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2017年3月12日 (日)

№3366 アトラス山脈を越えて

 この日は一日バスの旅で、フェズのホテルを朝8時に出て、サハラ砂漠の基地の街エルフールまで、約420kmをバスに揺られた。モロッコの屋台骨アトラス山脈を越える旅だ。相当強行な旅と思われるが、そうでもなかった。窓外の景色を十分に楽しんだ。

 最初の目的地は、標高1200mのイフレンの街だ。約1時間15分のバス旅行だ。この地はフランス統治下につくられた避暑地とのことだ。バスから降りてみたら、雲一つないのにさすがヒンヤリとしていた。

Img_2426 街の入口にあった像が、アトラスライオンだという。あまり聞きなれない名前だが、ローマ時代に生息していて、盛んに狩りの対象になったらしい。4mを超える体長は、ローマのコロッセオの見世物として使われた。

 今ではほぼ絶滅してしまったが、わずかに王立動物園で飼育され、数を増やす研究をしているという。ただ、一度絶滅してしまった個体を回復するのは並みたいていでない。

Img_2440 20分のトイレ休憩の後向かったのが、ミデルトという街だ。長距離バスの旅だったので、途中何度も休憩が入った。ある休憩地で見たのがきれいな花だ。「クロッカスじゃないの」と同行の人が言っていた。

  ここで昼食を摂るとのことだ。不思議なことに、モロッコのあちこちで化石を売っている。三葉虫やアンモナイトの化石だ。昔モロッコは海の底だったとかで、化石が取れるらしい。三葉虫は、6億年前の化石らしい。

 昼食を摂ったレストランの前に、化石の店があった。私は、そこできれいな卵状の石を買い求めた。200円程度のものだった。

Img_2447

 さて、昼食を終えての旅は続く。いよいよアトラス山脈の中腹に着いた。山脈は3つに分かれていて、われわれが通った道は、最高3737mの山を眺めながらである。バスが走った最高地点は、2100mを超えていたらしい。

Img_2451 最高地点から、サハラ砂漠に入った。砂漠は砂と礫の種類がある。ここは礫砂漠で、石や岩がごろごろしている不毛地帯だ。ただ、所々に遊牧民が羊を飼っているのを目にした。

 それにしても雄大な景色が続く。地平線まで何もない大地だ。バスの中から感嘆の声が聞こえる。一体、この地に樹木など植えられないものかと考えてしまった。大樹林帯になるのにな。

Img_2457_3 ただ、所々にオアシスがあり、ナツメヤシの林が生い茂っていた。休憩地にナツメヤシの実を売っているおじさんがいた。一個ご馳走になったのだが、とても甘くておいしかった。

 大きなダム湖の脇を通ったのだが、添乗員の説明によると、「モロッコの電力事情は、①水力②火力③風力による発電だ。ところが、最近有り余る太陽の熱を利用して、ソーラー発電が目覚ましく伸びている」のだそうだ。

Img_2455 日本のJICAが、モロッコの水に多大な援助をしているらしい。水道のタワーも、JICAの援助でつくられたという。

 長いようであっという間のバスの旅だった。

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