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2015年10月29日 (木)

№2865 藤田嗣治作品展

 私のスケジュール表を見て気がついたのだが、最近東京に出る機会が極端に減っている。9月は3回、10月は1回のみだ。友人との飲み会も、ずいぶんやっていないね。この回数じゃ無理かな。

 それだけに、上京した時には様々な催しに行こうと、興味が湧く。とりあえず、この日ぜひ観たいと思ったのは、①藤田嗣治作品展、②秦の始皇帝と兵馬俑展、③映画だ。②は国立博物館で来年の2月までなので時間もあるし、映画は東京に出なくても見られると思い、この日は藤田嗣治展の鑑賞をしようと思い立った。

Photo

 藤田嗣治の絵画は、秋田県立美術館で『秋田の行事』の大作が鑑賞できる。私は、この絵を見るために、数度この美術館に立ち寄っている。

Dsc06632 今回、藤田嗣治の作品を見ようと思い立ったのは、藤田の【戦争画】が国立近代美術館で見られるからである。特に観たいのは『アッツ島玉砕』の絵である。

 有難いことに、国立近代美術館は65歳以上は入場無料だった。そして、パンフレットも無料で頂くことが出来た。

 この美術館には、藤田嗣治の絵が25点収蔵されているという。さらに、京都の美術館から1点を借りだし、今回の展示会では全部で26点が鑑賞できた。

Dsc04826 藤田嗣治の【戦争画】に興味を持ったのは、平山周吉著『戦争画リターンズー藤田嗣治とアッツ島の花々』という本を読んでからだ。

 この本には、藤田の『アッツ島玉砕』の絵について、口絵入りで詳しく解説されていた。

 『アッツ島玉砕』は、昭和18年に描かれた作品で、当時の戦争画の最高峰と評価されたようだ。ただ、藤田はアッツ島に行って、この玉砕を直接見たわけではないようだ。彼の想像力で、フレームアップして描かれた絵だ。

Dsc06633 この絵の来歴も面白い。当初、この絵は、秋田に住むコレクター平野政吉に買い取られるはずだった。それが、戦争終結とともにアメリカに接収され、今はアメリカから【無期限貸与】という形で東京国立近代美術館に収蔵されている。

 今回鑑賞出来たのは、『アッツ島玉砕』を含め戦争画14点だ。当然、戦争画だから暗いものが多い。ただ、『南昌飛行場の焼討』は零戦二機が描かれ、妙に明るい絵だった。

 【自画像】、【タピスリーの裸婦】を含め、藤田の代表作品も鑑賞出来た。藤田が装丁した本や、藤田の挿絵画も見られ、興味深かった。

 11月には、小栗康平監督でオダギリジョー主演の映画『FOUJITA』も公開されるという。この映画も楽しみである。

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