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2018年4月28日 (土)

№3783 植物と昆虫の観察会

 東京シニア自然大学の修了生コースで、「植物と昆虫を愛でる観察会」が行われた。会場は、京王線の平山城址公園である。なぜこの会場を選んだか聞いたら、この日の講師Kitano先生が日ごろフィールドワークをしている場所だそうだ。

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 この日の講師は豪華で、植物学の権威Kitano先生は東京学芸大の名誉教授で、もう一人の講師Taduki先生は、昆虫学博士で東京大学の名誉教授だ。一緒に回っていて驚いたのだが、Kitano先生は86歳だという。いやはや元気だったね。

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 朝礼を行ったのは藪を切り拓いた場所だったが、早速植物探しが始まった。何でもないような場所だが、観察してみると数えきれないほどの植物があった。

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Img_5819 キンラン、ホウチャクソウ、ギンラン、カントウタンポポなどだ。おや、桑の木についている虫は何だ。アメモクメというのだそうだ。ガの幼虫でどこでも見られると話していた。

 カラスノエンドウを引っこ抜いて観察したのだが、根に注目という。カラスノエンドウはソラマメ科で、根に根瘤菌を蓄えており、この根瘤菌は窒素だそうだ。肥料にもなるという。

 そういう説明を懇切丁寧にしていくものだから、なかなか前には進まない。この日は10か所の観察ポイントを設定していたが、2か所目のポイントですでにお昼を過ぎていた。一体、いつになったらお昼ご飯を食べられるのだろうか。参加者から不満が出て、先生はようやく時間が経過したのに気が付く始末だった。

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 一方の、昆虫学者Taduki先生は、チョウを捕まえる名人だった。キアゲハ、ツマキチョウ、ベニシジミ、ジャコウアゲハなどを捕まえては、生態の説明をしてくれた。

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 この日勉強になったのは、栗の木につくクリタマバチという害虫についてだ。もともと日本にはいなくて中国にいた害虫だったが、昭和16年に岡山県で発生したという。多分、中国に行った兵隊が栗の苗を持ち帰ったものだろう、とのことだ。

 新芽に巣くい、一年間を通して栗の新芽を枯らしてしまうのだそうだ。今では日本国中、このクリタマバチの発生に悩まされているという。駆除の研究をしているのだそうだが、なかなか妙案が思い浮かばないらしい。 

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 野に咲いている園芸種だろうか、この花は何かと問われ、参加者の一人が「そんな花、知らん」といったら、正解と言っていた。シランというのだそうだ。

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Img_5859 最後にKitano先生が連れて行ってくれたのが、大きな洞窟だ。戦時中、戦車を格納していた洞窟だそうだ。なぜこの洞窟かというに、ここにカワセミの巣があったのだ。よくこういうところまで知っているものだと、参加者一同感心した。

 講座終了後、反省会と称して飲み会があった。両先生とも参加してくれたが、Kitano先生の飲みっぷりに再度感心してしまった。

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