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2018年8月30日 (木)

№3907 青木ヶ原樹海は“黒い森”か

 東京シニア自然大学修了生対象コースの講座で、富士山麓の青木ヶ原樹海に行ってきた。この講座は、「富士山に行こう!」ということで、年一回行われている。今年でもう4回目になるだろうか。私が参加したのは、これで2回目だった。講師は、いつもの小泉武栄先生(東京学芸大学名誉教授)だ。

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 小泉先生は気さくな方で、朝挨拶した時も「私は70歳になった。最近、とんと体が動かなくなったと痛感する」と話していた。毎月のように山に登っていたようだが、最近はその回数も少なくなった、と話していた。

 私は不勉強にして、富士山のことはあまり知らない。講座の主催者Kanakuboさんに、「富士山講座で青木ヶ原樹海に行きたい」と希望を述べていたが、ようやく実現した。この講座は人気が高く、38名もの参加があった。

 私のイメージでは、青木ヶ原樹海というと自殺者が入り込む森で、暗く黒いというイメージがあった。どうやらそのイメージは、松本清張の影響が多分にあったのかもしれない。この日の講座は、青木ヶ原樹海が富士山噴火のどういう影響を受けたのかの観察会だった。残念ながら、この日は曇っていて富士山は望めなかった。

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 観光バスをチャーターして、道の駅なるさわ経由で本栖風穴に向かうはずだった。ところが1時間も道に迷って着いたのが富士風穴だった。まあ、これはこれでよかった。いよいよ青木ヶ原樹海に踏み入った。ところが、森は私のイメージに反して明るく日のさすところだった。

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 特にこの森で目立った樹木は、アカマツ、ツガ、ヒノキ、ハリモミ、ヒメコマツ、アセビ等の木だ。先生の説明によると、この樹海はもともとが草原で溶岩台地だったという。地元の人にとっては草刈場であり、萱などの採集地だったという。いつの間にか木が生えはじめ、アカマツなどは80年になる成木のようだ。

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 樹海に生えている大木も、下が溶岩なので根を張れないでむき出しだ。これじゃ風に弱いだろうと思ったが、この樹海は意外と風が弱いのだそうだ。標高1120メートル、富士山の1.5合目に広がる3000ヘクタールの広大な森だ。

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 午前中の最初の目的地が【富士風穴】だ。この地は、周りから20mも落ちていた。溶岩ドームが陥没したもののようで、底に降りてみると、地上に比べて10度も低く、ひんやりして気持ちがよかった。この底には暗い穴が開いてあり、200数十mも広がっているらしい。「ブラタモリ」でタモリが穴に入ったらしいが、われわれは入らなかった。

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 この風穴も私には初めてだったが、いろいろな溶岩が広がっているのも珍しかった。縞々のような溶岩があったが、縄状溶岩というのだそうだ。岩の説明があり、安山岩や玄武岩、流紋岩などの説明を聞いても、私にはわからなかった。同行の仲間Arakawaさんに、コナラとミズナラの違いを聞いて、初めて納得した。

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 昼食後、西湖の蝙蝠穴を訪ねた。夜になると、蝙蝠がこの穴から飛び立つらしいが、今は棲んでいないという。ヘルメットをかぶってこの蝙蝠穴に入ったが、天井が低くて、ヘルメットが岩にがつがつ当たった。ヘルメットなしでは頭に瘤ができるほど低い箇所もあった。

 そいうえば、先日横浜球場で野球観戦していた時に、川崎の姉が「富士五湖や忍野八海に行ってみたい」といっていたのを思い出す。今回行ったのは、まさにそういう場所だった。

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