声をかけてきた。この浜本さんが非常に魅力的な人で、ちょっとお話を伺ったらものすごい活動のようなのだ。「きちんと聞きたいな」と、彼女に申し込んでいたのだ。「あなたと私の二人で良いからワークショップを立ち上げよう」と決めた。

Dsc03310 当日は、嬉しいことに6名が参加してくれた。ワークショップのタイトルは、【小さな海岸の大きな取組】だ。浜本さんは、鹿児島錦江湾の重富干潟を守る【くすの木自然館】の代表理事をしている人だ。

 私は鹿児島の事情はよく分からなかったが、錦江湾(鹿児島湾)の歴史から、なぜここの自然を守るにいたったのか、その結果どうなったのか、懇切丁寧に説明してくれた。

 活動現場は姶良市とのことだが、その海岸から桜島はまるで富士山のように見える場所だという。桜島の麓には、活火山であるにもかかわらず照葉樹林帯が広がっているらしい。冬は雪が頂上に降って、富士山と瓜二つのように美しいのだそうだ。

 美しかったはずの重富海岸は、2000年のころは粗大ごみ捨て場となり、暴走族のたまり場でもあり、物騒で地元の人も近づかなかったところらしい。海水浴場だったのにもかかわらず、客は年間500人未満の寂しい海岸だった。それに比して、ゴミを拾って数えてみると20000余りと、汚い海岸の代表だったらしい。もとより、海水浴客など近寄りもしない。

Dsc03314 【重富クリーンアップ作戦】を開始したのが2005年だった。この事業に賛成してくれた最初が、協賛企業だった。仲間でクリーン作戦をやっていたら、近所の子どもたちも毎日手伝いにくるようになった。町内会も、この事業に加わった。最後に動いたのが、県や市の官だったという。

 クリーンアップは毎日やる必要があったが、みるみるきれいになった。そしたら人も集まるようになって、今年の海水浴客は25000人までになった。反比例するようにごみが減り、今ではほとんどゴミが見当たらなくなったという。

Dsc03313 彼女の働きかけもあったのだろう。2012年には、【霧島錦江湾国立公園】に指定される運びになった。あのごみの海岸では、決して国立公園に指定されることなどなかっただろう、と言っていた。このきれいな海岸を求めて、今では移住者も増えてきた。

 2時間半余りの発表だったが、皆熱心に彼女の話に聞き入っていた。参加者のなかには、環境省の役人の方もいた。素晴らしい取り組みだね。ぜひ一度行ってみたい、と参加者は異口同音に言っていた。何でも、鹿児島市内から20㎞、車で30分程のところらしい。私も話を聞いて、ぜひ訪ねてみたいと思った。

Dsc03315
Dsc03318 かくして、『清里ミーティング2014』は無事終了した。閉会式は、目の前に八ヶ岳、その反対には富士山が望める広い牧場で行った。外は寒かったが、心の中は皆さん充実して暖かかったようだった。

 私もいろいろな人とお会いできた。60枚用意した名刺は残り20枚ほどだったから、まあ、満足するべきか。

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