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2019年5月16日 (木)

№4162 叔父の見舞い

 先日一族で那須に行った際、機会があったら叔父の見舞いをしようと話した。叔父は私の母の弟で、もう97歳になる。認知症を患い、ある施設に入院しているという。母方の兄弟姉妹は7人だったが、いま生きているのはこの叔父一人だ。元気なうちに一度お見舞いをしようと、この日実現した。

 病院に行く前に、叔父の自宅に立ち寄った。叔母さんはまた接待が好きな方で、昼食にテーブル一杯の料理を用意して待ってくれていた。叔母は秋田の能代の方で、実家からたくさんの秋田の食材を送ってきたらしい。蕗やワラビ、ジュンサイに筋子、鮭などだ。ほとんどご飯のお代わりなどしたことのない川﨑の姉も、おもわず茶碗二杯のお代わりをしていた。ご飯を食べない私も、秋田の米に同じくお代わりをした。

 叔父さんの様子をうかがうと、認知症以外どこも悪いところがなく、心臓なども丈夫だとのことだ。ただすっかりボケてしまい、自分の娘のこともわからない始末らしい。しかし、最近は自分の生まれた秋田の田舎の話は盛んにするという。ボケる前には好奇心が旺盛で、上野の美術館などにも通っていたというし、油絵や水彩などにも興味を持ち、絵筆を握っていたらしい。銅版画や篆刻とあくまでも趣味の広い方だった。

 この日は午後3時から入浴とのことで、3時過ぎに自宅を出て病院に向かった。叔母の心配事は、いま入院している病院から退院を迫られていることらしい。認知症を患っている方の病院は狭き門で、なかなか空きがないという。たとえ空きがっても、矢張り四六時中滞在するので、雰囲気のいい病院にしたいらしい。

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 病院は車で20分ほどのところだった。入浴直後だっただけに、すっきりした顔で待合室に現れた。もちろん、私達一行のことは覚えていない。姉の子供達だよというと、かすかに私の母でもある姉のことは覚えていた。なぜか知らないが、天皇に抱かれたのだと盛んに言っていた。さらに、昨日車で秋田に行ってきたのだという。18歳で実家を出たはずなのに、実家のことだけは鮮明なようだ。

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 せっかくの訪問なので、全員で記念写真を撮りましょう。近いうちに秋田に行くので、従兄妹にこの写真を上げよう。あまり長くいても叔父さんが疲れるだろうと、病院は30分ほどで退去した。その足で、川崎の姉の家を訪ねた。時計が故障しているとのことで、義兄のFumioさんが見てくれるとのことだ。先日も那須の帰りに立ち寄ったらしいが、その時には直らなかったようだ。

 自宅に帰り、義兄はどうやったら直るか一生懸命考えてきたらしい。早速時計の分解を始めていた。横浜の姉が言っていたのだが、義兄は糖尿病を患っているのだが、那須から帰ったら普段200以上もある血糖値がっずいぶん下がったらしい。彼は、那須で作業着に着替え、いろいろと不具合なところを修理していた。物置の整理や網戸の直し、水道管の修理など、彼が来たら那須の家は見違えるほどだ。その上で血糖値が下がるなら、那須に永住したらどうなのだろうか。

 あれだけ那須で一緒だったのに、帰りはまた夕食を一緒にしようということになった。姉が大好きなのは肉だ。近くのステーキ屋でサーロインステーキを食べて帰ってきた。

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