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2015年1月11日 (日)

№2573 2014年の読書を回顧する

 私の現在の生活の大きな柱に【読書】がある。思い出してみると、私の身辺に本がある生活を送り始めて、すでに40~50年になるだろうか。今では、本を読まない生活なんて考えられない。退職して8年、その生活がますます読書に嵌ってきている。

 私はメモ魔なのだろうか。全てのことを記録につけないではおけない性分だ。これも身近にパソコンがあるおかげだ。読書の記録も、その重要なメモの一環である。20年近くもその記録をつけていると、この記録は私の生きてきた証でもある。ちなみに、この5年間どのくらい本を読んだのかを書いてみたい。

2010年 136冊 53,877頁

2011年 138冊 56,004頁

2012年 158冊 57,845頁

2013年 161冊 61,755頁

2014年 160冊 62,401頁

 この5年間を見ても、わずかづつではあるが読書量が伸びているのが嬉しい。私は、大体。1分間に1頁読むのを目標にしている。ただ、実際はそのスピードでは読めていないことが多いのだが。まあ、1分1頁に換算すると、昨年は何日間本を読んでいたのだろうか。

 ざっと計算してみると、43.3日間本を読んだ計算になる。夜も昼も寝ないでこれだけ読んだと計算すると、ほぼ丸一ヶ月半は活字を追っていることになる。一年12ヶ月のウチにこれだけ読んでいると思うと、結構な量だね。

 こう考えると、わが退職後の年金生活の大きな柱が『読書』だということが分かる。そして、読めば読むほどますます読みたくなるのも、最近の傾向である。

 さて、昨年はどういう作家の本を、主に読んだのだろうか。これもメモ魔の習性として、記録してみた。

 一番たくさん読んだ作家が、夢枕獏で12冊。次に多いのが、山本兼一で11冊。さらには、宮本輝の8冊、宮本昌孝の6冊、楡周平の6冊、高杉良の6冊、村山由佳の5冊などが目につく。ただ、夢枕獏や宮本輝は何巻もの長編だったから、単品小説で一番読んだのが山本兼一である。

 昨年の読んだ本をEXCELの表にして打ち出してみた。その表を眺めながら、昨年一番印象に残った本は何だったろうか、考えてみた。

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Dsc02921 面白くて夜も寝ないで読んだのが、夢枕獏『東天の獅子(全四冊)』だった。全部で1600頁もある本だったが、それこそあっという間に読んだ。しかも、この4冊はまだこの小説のトバグチだというのだから、本当に彼が存命中に完結するのだろうか、思わずにはいられない。

 それにしても凄いと思うのは、夢枕は書けば書くほど興に乗ってきて、いくらでも書き続けることが出来るというのだ。夢枕のほとんどの本が長編小説だ。ただ、私が少し嫌だと思うのは、彼の本はダジャレがきつ過ぎるのだ。私にとって、鼻につく。

 一覧表を眺めて思うのは、読んでいるのはほとんどが小説であるが、圧倒的に歴史小説が多い。しかも読んでいる時代は、戦国から桃山にかけての日本の混乱期、さらに江戸末期から明治にかけての明治維新の混乱期の小説だ。混乱期には、異人・偉人が出てくるものらしい。その人たちが、ものすごく光っている時代でもある。

2014_0406_163815dsc00934 2014年に読んだ作家というと、やはり、もう一人山本兼一の本を上げなければならない。山本兼一の本をはじめて読んだのは、昨年4月の『銀の島』だ。こんなに面白い本を読んだのは久し振りと、その後山本兼一にどっぷりハマっている。ただ、私が山本を知ったのは、彼が亡くなった後である。

 山本兼一は私よりも10歳も若かったのだが、昨年の2月、肺腺癌のために57歳で病没した。私が彼を知ったのは、亡くなった後だった。

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 作家の死は関係ない。私はその後も山本兼一に没頭した。そして、一番印象に残った本が『命もいらず名もいらず(全2冊)』だ。江戸末期から明治にかけて波乱の生涯を生きた山岡鉄舟の話だった。山岡鉄舟の研究に生涯をかけている人を知っているが、私は山岡のことはほとんど知らなかった。

 この小説で最も印象に残っている話が、山岡鉄舟が明治天皇の養育係として、相当厳しく躾けたことだ。明治から昭和にかけて、天皇を神と崇めていた時代があった。この方針が、日本を大きく歪めた。神と崇められた存在を厳しく躾けるなど、なかなか出来ることではない。今の天皇家にそんな存在の人はいるのだろうか。ま、時代が違うといえば違うのだが。

 本を読めば読むほど、知らない存在の作家がまだまだいるということに驚く。昨年12月に発見した作家が、高嶋哲夫である。今、夢中になって読んでいる。

 さて、今年はどんな作家に出会うだろうか、楽しみである。 

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