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2017年4月29日 (土)

№3416 深大寺で地生態学を学ぶ

 東京シニア自然大学の「深大寺で学ぶ、地生態学の考え方」の講座を受講してきた。分かりにくいかもしれないが、東京シニア自然大学には自主講座のNEXTのほかに、JEEF主催の講座がある。『専科講座』と称しているが、私は今年度専科8講座ほど申し込んでいる。

Img_3075 この日は、私が受講する第一回目の講座である。受講生13人のなかに、見知った人は級長一人だった。他は第4期生が中心だった。酒飲みだけかと思うと、級長は意外と勉強好きな人なのに感心する。

 今年も、専科講座を18講座受講するという。そのほかに、NEXT講座には必ず顔を出すからすごい。「自分にはこれしか楽しみがないから」と謙遜していたが。

Img_3077 この日の講師は、昨年富士宝永山見学(クリックでそのページに行く)でご一緒だった小泉武栄先生だった。小泉先生は東京学芸大学名誉教授で、日本では地生態学(ジオエコロジー)の第一人者だという。

 朝、先生にお会いした時、昨年の宝永山のお礼を言っておいた。それにしても、宝永山見学では落石の大事故があり、思い出に残った山行だった。

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 この日なぜ深大寺を選んだかというと、この地は様々な地層が交わった場所だという。地図を渡されて説明を受けたが、立川面・武蔵野一面・武蔵野二面が複雑に入り組んでいるようだ。その地層に野川が侵食して、面白い地形を形作っているのだそうだ。

Img_3090 深大寺は、私は初めて訪れた。50年ほど前に三鷹に棲んでいたことがあったが、深大寺には来ていない。地図で見るとすぐそばだった。来て見て驚いたのだが、植生の豊富な場所だ。平日なのに人出が多いのにも驚いた。

 若い学生のようだ。新年度になり、新入生歓迎のハイクでもやっているのだろうか。

Img_3081 それと、深大寺には俳句の碑が多かったのにもびっくりだ。『虚子像』が建っていたし、有名なところでは高浜虚子のほかに中村草田男、石田波郷、松尾芭蕉等18もの句碑があった。

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 さらに、境内に咲いていたのはなんじゃもんじゃの木である。満開だった。正式名はヒトツバタゴといい、先日小石川植物園に行った時にも見た。

Img_3087 今回の講座は、深大寺見物に来たのではない。地層学の勉強だ。深大寺の奥の小高い山に、その地層が見学できるいい場所があった。

 この地は何十万年も前は海底だった。その痕跡たる砂礫が残っていた。その上に火山灰が降ったのが6~7万年前だという。主には箱根の火山灰だそうだが、九州の阿蘇山の灰や屋久島の灰も見ることができるらしい。それらが関東ローム層の赤土を形成した。

 地層が1m盛り上がるのに1万年かかるという。それにしても、九州からの火山灰と聞くと、どんな大噴火があったのだろうか。したがって、富士山の火山(約7000年前)はまだ新しいのだそうだ。

Img_3089 深大寺に来たら、やはり蕎麦だろう。深大寺に蕎麦屋が何軒あるのか地図で確認したら、なんと29軒が軒を連ねていた。お昼は、その1軒に入って蕎麦を食べた。あまりのおいしさに、思わずもう一枚お代わりをした。

 深大寺はなんで蕎麦で有名なのだろうか。この地は台地で、米の生産にはむかなかった。小作人は蕎麦を作り、お寺に地代として払ったらしい。お寺は、そのそばで来客をもてなしたのが始まりという。きれいな湧水も蕎麦には必要だったのではないか。深大寺には、たくさんの清水が湧き出ていた。

 長くなったので、続きは明日の記事にしたい。

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