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2015年10月18日 (日)

№2854 俳句同好『桟雲の会』定例会

 毎月第三金曜日は、『桟雲の会』の定例会が開かれている。この日も、埼玉県民活動総合センターの会議室に出かけた。あれ、見かけない若い女性がいる。新入会員かなと思ったら、読売新聞の記者であった。

 そういえば、Yamahiko先生から「次回の定例会で、読売新聞の取材が入るから」という連絡を貰っていた。何でも地域限定版の新聞があり、それに載せるものらしい。

Dsc06543
 何人かに取材していたが、私にも「次に向けての抱負をお聞かせ下さい」と聞かれた。愛想のない話だったが、私には俳句への抱負など語る程の上級者ではない。参加者で写真を撮りましょうというので、私のデジカメにも納めておいた。

 例月そうなのだが、この会が始まると、部屋の空気がピ~~ンと張り詰める。これがなかなか良い。会をはじめるにあたって、最初にだかれるのか即興俳句の【席題】である。この日のテーマは、『烏瓜』であった。先日のお月見吟行の事を思い出しながら、この俳句を作った。席題を含め、提出句は7句である。今月の評価はどうだろうか。

 何度か申し上げているが、私はまず高校同窓俳句会『東雄句会』に投句している。課題は5句で、その投句をもとに手を入れて、この桟雲の会の投句としている。果たして手を入れたのがいいのかどうかは分からない。どう手を入れたのか、2句ほど紹介したい。

(東雄句会)山道を真つ赤に染めてななかまど

(桟雲の会)雲海や映えて真つ赤にななかまど

(東雄句会)朝の陽に輝き揺るる芒の穂

(桟雲の会)朝日さし風の間揺るる芒かな

 残念ながら、いずれの句も誰にも評価していただけなかった。いろいろとひねくりまわしてはみるのだが、俳句はなかなか上手くは行かない。基本的には才能がないのだろうね。まあ、めげずに行きましょう。

 私の句で、今月評価を受けた唯一のものが以下の句であった。

間引かれし大根畝に風通る

 まず議論になったのが、「間引き大根」が果たして季語かどうかだった。季語に「間引菜」とはあるが、「間引き大根」はないという。ところが、私の持っている『大歳時記』には、「間引き大根」が載っていた。俳句を作るようになって、私の愛読書は『大歳時記』である。

 「間引き大根」を季語と認めるとして、「間引かれし大根」では情感をうまく伝え切っていないとの先生の評価だった。そして直されたのが以下の句だ。

大根の間引かれ畝に風通る

 初案だと、「大根畝」と続いてしまうが、訂正句だと、そこがはっきりしていて良いね。脱帽です。即興句の席題は以下のようなものであった。

旧蹟や藪に朱を染め烏瓜

 これについても、以下のコメントが付いた。「旧蹟は大ざっぱすぎる。もっと別の表現を考えて下さい。ただ【朱を染め】に進歩の跡が窺えますね」というものだった。

Dsc065442 この俳句会も、埼玉県民活動総合センターの講座を入れると4年になる。私は依然として俳句の進歩はないが、一緒にはじめた仲間でものすごく上達した方がいる。Taeさんだ。彼女は、いつでも高得点をとっている。

 Taeさんが、この間、先生に評価された俳句で『初心』という俳句集を作ったという。凄いものだ。この句集は、2部だけの限定版の手作りだそうだ。

 中を見てみると、短冊があり、写真俳句がありで、楽しいものに仕上がっていた。果たして、今後私にこういう私家版を創る機会はあるのだろうか。

 めげずに、自宅に帰り、次の会報第45号を作成した。俳句に自信がなくても、こういうことには自信を持っている。

 

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