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2018年10月21日 (日)

№3959 六義園で吟行

 高校の東京同窓句会「東雄句会」の吟行が、駒込の六義園であった。私はこの句会の会長として、参加してきた。この日の参加者は8人で、天気もよし、絶好の吟行日和だった。

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 朝10時半に六義園の正門に集合して、簡単な打ち合わせの上、それぞれおもいおもいに園内に散っていった。私は片手に「俳句手帳」、もう一方の手には電子手帳を持ってそれぞれ句作に思いをこらした。さて、どういう俳句ができるやら。

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 私は、この六義園にはもう何度も来ているが、吟行できたのは初めてのことだ。この庭園は、江戸時代柳沢吉保の別邸で、将軍が何度も訪れたという代表的な大名庭園である。明治時代、三菱の創始者岩崎の庭園として、今の倍ほどの敷地の庭園だったらしい。

 今では都立公園になっていて、庭園の手入れも行き届いている。ある参加者は、「あまりにも作られ過ぎた庭園で、吟行には面白くない」とブツブツ言っていた。とはいえ、句材は探すといくらでもある。

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Simg_7025  吟行を何度も経験している私は、まずは俳句手帳にキーワードを書き入れる。そのキーワードを膨らまして俳句を作ると、いくらでもできる。この日、この庭園で見たキーワードは、「松の手入れをしている職人」、「池にそそぐ大きな流れ」、「つつじの狂い咲き」、「晩秋の暖かな日差し」、「枯山水」、「庭園を訪れるたくさんの外国人」、「台風被害の倒木」、「つつじ茶屋」、「松の菰巻」、「道に落ちている団栗」などすべてが句材の対象だ。

 とりあえずは、思いつくままに俳句手帳に書いていった。わずか1時間余りで17句ほどが出来上がった。出来上がったとはいうものの、ほとんどが初案の段階である。公園のベンチで昼食を摂りながら、モノになりそうな俳句を選んだ。この日の課題は、5句提出だ。

 私は俳句を作る傍ら、庭園を訪れている外国人に積極的に声をかけた。来週からの海外旅行に備えての予行演習だ。「つつじ茶屋」で出会ったのは、かわいい女性だった。どこから来たか尋ねたら、カナダのバンクーバーだそうだ。日本が大好きで、もう四度も来ているといっていた。また、別の団体にも声を掛けたら、台湾から6泊の予定できていると話していた。

 電子手帳を検索していたら、今まで使ったことのない秋の季語をたくさん発見した。「松手入れ」、「薄紅葉」、「狂い花(帰り花)」、「菰巻」、「落とし水」などこの日の吟行には使えそうな季語だ。特に「松手入れ」などいいじゃないかと思った。

 そのことを事務局長のSohuさんに話したら、「松手入れなど手あかのついた季語の代表例だ」と散々だった。しょうがないな、「松手入れ」を使った俳句は捨てよう。

Simg_7029  午後1時に出口に集合し、記念写真を撮った。さて、それでは句会会場に向かうか(長くなったので、句会の様子は次の号にします)。

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