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2017年1月26日 (木)

№3320 作文『俳句と旅』

 昨年の12月に、俳句のYamahiko先生から「桜の俳句の自句自解を800字で作文にしてほしい」と依頼された。機関紙『桟雲』に載せるのだそうだ。私は作文を書くのには全然抵抗はないが、果たしていい桜の句が見つかるかどうかが心配だった。

  私は2011年6月に俳句をはじめてから、今まで作った句全部をパソコンに残してある。その全俳句を、さらにプリントアウトした表も持っている。全俳句を括ってみたが、今までほとんど桜を詠んだ俳句はなかった。

 先生にその旨をメールでお知らせした。「それじゃ、春の花で作文を作るように」と折り返し返信があった。まあ、春の花なら心当たりがあると、早速作文を作った。1時間余りで仕上げて先生に添付ファイルで送ったら、「OK」の返事があった。

 その作文をここでも紹介したい。

 

旅と俳句

 芭蕉の『奥の細道』を引き合いに出すまでもなく、旅と俳句には親和性がある。私は旅が大好きで、年に一、二度は海外を含めた大旅行を敢行している。最近の旅行をあげてみると、平成二六年は小笠原諸島訪問、平成二七年は五島列島、平成二八年は利尻・礼文島の旅行と、それぞれが思い出に残る旅行だった。

 小笠原旅行時には、「八重山旅情」として二十句の俳句を作った。これは、「桟雲の会」の課題でもあり、特別作品とした。今回とりあげたいのは、五島列島訪問時の俳句だ。

 菜の花や離れ小島に天主堂          秦山

 平成二十七年三月の句会で、特選に選ばれた思い出の句である。この句は、久坂島の『旧五輪教会』を思い浮かべながら作った俳句であった。この島で歌手の五輪真弓が生まれたという。

 仲間に長崎出身の方がいた。「長崎や五島列島の教会群が、世界遺産に指定されるようだ。指定されると混雑するので、その前に教会を見て歩こう」との提案だった。それに乗ったのが、仲間十三人だ。そして、この旅は、長崎と五島列島の教会巡りに特化された。三月だったので、教会を巡る傍ら、様々な花を観賞する旅ともなった。菜の花や椿、黄水仙などが道のそばに咲いていた。結局、十三の教会を巡ったのだが、バスの車掌は教会訪問のあまりの多さに驚いていた。

 黄水仙島教会に殉教碑            秦山  

 不勉強であまり知らなかったのだが、江戸時代、キリスト教排斥で、この五島列島では多くの殉教者が出たようだ。その殉教者の碑が、今でも大切に保存され、信仰の対象となっていた。

 五島列島の教会巡りの旅は、いつまでも私の脳裏に残った。平成二十八年の「私のベスト五」に右の句を選んだ由縁でもある。

 

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