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2015年5月16日 (土)

№2699 桟雲の会の5月定例会

 俳句同好『桟雲の会』の定例会が開かれた。先日の記事で、今月の投句5句を紹介したので、その評価の主なものについて記したい。毎月提出するのは課題5句に兼題1句、その場で即興で作る席題1句の計7句である。

 先日このブログで紹介した句についての評を載せたい。

畦を塗る百姓の打つ鍬さばき

 「百姓」という言葉は差別語になっていないか。自分で自分を「百姓」というのは良いが、他人が言うと不快感を示すおそれがあるという。ちなみに農夫とか工夫、看護婦・主婦もダメという。差別語は厄介だ。

 全体評として、「動詞が多い。言葉が重なっているので、もっと絞り込むように」とのことで、点は貰えなかった。この句会でさらに議論になったのは「畦を塗るのは鍬ではなく、鋤ではないか」とのことだ。私は本格百姓ではないから分からない。

山荘の道端狭き花薺(なはなづな)

 「道端狭き」ではイメージが湧かないとのこと。先生の訂正句は『山荘へ細道続き花薺』で、かろうじて点数を入れてもらった。

故里の懐かし卓に蕨飯

 「懐かし」は故里で言い尽くしている。あらためてこの句で言わなくてもいい、とのことだ。どうも、形容詞の使い方には注意が必要とのことで、「美しい」とか「かわいい」とかは、よほど注意して使わなければならない。

 句全体の評価でも、バラバラ感があり、あまり評価できないとのことであった。例えばこうしたらどうかと示されたのが、『故里の卓に盛られて蕨飯』。

山膚に残雪光り鳥海山

 この句も「光り」で、俳句をダメにしているとのこと。どう光っていたのかを違う表現であらわさないと、せっかくの句が生きてこないとの評だった。「この句は初案にすぎない」と断罪された。

 今月の兼題(同人の共通テーマ)は【春紫苑】だった。私の作った句は以下の通りである。

暮れなづむ往還脇に春紫苑

 これも「脇じゃわからない」と指摘された。そして添削された句が、『暮なづむ往還人絶へ春紫苑』である。

 さらに、席題で【矢車菊】の課題が提出された。「矢車菊って何だ?」こういう時に役に立つのが電子手帳の【植物図鑑】だ。植物図鑑の図を見ても句は思い浮かばないが、イメージは分かる。そして作ったのが以下の句だ。

風のまま矢車菊の撓ひあり

 この句がかろうじて評に残った。ウ~~ム、俳句は難しい。

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