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2015年12月10日 (木)

№2908 渡良瀬遊水地の歴史と自然

 この日は、東京シニア自然大学NEXT講座の日だ。テーマは『渡良瀬遊水地の歴史と自然』で、現地渡良瀬遊水地を見て歩く講座だ。実は、昨晩9時過ぎに海外旅行から帰ってきて、若干体が重かった。それでも、この講座の担当者としては、行かずばなるまい。

 渡良瀬遊水地は山手線の半分ほどの土地があり、とても見て歩くというわけにはいかない。世話人とボランティアの車4台で行くことにした。集合場所は、宇都宮線古河駅西口だ。中にはそそっかしい人がいて、「ふるかわ駅はまだだ」と、目的駅を乗り過ごしていた。

 この日の参加者は15名だった。熱心な参加者もいるもので級長夫婦も参加したが、級長は何やら刷りモノを持参していた。よく見たら、私が10月13日に書いたブログ【渡良瀬遊水地の視察】の記事だった。嬉しいね。大半の方が私のブログ読者であり、いつ海外旅行から帰って来たのかと聞かれた。

Dsc07098 さて、【道の駅きたかわべ】で朝礼をした。朝礼をこの場所に選んだのは、ここで【ダムカード】を貰えるからである。ただ、参加者はここで売っている朝採れ野菜の安さに驚いていた。まあ、帰りにまた寄ろうよ。朝食を持ってきていない人は、ここで弁当を買ってね。

 ここから遊水地はすぐそばだ。渡良瀬遊水地のビデオを予約していたので、現地に急ごう。

Dsc07101 駐車場に到着したら、すでに二人のボランティアガイドがわれわれ一行を待っていた。すぐに、渡良瀬遊水地の概要のビデオを見た。説明をしてくれたガイドのほかにここの所長、栃木市の職員もいた。

 注目したのは、概要のビデオではなく、この9月に降った台風の大雨だ。常総市だけが話題になっていたが、実は、この渡良瀬遊水地もスッポリ水の底に沈んでしまったのだそうだ。その高さ約2mで、あちこちにその痕跡が読みとれた。9月の大雨は鬼怒川沿川に被害が集中したが、もちろんこの渡良瀬川にも影響はあった。

Dsc07106 説明を伺ったうえで、ボランティアとともに旧谷中村を見て歩くことにした。それにしても、参加者の普段の行いが良いせいか、この日は絶好のハイキングコンデションで、雲一つなく、風もほとんどなかった。普段、12月ともなると、この遊水地は赤城おろしの風が強く、寒くってじっとしていられないらしい。

Dsc07105 この遊水地は、一面が葭と荻に覆われていた。葭と荻の見分け方の説明を受けた。葭は中が空洞になっているし、荻は茎の中が詰まっているのですぐに見分けがついた。

 係員に説明を伺ったのだが、この遊水地の枯葉を焼く行事があるのだそうだ。来年は3月19日(土)とのことだ。当日は、観光客で大賑わいだそうだ。野焼きは壮大だとのこと、私もぜひ見に来たいと、来年のスケジュール表の予定に書きこんだ。

Dsc07113 旧谷中村の視察が一段落した。ちょうどお腹も空いてきたので、ガイドの説明は終わりにした。広い原っぱにシートを敷き、輪になって昼食を食べた。私は、海外旅行のお土産で買ってきたチョコレートを一個ずつ配り歩いた。

 これは台北の桃園飛行場で買ってきたチョコで、女房は不味いと言っていたので、心配していた。誰からもクレームは出なかった。

Dsc07117 さて、午後はバードウォッチングだ。わが仲間には、バードウォッチングの専門家やまちゃんがいる。谷中湖にはほとんど鳥はいないと思っていたが、専門家が次々と見つけては教えてくれた。

 それによると、谷中湖にいたのはカンムリカイツブリ・セグロカモメ・ヒドリガモ・カワウだ。大きな望遠鏡を持ち込んで、それぞれ鳥の観察をした。やまちゃんの凄いところは、鳴声を聞いてその鳥の名前を判定できることだ。葭原にはベニマシコという赤い鳥が鳴いているのだそうだ。

Dsc07121
Dsc07120 猛禽類は別の場所で観察できるというので、車で移動した。【鷹見台】という場所で、ノスリが観測できた。動かずに、じっと葭原を見ていた。獲物を狙っているのだそうだ。

 望遠鏡にカメラを接写して、ノスリを撮ってみた。この方法もやまちゃんから教えていただいた。この場所からは、絶滅危惧種で日本で一番たくさん観察できるというチュウヒの飛ぶ姿も見えた。飛んでいる鳥をカメラに収めるのは至難の業だ。

 この日の一番の驚きは、級長の野鳥に対する知識の豊富さだ。いつの間にこんなに覚えたのだろうか。酒を飲むだけしか能がないと思っていた私は、彼に脱帽だ。失礼しました。

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