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2017年1月13日 (金)

№3307 不安なこれからの4年

 このブログでは、政治的な話は極力避けている。それでも、やはり話さざるを得まい。これからの4年間、一体どうなるのだろうか。

  1月20日にアメリカの新大統領に就任するドナルド・トランプのことだ。彼が大統領に就任して、4年間、世界はどうなってしまうのだろうか、とっても不安である。

 1月11日に行われた、二つの対照的な演説があった。一つは現大統領オバマの離任演説であり、もう一つはトランプの初めての記者会見だった。その違いに唖然としてしまった。オバマは哲学を語り、トランプは自分の利益のみを語った。

 オバマの8年間は、彼の理想には程遠かったかもしれないが、それでも向かう方向ははっきりしていた。彼の演説で印象的だったのは、「Yes,We can.Yes,We did」(やればできる。われわれはやり切った)というフレーズだった。とてもやり切ったとは思えないが、それでも方向性だけは示せたのではないか。

 それに比して、トランプの記者会見は一体何だったのか。対象は記者だけとはいっても、会見場には怒号が飛び交っていた。今後の抱負を語るでもない。とても、新大統領の初の記者会見とは思えないものだった。これからの4年間、この関係は続くのだろう。アメリの世論も、大きな亀裂が入ったまま続くのではないか。

 それにしても、トランプにまつわる話題は低次元に終始している。多分あったのだろうが、ロシアのプーチンがアメリカ大統領選に関与し、反対勢力の妨害活動をしたという。さらに、アメリカとメキシコの間に高い壁を作り、その費用をメキシコに払わせるというキチガイじみたことをまだ言っている。つまり、アメリカがよければすべて良い、アメリカ一辺倒の方向性だ。

 残念ながら、いま世界を動かしているエンジンはアメリカにある。そこのトップである大統領の政策がどれくらい世界をゆがめかねないか、試練の4年間になる。しかもこの4年間は、対立と怒号の4年間になりかねない。

 世界経済は、トランプ期待で株価の値上がりで始まった。しかし、そんなものはすぐに蓋が抜けて、経済の破たんに追い込まれるのではないか。トランプ経済を期待してドルが値上がりしているのに対し、新興国の貨幣価格が下落し続けているという。果たして、アメリカだけが良ければいいのか。

 本当かどうかは知らないが、このようなエピソードも聞く。トランプは一冊の本も読了したことがないのだそうだ。そういう人間が哲学を語るなど、土台無理な話だ。さらに、自分の納税報告もしたことがないらしい。そういうトップが、税金を払えなどと国民に言えるだろうか。

 1月20日には、トランプが新大統領に就任するという。果たして、彼の任期中は世界はどうなってしまうのだろうか。アメリカ国民は、とんでもない選択をしてしまったような気がしてならない。否応なしにそれに付き合わなければならないわれわれもせつないね。

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