№3096 利尻島の旅は続く
昨日の記事の続きである。
御崎公園のとろろ昆布屋に立ち寄った話からである。海岸がすぐ近くなので、海に出てみた。海岸にはコンクリートの囲いがあり、2頭のゴマフアザラシが飼われていた。そういえば、ゴマフアザラシの群れは、礼文島でも見ることができた。仕種がかわいい。
その海岸縁にお土産屋があり、熱心に昆布の販売をしていた。可哀想だったが、仲間はもうすでにたくさんの昆布を買っている。味見しただけで、次に向かった。
ガイドのNishiyaさんは何度も言っているように、地元利尻の歴史を勉強している。博物館の学芸部長を定年で辞められ、さらに地元の歴史を発掘しているそうだ。
【利尻麒麟獅子踊】もその一つだ。明治の末、鳥取県から渡ってきた人が伝えた【麒麟獅子踊】だが、しばらく途絶えていたようだ。今から12年ほど前に、Nishiyaさんを中心に復活したという。毎年6月20日に地元の神社で舞われるという。「この年で、この激しい踊りはきついが…」とぼやいていた。
神居(かむい)海岸では、エゾカンゾウの花を十分に堪能した。さらに【見返台園地】で利尻島の景色を楽しもうと思ったのだが、駐車場に到着したら雨が激しかったのでやめた。100段の階段を上るのだが、参加者は中止でホッとしていたようだ。
さて、利尻島の旅も終わりに近づいた。向かった先が【沓形岬】だ。この岬は別名【どんと岬】とも呼ばれ、「どんと どんと どんと波乗り越えて~~~」の歌の発祥地だという。懐かしい藤原義江が歌った唄だ。
この岬に方向を示す表示があった。それによると、サハリン(樺太)108㎞、稚内50㎞、東京1045㎞、礼文島12㎞とあった。ここまで来たら、ぜひ樺太の姿を見たいものと思ったが、生憎の空で望むべくもない。
そして、利尻島一周76㎞の旅が終わった。旅の最後にちらっと見えたのが、待望の利尻山だ。
宿に旅装を解くと、すぐに近くの【利尻富士温泉】で汗を流した。当然、夜の食事や宴会が盛り上がったのはいうまでもない。4日目で最後の宿泊地で、20人の仲間はすっかり打ち解け、大いに盛り上がった。いつものことながら、その中心にいるのは級長だった。
| 固定リンク | 0
「東京シニア自然大学」カテゴリの記事
- №4735 玉川上水を歩く(その2)(2020.12.10)
- №4721 渋沢栄一の故郷・深谷を歩く(2020.11.26)
- №4707 弘法山ウォーク(2020.11.12)
- №4693 筑波山ハイキング(2020.10.29)
- №4679 東京ゲートブリッジを歩く(2020.10.15)
「国内旅行」カテゴリの記事
- №4588 いまGo Toトラベルキャンペーンか(2020.07.16)
- №4203 竹ちゃん、日本列島縦断達成(2019.06.26)
- №4179 那須に帰る(2019.06.02)
- №4178 三陸海岸を南下(2019.06.01)
- №4177 竹ちゃんと青森市内の遺跡見物(2019.05.31)
コメント