№3083 長い旅も終わりに(能登紀行その3)
私のブログを読んでいた、わが友Mitsukoさんからメールが入っていた。「昨年、私も乗鞍~金沢に入り、三国の休暇村から氷見の民宿に行く途中、高岡にある瑞龍寺に行きました。観光客も少なく、見るのにはよかったです。氷見うどんもおいしかった」という応援メールだ。
このメールをまっきぃに紹介したら、「当然、そこには行く予定で日程を組んでいるヨ」と話していた。この旅行は、ほとんどまっきぃに任せきりだったし、彼も、皆に喜んでいただくにはどうしようか、心を砕いてくれた。おかげで、われわれは大船に乗った気分で旅ができた。
さて、朝8時前に宿を出た一行は、【美人のふるさと珠洲の街】をゆっくり美人を探しながら、最初の訪問地【見附島(軍艦島)】に向かった。朝早かったせいか、街を歩いているのはおばあさんばかりだ。コンビニのお姉さんに美人がいるかもしれない、とコンビニを探したが見つからない。
そうこうする間に、見附島に着いた。ここはもう富山湾だ。天気もいいし、風もなかったせいか、ほとんど波がない静かな海だった。そういえば、この能登旅行中、ズーッと海を見ながらのドライブだった。水がきれいなのと波が穏やかなのに感心し通しだった。
しばらく、ここの海を眺めていたが、いつまでもノンビリしていられない。この日は埼玉までのロングドライブが待っている。
はい、次はどこに行くのでしょうか、コンダクターさん。「恋路海岸経由で能登島まで行きますよ」とのことだ。まあ、【恋路海岸】は大したことがなかったが、【能登島】まではカーナビで80kmほどと出た。高速道経由で行くことにしたが、この道路は無料開放されていた。
能登島の入り口に着いたのは、午前10時半ころだ。【ツウィンブリッジのと】がわれわれを迎えてくれた。平成11年にできた橋だが、以前は有料だったらしい。それが、今は無料開放されている。
この橋を渡り、能登島に入った。一体、この島には何があるのだろうか。カーナビを見ると、【能登島カントリークラブ】というゴルフ場があるようだ。今回の旅の目的の一つはゴルフだったので、当然そのゴルフ場を訪ねてみた。
入口で、ただ単なる視察なのだが、見学させてもらってもいいか尋ねたら、「どうぞ、見ていってください」とのことだ。見てみると、広々としていてよさげなゴルフ場ではないか。距離もたっぷりあった。レギュラーティで6500ヤード以上だ。
営業部長さんが出てきて、「ここはリゾートゴルフ場なので、楽しめますよ」と言っていた。リゾートにしては距離があるね。この部長さんが「私のコレクションが二階に飾ってありますので、見ていってください」と誘ってくれた。
スコッティ・キャメロンのパターコレクションだった。彼はキャメロンのファンクラブ会員で、以前勤めていた相模原カントリークラブでキャメロンと親しくなったと言っていた。記念に、ファンクラブで行ったコンペのボールをいただいてきた。一見の観光客に親切にしてもらい、感激した。来年はこのゴルフ場でプレーをしようと決めた(ただし、来年があればの話だが)。
能登島を離れ、和倉温泉を通った。有名な加賀屋はパスだ。そして七尾の海岸に出たら、目の前に立山連峰が広がっていた。薬師岳に雄山、剣岳、白馬岳が富山湾越しにくっきり見える。大感激し、しばし車を停めて眺めていた。特に、山男Eimeiさんの感激がすごかった。
ここから氷見は指呼の間だ。ところがカーナビで変なところを指定したせいか、どんどん山の中に入ってく。これはおかしいと戻ったのだが、ここで30分ほどの時間ロスをした。氷見では、有名な氷見うどんを食べた。細麺だったね。
さて、この旅の最後に訪れたのが、高岡の【瑞龍寺】である。この寺は、前田藩第二代藩主前田利長公の菩提を弔うために、建てられたのだそうだ。前田藩というと前田利家しか知らなかったが、この利長公が中興の祖だったという。
この寺の裏手には石廟が五つ建てられていて、利長公、利家公の他に織田信長、その側室、織田信忠のものだった。前田利家は、織田信長に育てられたことがよくわかる。その恩に感謝したものだろう。
まっきぃは、ここでも御朱印帳に記入してもらっていた。今回の旅で、計5ヶ寺で御朱印をもらったそうだ。さて、午後2時だ、帰ろう。北陸自動車道はすぐそばにあった。そして、埼玉の最寄りの駅に着いたのが午後6時半だ。
5日間で1540km、私は一人で運転し大過なく旅行を終えた。皆さん心配してくれたが、そんなにも疲れなかったね。
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