№2637 長崎から福江島へ
今回の長崎旅行の最大の目的は、近い将来【世界文化遺産】に指定されるという教会群を見て歩くことだ。なかでも、五島列島の教会見物がハイライトだ。
この日の午前中は、ホテルのすぐ近くにある出島見学だ。そして、お昼のジェットフォイルで福江島にわたる予定だ。出島は、ホテルから歩いて5分ほどのところにある。私は4年ぶりの出島見学だった。ガイドは、昨日に引き続きShimadaさんが引き受けてくれた。
今回の出島の印象は、前に来た時とはずいぶん違っていた。この間、相当出島の施設を充実したようだ。以前はあっという間に見学できたように思うが、見学する場所がたくさんあった。さらに、施設充実のための建設が進んでいるようだった。
カピタンの部屋では、係員の詳しい説明も聞けた。出島の歴史から、ここに滞在したオランダ人の暮らしぶりまで、耳を傾けた。
この部屋は、オランダまで行って当時の状況を忠実に再現したのだそうだ。ただ、できたばかりの建物はまだ新しかった。
さて、出島で記念写真を撮ろう。当時の武士の服装をした人も入った。
午前中の出島見学を終え、いよいよ船で五島列島の福江島にわたることになった。ホテルで荷物をピックアップして、市内電車で港に向かった。
船はジェットフォイルで、福江島までは約1時間半の旅だ。この船旅が快適で、ほとんど揺れなど感じられなかった。添乗員が用意してくれた弁当を食べているうち、福江島に到着した。
港に待っていてくれたのは、この日、福江島を案内してくれるバスガイドだ。このバスガイドが元気な人で、バスの中は笑いが絶えなかった。この日は、3つの教会を回る予定だそうだ。
最初に行ったのが、井持浦教会ルルドだ。港からバスで1時間ほどだ。1899年に創建されたというが、再建されたのか比較的新しかった。
この教会の見どころは、聖母マリア像だ。南フランスのルルドの町で、聖母マリアが何度も出現したのにちなんだ像なのだそうだ。教会の裏から出る聖水を、皆さん有難くいただいた。
この教会からバスで10分ほどのところに大瀬崎灯台がある。展望台からはるか崖の下である。往復に1時間ほどかかるとのことで、眺めるだけにした。
広い大海原をトンビが気持ちよさそうに飛んでいた。この場所は9月中旬から10月上旬にかけて、九州でよく見られるタカの一種、ハチクマが中国大陸に越冬のためにわたる姿を観察する絶好のポイントのようだ。
空が薄く煙っていた。これは中国大陸からくる黄砂の影響だというから、西の果てに来ているのだと実感できた。
一か所目の水の浦教会は、白い印象的な建物だった。なかのステンドグラスも素敵だ。基本的に、教会は自由に見学できた。ただし、マナーは守るようにとの注意だ。
水の浦教会で印象に残ったのは、裏に建っている修道院だ。まるでマンションのような建物で、中にいる修道女は17~8人だそうだ。教会の丘の上には、立派なお墓もあった。
さらに、楠原教会の赤煉瓦の建物も年輪を感じさせるものだった。一体、一つ一つの教会を支える信者は何人くらいいるものだろうか。話を聞くと、意外に少ないのにはびっくりした。
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コメント
シンさん
おはようございます。
長崎の旅行を楽しんでおられますね。
ところで、ガイドさんは、佐藤さん(?)といわれませんでしたか。
非常に面白いガイドさんで、吉本にいたとか、私の時も、本当に笑いが絶えませんでした。
私は、2回、お会いしています。
投稿: 昭JIJI | 2015年3月16日 (月) 午前 05時56分
昭jiji
そうです、その佐藤さんですよ。
口から先に生まれてきたようで、
圧倒されました。
疲れていたのに、
バスの中での昼寝などとんでもないことでした。
次の日のバスガイドにホッとしましたね。
投稿: シンさん | 2015年3月16日 (月) 午後 01時51分