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2018年11月 7日 (水)

№3978 ハバナは毎日が祝祭日

 ヘミングウェーの晩年の作品に『移動祝祭日』という小説がある。自宅のどこかにはあるはずだが、残念ながら読んでいない。なぜこの作品かというと、キューバを旅していて、しきりにこの『移動祝祭日』を思い浮かべる。

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 そう、ハバナは毎日が祝祭日のようである。ヘミングウェーがハバナを書いたのかどうかは知らないが、ハバナにはこじんまりとはしているが花がある。

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 街のあちこちを歩いていて、必ず生の音楽が聞こえる。何度か話しているが、レストランが音楽家を抱えているのである。昼となく夜となく演奏している音楽が、街に流れている。ジャズであったり、キューバ音楽だったりする。音楽の演奏に合わせて、踊り出す人もいる。

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 その踊りを見ていると、男も女もしなやかに腰を振り、エロスを感じる。実に音楽によくあった踊りである。音楽のテンポも良く、こちらも踊りだしたくなる。演奏しているのは若者だけではなく、結構年配の人もマイクの前に立っている。

 東京で『ビエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ アディオス』という映画を見た。演奏している男女は、みな80歳代、90歳代だった。ちなみに、彼らの出身地サンチャゴ・デ・クーバで、お土産に彼らのCDを買い求めてきた。

 そういえば、最近世界中どこを歩いても「KARAOKE」の看板が目につく。ただ、ハバナでは一度も目にしていない。これだけ生音楽があれば、カラオケなど必要がないのも道理である。レストランでの演奏は、道行く人にも楽しめるように、オープンになっている。

 ある晩、こういうことがあった。夕方激しいスコールがあり、オープンエアーのレストランに客は私一人だけだった。黙々と夕食を食べていたら、5人組のバンドが私一人だけのために演奏を始めた。コーラスを受け持っていたのは、二人の若い女性であった。しばしば食事の手を休め、拍手を送った。ただ、客が私のみで申し訳ないような気持ちもした。

 海外旅行をしていると、外国人とみると物の押し売りをしたり、いかがわしいところに連れ込もうとされることが良くある。あるいは金をせびりに寄ってくるものもいる。それがとても煩わしいのだが、キューバではそういう目には合っていない。何よりうれしいのが、タクシーに乗っていて、法外なふっかけがないことである。安心して街歩きを楽しめる。キューバは安全な国なのだ。

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 それが日曜日だったからなのかどうかは知らないが、パーフォマンスをしている一団があった。それもテンポの良い音楽に乗ってである。それを取り巻く沢山の観客がいた。ああ、祝祭日だなと感じた。

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 店舗の前で店番をしている老女、それがとても美味しそうに葉巻を吸っていた。これもキューバならではの街角風景であると思った。

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 キューバの気候は、もしかしたら沖縄と似ているだろうか。亜熱帯気候で、直射日光はとても強い。ところが日陰に入るとヒンヤリする。湿度が低いのだろう。街角に咲いている花は、ブーゲンビリアやハイビスカスである。一面の広大な畑には、サトウキビやバナナを植えてあり、野のあちこちにはパームツリー
(大王ヤシ)やココナツが群生している。

 キューバの休日もあっという間であった。この記事がアップするころにも、もうメキシコのホテルである。旅はいよいよ後半に入る。

 

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コメント

こういう生のレポートはイイね! ガイドブックやTVの作られた番組よりよほど臨場感があってとっても良いですよ。私もキューバに行った気になっています。体調に気を付けて、楽しい旅を続けて下さいね。美味しいお酒を待っていますね。 

投稿: ルート36 | 2018年11月 8日 (木) 09時29分

ルート36さん
コメントありがとう
そういえば、キューバ音楽を聴きながら
ルート36さんを思っていましたよ。
キューバ音楽にマドラスはつきものですが、
ルート36さんはうまく鳴らしていましたね。
私が振ると、ガチャガチャとしか鳴らなかった。
板橋の懐かしい思い出です。

投稿: シンさん | 2018年11月 8日 (木) 10時25分

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