« №4189 ジャカランダの花を見に行こう | トップページ | №4191 スマホを使いこなしたい »

2019年6月13日 (木)

№4190 白金周辺の散策

 東京シニア自然大学NEXTの講座で「白金周辺散策」があり、参加してきた。参加者は23名だった。

 私は東京には相当周知しているつもりだったが、白金周辺は歩いたことがなかった。地下鉄で白金台駅に降りたのも始めてのことだ。ついでにいえば、この地下鉄沿線にあった麻布十番も一度行ってみたいと思いながら、実現していない。さて、今日散策する白金とはどういう場所なのだろうか。

Img20190612100450

  集合した駅の改札前で、この日の行動の説明があった。午前中は「ゆかしの杜」(旧国立公衆衛生院の建物)の見学、その後「近代医科学記念館」の見学。昼食をはさんで午後は、「自然教育園」の見学。反省会の会場も確保してあり、午後5時半からだという。

Sdscn0538
 「ゆかしの杜」は、地下鉄白金台駅のすぐ近くだった。ここには「港区立郷土歴史館」があり、この館の係員が丁寧に説明してくれた。この建物は昭和13年、アメリカのロックフェラー財団の基金で建てられたらしい。戦後使われていなかったものが、昨年の秋、港区と国の物々交換で港区が手に入れたものだそうだ。すごい由緒のある建物だった。特にすごいのは、トイレだ。大理石でできた広々としたものだった。

Sdscn0539
 講堂もピカピカ光っていた。旧国立公衆衛生院時代のものらしいが、様々な理由で今は使われていないという。昔は看護師たちの研究発表の場だったらしく、机には傷がなかった。係員が言うには、「こういう講堂で机に傷がないのは珍しい」と強調していた。ほかにも見るべき歴史が、建物にはたくさん残っていた。係員も興にのり、1時間半も説明してくれた。

Sdscn0540
 この建物の隣にあったのが「近代医科学記念館」だ。ここでも、係員が待っていてくれた。ここは昔の「伝染病研究所」であり、北里柴三郎や野口英世などが在籍していたという。馬から血清を採るために、数百頭がここで飼われていた時代もあったという。北里柴三郎も、次の新札に肖像が載る。ここでの説明で面白かったのは、森鴎外が脚気を「脚気菌に原因がある」と主張したのを、北里柴三郎は「栄養の問題」として論争を巻き起こしたことだ。今思うとビタミンB1不足の初期的な話だが、脚気で何万人も死んだことを思うと、当時は深刻だった。

 さて、お昼はここの生協食堂で食べた。この研究所は東大医科研病院も兼ねており、学生や医者の卵が多いのだろう。久し振りの大学生協での食事は、安くて美味しかった。

Img20190612140250
 午後は、ここから歩いて10分ほどのところにある「国立自然教育園」の見学だ。私は初めて訪れたのだが、都心の真ん中にこのような広い自然の森が残っているのには驚いた。自然教育園にもボランティアガイドが待っていて、丁寧に説明してくれたのはありがたかった。東京ドーム9個分以上の広さがある自然園は、夏でも周囲より10度も低いらしい。森の効用はすごいものだ。昔は少年だった仲間が、目をキラキラしながら聞き入っていたのは、同感の至りである。

 解散後この周辺を散策したのだが、「庭園美術館」といい、「寄生虫館」、「八芳園」、「プラチナ通り」、「松岡美術館」とみるべき場所がたくさんありそうだ。一度再度ゆっくり来よう。何しろ、目黒駅からすぐのところだ。

|

« №4189 ジャカランダの花を見に行こう | トップページ | №4191 スマホを使いこなしたい »

東京シニア自然大学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« №4189 ジャカランダの花を見に行こう | トップページ | №4191 スマホを使いこなしたい »