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2017年4月30日 (日)

№3417 ディープな深大寺を探る

 さて、前号の記事の続きである。昼食後、深大寺の奥を訪ねた。この深大寺は、思いのほかに深い森が広がっていた。大ざっぱにいって、午前中は地層観察、午後は植物観察会だった。

Img_3093 山門から5分ほど歩いたところに【深大寺城】跡があった。広々とした公園になっていて、いまは建物はない。先生にその歴史を尋ねたが、さすが先生も歴史まではカバーしていなかった。

 自宅に帰って調べてみたら、室町時代の1500年代中盤まで、北条の出城として城はあったらしい。ただ、江戸の頃には城跡だけになったとのことだ。

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Img_3099 その城の下に広がっていたのが神代水生植物園だ。先生が特に注目するようにと指さしたのが、ミツガシワという植物だ。氷河期の植物で、普段は鳥海山や月山あたりでないとみられない北方系の植物らしい。今が花時で、きれいだった。

 そういえば、もう一つ注目といっていたのが、カタクリだ。水生植物園の奥にひっそりあった。ふつう、カタクリは北の水辺に生育している。それが調布の片隅に自生している。唯一、カタクリの自生する環境があったのだろう、と話していた。そこはコナラの大木で日陰になっていた。

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Img_3007 中央高速道をくぐり抜け、深大寺自然公園に向かった。ウワミズザクラが満開だった。そういえば、小石川植物園の入口に同じような桜があった。誰かが「ウワミズザクラかな」と言っていたが、こちらはイヌザクラだそうだ。

Img_3111 ミズキの白い花も今が盛りだ。今盛りなのはハナミズキだが、こうやって見ると日本原産のミズキの花もなかなかいいものだった。

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 この片隅にひっそりあったのが、【調布市立野草園】だ。この野草園では、春に100種類余りの野草が観察されるとのことだ。同行の仲間に「この花はなんという名前だったけ」と尋ねられたが、私は何種類か答えることができた。その一種がハルジオンである。

Img_3108 私がこの野草園で気になったのがユキモチソウだ。これはテンナンショウの仲間だろうが、初めて見た。私が知っているテンナンショウの仲間は、マムシ草、ミミガタテンナンショウ、ウラシマソウなどであるが、このユキモチソウは初めての観察だった。

Img_3107 この野草園では、先日小石川植物園で見られた多くの植物も観察できた。さすが、2~3日前に観察したばかりなので、オドリコソウはわかった。そういえば、この入口にあったアケビの花も、小石川植物園で見た花だ。

 こうやって植物観察を続けていると、植物に親しくなるのが楽しいね。腰痛を抱えての観察会だったが、おかげさまでこの日は16000歩も歩いてしまった。

  そういえば、この日も来ていたJEEFのKanakuboさんが、「今年も小泉先生と富士山の観察会をします」と言っていた。8月か9月の上旬だそうだ。9月上旬なら参加できると答えておいた。ぜひ実現してもらいたい。

 

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