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2015年3月16日 (月)

№2638 五島の教会巡りは続く

Img_0381 この日も、五島での教会巡りは続く。バスに30分ほど乗って着いたのが【堂崎天主堂】だ。この教会は、海のすぐそばにある。小潮とかで、海の潮が若干引いていた。大潮のときには、200mほど離れている海の中にある小島にも、歩いて渡れるのだそうだ。

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Dsc04380 どこの教会もそうなのだが、堂崎天主堂も集落のシンボル教会のようで、こじんまりしたものだ。ただ、この教会は、五島キリシタン復活の拠点とのことである。教会堂の中は、祈りの場というよりも、隠れキリシタンの資料展示室のようになっていた。弾圧にまつわるたくさんの資料、弾圧から逃れて祈るための【観音マリア像】のような小さな像もあった。

 どこの教会にもあるが、教会の外の小高い場所には、白いマリア像が立っている。何か意味があるのだろうか、聞きそびれた。

Img_0391 福江島は、どこからでも異様な禿山が見える。鬼岳というまん丸い山だ。福江島のシンボルとして、春には山焼きをし、木を植えないで放置しているのだそうだ。奈良の若草山のようだ。5月の連休には、名物の凧揚げ大会も開かれるという。

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 周囲には何も遮るものがない。夜は星がきれいに見えるのだろうと問うと、「この場所は、夜は恋人たちの聖地になっています」とのことだ。

 昼食は、釜飯が用意されていた。一体に、この旅で用意されている食事は、豪華で美味しかったが、ここの釜飯にも蟹や竹の子が入っていて、皆さん完食していた。

Img_0405 午後は、チャーター船で上五島に向かう。途中で、教会やキリシタン洞窟を見て回るのだそうだ。20人乗りくらいのこじんまりした海上タクシーに乗った。さぞかし揺れるかと心配したが、波が静かだったせいか、ほとんど揺れなかった。

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 最初に上陸したのが、久賀島(ひさかじま)だ。ここに国の重要文化財に指定されている【旧五輪教会】がある。オリンピックに関係あるのかと思ったら、そうではなく、歌手の五輪真弓の五輪なのだそうだ。五輪真弓もこの島出身だという。ただ、この教会の周りに住む人は、今ではわずか4人だという。

Img_0402 たまたま船に乗ろうとしていた老夫婦にお会いしたので聞いたら、「漁も不漁で生活は大変」と話していた。この旧五輪教会は、素朴で質素なものだった。これはこれで、静かな感動を呼ぶ。国の重要文化財だ。世界遺産に指定される最大の動機となる教会だという。

 ただ、この旧教会のすぐそばに新教会が建っている。わずか4人しかいない住民で、どうやってこの教会を守っているのだろうか。

Img_0412 この島を離れて、船で向かったのがキリシタン洞窟だ。隠れキリシタンがしばらく隠れていた洞窟だが、朝ご飯を炊く煙が見つかって捉えられ、拷問を受けたという。

 この洞窟は海から眺めるだけの予定だったが、船頭が「波が静かなので、希望者は上陸してみませんか」と提案した。結局は、全員が上陸した。ただ、80歳を過ぎた同行者の上陸には驚いた。

 歩いて5分ほどの洞窟に到達したのは、上陸者の半分ほどだ。入口に立ってみると、中は大きな石がごろごろ転がっていたが、結構広い。こういう場所に隠れた苦難を思うと、大変だったなと思った。何人受難したのか、記録は残されていないらしい。

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 この洞窟からさらに船で15分ほどで、目的地上五島の郷の首港に到着した。すでに、われわれの乗るバスが待っていた。これが大型観光バスで、一行14名はパラパラと乗った。バスガイドは、福江島を案内した威勢のいい女性とまるきり違い、のんびりゆっくり話す女性だった。福江島ではバスでの昼寝などとてもできなかったが、このバスガイドの話は子守歌代わりになる。

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 福江島に続いて、上五島でも教会巡りだ。上五島の人口は、福江島の三分の2くらいのようだが、教会はむしろこの島が多いという。この島の最初の教会は、正統派レンガ造りの青砂ケ浦天主堂だ。この教会も、国の重要文化財に指定されている。明治43年に建立され、正統的な様式、意匠が特徴で、教会をたくさん建てた鉄川与助の初期の作品だそうだ。

Img_0421 そして、この日最後に訪問の教会が、江袋教会だ。この教会は、長崎県最古の木造教会だそうだ。ただ、何の変哲もない民家のようだった。

 こうやって教会をたくさん巡っていると、どこがどこやらわからなくなってしまう。

 この旅は、どこでも美味しい食事が用意されていた。この日宿泊のホテルでも、大きな伊勢海老や五島牛肉等テーブル一杯の料理が並べられていた。

 級長、Ishibashiさん、私の三人だけでなく、添乗員のKatoさんも加わって、毎晩大宴会だった。

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