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2018年11月22日 (木)

№3993 映画『日日是好日』

 今週月曜日の飲み会で、映画『日日是好日』が話題に上がった。樹木希林の話題だったのか、または「お茶」の話だったのかは定かでない。ただ、Masaakiさんがいうには、「おかげで『日日是好日』が店頭で売れている」のだそうだ。早速検索をかけてみたら、いつも行っている銀座の映画館「シネスイッチ」で上映しているようだ。

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 定期健診の午後、この映画を見に行った。平日だったにもかかわらず、映画館は結構人が入っていた。

 この映画の主演は黒木華、準主演は樹木希林だった。樹木希林の映画を最近よく見ている。最近でいうと、『万引き家族』であり『モリのいる場所』だ。樹木希林は、ご存知のように今年の9月15日に亡くなった。この映画は、亡くなってから封切られた。

 多分、去年から今年にかけて撮られた映画だろうが、それにしても樹木はシャキシャキとしていて、亡くなる直前に撮られた映画とはとても思えなかった。この映画で、この作品を樹木希林の遺作と銘打っていないので、まだ彼女を撮った映画はこれからも上映されるのだろうか。

 映画のキーワードは、フェデリコ・フェリーニ監督の映画『道』である。私も考えていたのだが、多分この映画を高校生の頃見た記憶がある。モノクロ映画で、内容が分からないまま映画館を出た。

 この映画の原作者森下典子も、この映画を小学5年で見たのだそうだ。その時には、何が何だかわからなかったという。大学生の時に再度この映画を観て、衝撃を受けたらしい。さらに、三十代半ばに見たときには、「ダラダラと涙が止まらなかった」という。

 「世の中には、「すぐわかるもの」と「すぐにはわらないもの」の二種類がある」という。すぐわかるものはそのまま通り過ぎればいいし、すぐにわからないものはフェリーニの『道』のように、何度か行ったり来たりするうちに、そのうちにわかってくるものだと作家は言う。

 今回のこの映画は、「お茶」の話だ。主人公の典子は、二十歳でお茶を始めた。いちいちの動作がきめ細かく決められていて、なぜと問うても、「お茶というのはそういうものなのよ」との返事しか返ってこなかった。

 最初は退屈していたが、お茶を習いはじめて20数年、ようやく最近おぼろげながらお茶の良さがわかりつつある、という話だった。樹木希林はお茶をやっていたかどうかは知らないが、その所作に熟練の味があった。
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 帰りに、近くの書店で原作を買い求めた。

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