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2018年7月 8日 (日)

№3854 6月に読んだ本

 毎月月初には前月読んだ本の報告をし、その中で印象に残った2~3点にコメントを入れている。この作業を始めたのはブログ開設以来だから、もう10年以上にもなる。

 何度か言っているが、読書は【習慣】だと思う。急に本を読もうと思ってもなかなかできない。私の日常生活は、ブログを書くことと本を読むことが2つの大仕事だ。本を読むのは地味な営為である。できることなら、もっと楽しいことがあるなら後回しにしたい。今の生活で、本を読むしか楽しみがないのは辛いことだ。反対に、だからこそ読めている面もある。

Img_6087Img_6088Img_6086  6月は、長編小説を集中して読んだ。特に上下の2冊本を4点も読んだのは大きかった。長い小説を苦にはしない。ある小説を読んでいて、この話が永遠に続いてくれればいいな、と思う小説もある。ただ、苦手なのは2段組の本だ。なかなか頁数がはかどらないのが難点だ。

 これだけ読んでいると、ある程度読むペースがつかめている。月最低5000頁を読むと義務付けているが、さて6月はどうだったのか。結果は、14冊・5227頁を読了した。まあ、目標達成だ。残念ながら、6月の読んだ本の一覧表を眺めていて、印象に残ったものは少ないと気が付いた。それでは、読んだ本を以下に列記してみる。

恩田陸『消滅』523頁 中央公論新社 2015年9月刊

森村誠一『エンドレスピーク はるかな峰(上)(下)』(上)385頁(下)367頁 角川春樹事務所 1996年11月刊

諸田玲子『お順 勝海舟の妹と五人の男(上)(下)』(上)286頁(下)312頁 毎日新聞社 2010年12月刊

宮本輝『にぎやかな天地(上)(下)』(上)370頁(下)319頁 中央公論新社 2005年9月刊

津本陽『無量の光(上)(下)』(上)329頁(下)317頁 文藝春秋 2009年12月刊

池井戸潤『仇敵』303頁 実業之日本社 2003年1月刊

桐野夏生『だから荒野』417頁 毎日新聞社 2013年10月刊

久坂部羊『第五番』554頁 幻冬舎 2012年2月刊

内田康夫『砂冥宮』304頁 実業之日本社 2009年3月刊

加藤廣『明智左馬之助の恋』443頁 日本経済新聞出版社 2007年4月刊

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 幕末には、多くの魅力的な人物が輩出した。その人物は、薩摩・長州・土佐で語られることが多いが、この小説は幕府の内部で働いた勝海舟、その妹お順の話である。この小説はお順を語りながら、勝海舟の魅力がたっぷり盛り込まれていた。

 お順が結婚した佐久間象山は、安政の大獄で罪を受け、あえなく亡くなった。ただ、お順が一目ぼれした初恋の人は島田虎之助だった。結局は虎之助とは結ばれず、象山と一緒になった。

 海舟がかかわった幕末の人物は、象山以外でも西郷隆盛、坂本龍馬、高杉晋作、吉田松陰、土方歳三、山岡鉄舟、徳川慶喜等錚々たる人たちだった。江戸城開城で海舟の果たした役割は大きかった。海舟がいなければ、幕末の江戸の町は瓦礫の中に消えたかもしれない。

 さらに、明治になってから徳川藩を残し維持させるための海舟の獅子奮迅の働きも忘れてならない。この小説を通じて、勝海舟の偉大さが改めて分かった。

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