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2019年2月 7日 (木)

№4071 1月に読んだ本

 毎月の月初めには前月読んだ本の報告をし、若干のコメントを入れている。昨年2018年は史上最大の読書量をこなしホッとしたせいか、1月は気の抜けた面があった。さらには、あまりこれとはいった本に出会えなかったせいか、冴えない月を送った。

 どんなに長編の小説でも、大体100頁も読むと物語に没入できるものである。反対に100頁読んでも物語が立ち上がらない小説は、失敗作だろう。私は、そんな失敗作であろうとも最後まで読み通すことにしている。それが1月の停滞の最大の原因であった。それでも、何とか最低目標の5000頁はクリアできた。

 1月は14冊、5103頁の本を読んだ。何を読んで、何の本が停滞原因だったのかを話してみたい。

誉田哲也『幸せの条件』384頁 中央公論新社 2012年8月刊

百田尚樹『影法師』330頁 講談社 2010年5月刊

山田宗樹『代体』416頁 角川書店 2016年5月刊

楡周平『ラストフロンティア』299頁 新潮社 2016年2月刊

馳星周『暗手』456頁 角川書店 2017年4月刊

堂場瞬一『歪』391頁 角川書店 2012年1月刊

久坂部羊『反社会品』300頁 2016年8月刊

梁石日『明日の風』316頁 光文社 2010年9月刊

久坂部羊『テロリストの処方』316頁 集英社 2017年2月刊

加藤廣『利休の闇』332頁 文藝春秋 2015年3月刊

内田康夫『よごれちまった道』483頁 祥伝社 2012年10月刊

伊東潤『叛鬼』274頁 講談社 2012年5月刊

今野敏『クローズアップ』345頁 2013年5月刊

連城三紀彦『女王』534頁 2014年10月刊

Photo
Photo_2  久し振りに梁石日の小説を読んだ。私は、梁石日の小説が好きでよく読んでいた。果たしていつ頃読んでいたのだろうか、例のごとく検索してみた。よく読んでいたのは、20年も前の1999年だ。いったい彼の本を何冊読んだのか、またリストアップしてみた。全部で23冊の小説を読んでいた。そして判明したのだが、『明日の風』は2013年5月にすでに読んでいた。全然記憶になく、再読してしまった。

 梁石日の代表作に『血と骨』がある。大変な評判を呼び、ビートたけし主演で映画化されている。彼の主題は、在日であり、父の話である、変幻極まりない人生である。私は、梁石日の小説で在日の現状を知り、大坂の馬飼野を知った。なんといっても印象深いのが、狂暴極まりない身勝手な父の話である。

 この小説もやはり父の話であった。済州島での反乱を逃れて大坂にやってきた父だが、暴行によって無理やり母と結婚した。そして、家庭ではDVの嵐である。その上、妾を作り同居したり、隣家に棲み自宅に近寄らない父であった。主人公は、いつか父を殺してやろうと思っていた。その切迫感が、この小説から伝わってきた。

Simg_7748
 今月読書が進まなかった最大の原因が、山田宗樹『代体』である。416頁の小説だったが、読み終わるのに7日間もかかってしまった。普通これくらいの小説は、2日か3日で読み終わる。要するに面白くなくて、前に進んでいかない。「読書は苦行との戦い」とはよくいったもので、私の思いが読書に向かわない小説だった。それでも、読み始めたら最後まで読むの精神で、何とか読み終わった。

Simg_7989  一体、何の小説だったのか。さらに1月のもう一冊の苦行が連城三紀彦『女王』である。これも534頁の長編小説だったが、意図がわからない。要するに100頁読んでもわからない小説は、私の中では失敗作だ。

 1月はこの2作品であまり楽しめなかったね。
 

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