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2016年11月 1日 (火)

№3234 旧古河庭園で吟行

Img_1171  高校同窓の俳句同好会【東雄句会】の吟行が、旧古河庭園で行われた。午前10時半の集合に集まった会員は8人だった。この日は雨は降っていなかったというものの、少々肌寒かった。集合と同時に解散し、庭園に散り、俳句を作る作業をした。再集合は午後1時で、それまでに俳句5句を作るという課題が与えられた。

Img_1174  さて、簡単に5句は作れるものだろうか。

 庭園は薔薇の花が今を盛りと咲いていた。さて、薔薇を俳句に詠っていいものだろうか。というのも、薔薇は夏の季語だ。歳時記を繙いてみると、『冬薔薇』という言葉はあるが、秋に当て嵌まる季語はない。

 わが俳句会の選者であるSenshuさんが、「今の時期の薔薇を詠うのに【秋薔薇(あきそうび)】という言葉を使ってもいいよ」とおっしゃってくれた。それなら楽に俳句が作れるね。私が作った一句は、次のような句だ。

洋館の石壁に沿ひ秋薔薇

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 この時期、紅葉にはまだ早い。庭園にはたくさんのもみじが植えられていたが、かすかに色づく程度だった。これを俳句にするには早いと思ったら、Senshuさんが「季語として【薄紅葉】という言い方があるんだよ」とおっしゃっていた。これでまた一句が作れるな。

俳人や薄紅葉を見想い練る

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 庭園の池には、赤く色づく木があった。それも櫨紅葉で季語になっているそうだ。庭園を巡ってあまり句材がないと嘆いていたのだが、よく観察してみるとたくさんある。ツワブキの黄色い花も庭園を染めていた。

苔むせし庭石の隙石蕗の花

 結局、私は15句ほどを作句した。まあ、下手な鉄砲数打ちゃ当たる、の類ではあるが。さて、近くの飲み屋さんを借り切って句会が行われた。この店は、Senshuさん馴染みの店とのことだ。稀勢の里をはじめ相撲取りがよくやってくる店だそうだ。

 さすがベテランぞろいの会員だけあって、それぞれが5句を提出した。自分の作った俳句を短冊に書き、提出した。それをバラバラにして清記をし、さらに選句作業に移る。選句途中、事務局長のSohuさんが「皆さん下手だね。これじゃ選びようがないじゃないの」とぶつぶつ言っていた。

 とはいっても、それぞれが選んだ俳句の披講をしあった。私が作った句も何人かから選ばれていた。そして、私の作った句に疑問が出ていた。

梯子かけ菰巻縄の梅結び

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 名誉会長のZenroさんが、「選びはしたが、この【梅結び】っていったいなんだ」というのだ。菰巻の花の形がきれいだったので何というのか、私は事務所に聴きに行って作った句だ。職人が暇にあかせてたまに作る結び方のようだ。辛口の事務局長がこの句を評して、「なんかばらばらの句ね。なぜ梯子が出てくるの」と疑問を呈していた。

Img_1194  さて句会が終わり、懇親会に移った。手作りのお料理がテーブル一杯に並んだ。それぞれに箸をつけて味わったのだが、この店オリジナルのチャーシューが美味しかったね。

Img_1199  この日の最高点をとったSohuさんの句に、詩吟の先生Senshuさんが節をつけて唸っていた。なかなか楽しい吟行であった。

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