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2015年10月13日 (火)

№2849 渡良瀬遊水地の視察

 東京シニア自然大学NEXTの自主講座は、それぞれ担当者3人を決め、その方たちが計画を練り、シラバスを作成し、講座を主宰している。私は、12月9日の【渡良瀬遊水地】の担当だ。この日は実行委員の他の二人、Kuniちゃんとやまちゃんの3人で、渡良瀬遊水地を視察してきた。

 私には、渡良瀬遊水地訪問は初めてだと思っていた。ところが、この日の集合地【藤岡町遊水地会館】は、私がよくゴルフをした渡良瀬カントリークラブの隣にあった。迂闊にも、このゴルフ場が遊水地の中に作られているのを初めて知った。

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 遊水地会館の脇に、渡良瀬遊水地の湿地植物を育てている場所があった。同行のやまちゃんは植物博士だ。ここに植えられているのは、ほとんどが絶滅危惧種で、左からタコノアシ、タヌキマメ、フジバカマというのだそうだ。私が聞いたことがあるのは、フジバカマぐらいのものだ。

Dsc06458 3人とも車で来たのだが、この会館の駐車場に車を停め、やまちゃんの車一台で渡良瀬遊水地の視察に出発した。9月の大雨で、この遊水地はすっぽり冠水したらしく、あちこちに爪痕が残っていた。体験活動センターの方の話によると、「この遊水地がなかったら、利根川の洪水で、首都圏はひどい目にあったでしょう」とのことだ。

 渡良瀬遊水地は、山手線の内周半分の面積があり、東京ドーム100個が入る面積だという。見渡す限り、蘆原で覆われていた。この蘆原が保水力を持っているのだ。忘れられないのは、明治時代までこの遊水地には谷中村があり、400戸・2500人が暮らしていたのだそうだ。

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 この渡良瀬は、日本の公害の原点ともいえる「谷中鉱毒事件」があり、田中正造が公害の解決に尽力したのは忘れられない。村は全部移転し、残っているのは村役場跡、雷電神社跡、共同墓地等だった。この付近も、全て9月の大雨に冠水したらしい。

 【体験活動センターわたらせ】で、この遊水地の概要のDVDを見せていただいた。このDVD鑑賞なども、12月の講座では必須のように思われた。

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 この近くに【渡良瀬ウォッチングタワー】という高さ10mほどの建物があり、遊水地全体を見渡すことができた。本当に雄大な眺めだった。ただ、講座が開かれる12月は赤城おろしの風がすさまじく、相当な防寒が必要とのことだった。

Photo_2 12月は、また、渡り鳥が飛来する季節だという。この遊水地は、【ラムサール条約】に登録される、多様な動植物の宝庫でもある。これも、野鳥博士のやまちゃんが、「12月は、チュウヒ・ジョウビタキ・ツグミなどの渡り鳥が見られるよ」と説明していた。

 この遊水地は、まだまだ冠水能力を高めなければ、昭和22年に来襲したカスリン台風のような大きな台風には、対応できないのだそうだ。

Dsc06462 第2調整池など、さらに深くするための工事が進行していた。それにしても、あらためてこの渡良瀬遊水地の首都圏への治水、水瓶としての大きな役割を知った。

 12月の講座は、きっと参加者に喜んでいただけるのではないかな。自宅に帰り、さっそく『シラバス』を作成した。

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