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2018年3月12日 (月)

№3736 さようなら、小笠原

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 3泊4日の小笠原も、過ぎてみるとあっという間だった。父島は、島を離れるまで賑やかだ。二見港には、島民の半数と思えるほどの、船の見送り人がいた。

 島民に聞いたのだが、小笠原は船の発着する6日サイクルで動いているとのことだ。小笠原観光の客が滞在する間は、島はお祭りの様ににぎやかだし、その観光客が帰ったら、死んだように静かになるという。

 わずか2000人の島民に対し、驚くほど警官が多かった。その警官が船の発着時には港に来ていた。警官も暇なんじゃないの。なぜこんなに多いのか聞いてみたら、中国船による赤サンゴ密漁騒ぎ以来だというから、納得できた。

 一体、島の人たちの経済は何で成り立っているのだろうか。聞くところによると、観光業が6割、漁業が2割だという。われわれのような観光客が来ないと、島の経済は成り立たないのだ。

 そして、小笠原の喫緊の課題は、飛行場を作るかどうかということのようだ。先日、小池東京都知事が来島し、飛行場を作ると公約したという。問題は、飛行場建設に反対の島民が6割もいることだ。ただ、小笠原に行くのに24時間もかかるというのはいかにも不便だ。ヨーロッパにも、12時間もあると行く時代にだ。

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 午後3時半の定刻に、おがさわら丸は父島の岩壁を離れた。見ものは、それからである。10艘以上もいただろうか、プレジャーボートによる見送り風景が展開された。中には、船から飛び込む人もいた。毎度のことだが、この見送りには、小笠原観光をした誰もが感激してしまう。

 一番最後まで追いかけてきた黄色い船の先頭に立って見送ってくれたのは、ガンジーさんの助手のShun君だ。彼もわが小笠原ツアーの助手として活躍してくれた。大きな声で「ありがとう」と叫んだが、聞こえただろうか。

 最後に一つエピソードを。帰りの船は、また車座で飲み会をやった。雑魚寝をしている若者にも「一緒にやらないか」と声をかけた。その中に、若い女性がいた。信州大学生で、この4月には4年生になるという。卒業後に就職が決まったのか聞いてみたら、オーストラリアに留学したいと言っていた。公園学の勉強をするらしい。

 この帰りの船には、ガラパゴスのチャールズ=ダーウイン研究所の所長も乗っていた。私は参加しなかったが、その所長も含め、船の中で大交歓会があったようだ。信州大学のその学生も参加したらしい。そして言ったのが、「私、オーストラリアではなく、ガラパゴスに留学しようかしら」と真剣だった。

 出会いというのは、面白いものだ。

(小笠原旅行記はこれでおしまい)

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