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2016年2月25日 (木)

№2984 UNHCRの難民支援を学ぶ

 期末も迫り、わが【東京シニア自然大学】の自主講座も大詰めである。今期に残された講座は後二つだ。

 この日は、青山にある【UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)】で、難民問題の学習会があった。【国連難民高等弁務官】といっても、私が知っているのは緒方貞子さんが、以前高等弁務官をやっていたというぐらいのもので、日本に事務所があるのも知らなかった。

 わが東京シニア自然大学の仲間に、ここで10年以上も活動しているという女性がいた。Yukikoさんだ。この日の講座は、彼女の設定によるものだ。講師の中村恵さんという方は、長年この事業に携わっている女性だった。

Dsc00038 「私はジュネーブに勤務している時代に、ベルリンの壁が壊されるというので、わざわざ見に行ったのよ」と話していた。このベルリンの壁崩壊は1989年のことだから、相当前からの活動家だったらしい。その割には若かった。

 この事業に携わっている人は、2~3年ごとに世界中の活動拠点を移動して歩いているようだ。特に多い拠点が、アフリカだ。アフリカには、スーダンやソマリアという紛争地点が多いようだ。

Dsc00040 今でこそ、難民というとシリアということになるが、ベトナム難民、アフガニスタン難民等世界中に難民のいない時代はなかった。「私たちの理想は、難民高等弁務官事務所がいらなくなる世界だが、そんな時代はきそうもない」と嘆いていた。

 この事務所の活動は、コンパクトなDVDにまとめられていた。15分程、この映像を見せていただいた。

 この日面白かったのは、この事務所で行う【難民かけはしプロジェクト】の話だった。学生が中心になって、この28日(日曜日)に行われる【東京マラソン】で、難民に関心を持っていただくためのチャリティを盛り上げようというものだった。

Dsc00041 早稲田の現役学生の方が、そのプロジェクトの説明をしてくれた。東京マラソンは、競争が激しく、なかなか出場できない。ただ、チャリティマラソンランナー3000人だけは、無条件で出場できるという。それには、最低10万円のお金をチャリティで出す必要があるという。

 そういう枠があるのは知らなかった。中村さんの話では、「東京で集まるチャリティ資金は3億円程度だが、ロンドンマラソンでは80億円ものお金が集まる」のだそうだ。その資金は、ランナーが公認団体を決め、そこに寄付されるとの話だ。主催者から公認されているのは、現在13団体という。そのなかにUNHCRも入っているらしい。

 学生の中でチャリティランナーを決めて、東京マラソンの出場資格を得るというのだが、今年は7人がチャリティランナーとして走るのだそうだ。。UNHCR全体では、300人ほどが寄付してくれることに決まったようだ。年間3000万円の活動資金を、ここで頂戴できるのは大きいと言っていた。

 ちなみに、息子は何度か東京マラソンで走っているようだ。第1回マラソンは当選して、2時間59分で走ったらしい。ただ昨年出場した時は、3時間38分で走ったようだ。

Photo 集まったお金は何に使うのか聞いてみたら、難民用のテントを買うのだそうだ。一張30万円するテントだが、このチャリティ資金で100張ほどのテントが買える、と喜んでいた。

 難民問題というと難しいように思っていたが、こういう手近な活動からこの問題を考えようというアプローチについて、面白いと思った。

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