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2019年7月 7日 (日)

№4114 津軽旅情の吟(うた)

 以前、5月下旬に津軽を旅行したことを俳句に詠おうと思っていると話した。そしてキーワードもお知らせした。そのキーワードに沿いながら、俳句を詠み始めている。こういうものはダラダラやっていてもダメで、一気呵成に30句を詠もうと思った。そして26句まで詠みこんだが、そこでパタッと止まってしまった。後はどうしても思いつかないのだ。

 先日、鳥越碧の『兄いもうと』という小説を読んだ。正岡子規と妹の病床生活を描いた小説だ。そこで描かれていた正岡子規は、すさまじいものだった。彼は小説や短歌、詩歌も作ったが、何よりの俳句に対する情熱がすごかった。一時期は、一か月に5000句もの俳句を詠んだという。一日に換算すると170句弱だ。このことを思うにつけても、30句を作るのに四苦八苦する吾が姿の情けなさを思った。

 締め切りまでもう少し時間がある。今日は「津軽旅情の吟」と題した俳句を、撮った写真とともに紹介したい。ただ、この俳句はまだ途中で、さらに何度も推敲が必要だろう。提出した句で、先生に採られるのはわずか10句だ。

津軽旅情の(うた)


梅雨晴れの雲間に覗く岩木山

Dscn0396   白神の山上に揺れ()()若葉    Dscn0407_20190707095501 津軽路や十三(とさ)の湖畔の蜆汁  
     

        梅雨寒や岬へ急ぐ車なし

   老鶯や混浴風呂に女人なし Dscn0405 春宵やロビーに奏で津軽三味線

    津軽海峡帽子飛び去り(はる)北風(ならい


Dscn0411_20190707095501
竜飛崎海峡荒れて青嵐


Dscn0417_20190707095601

 

     桜桃忌初めて訪ねし斜陽館


斜陽館梅の実たわわ庭静か


Dscn0422_20190707095801 酸ヶ湯温泉豪雪地帯雪黒し
Dscn0423_20190707101001 八甲田遭難の地とや若葉風


取れたての帆立刺身に舌鼓


日本縦断友の顔には汗光り


五所川原街に偉容の()()()


栗の花縄文偲ぶ古墳かな
Dscn0430 日傘差し一日(ひとひ)古墳を経巡りて


橅茂り五千年の遺跡かな
Dscn0439_20190707100401 数千の海猫姦し(かぶら)(しま)


種差海岸雲丹の丼山盛りに
    Dscn0459_20190707100501   春麗ら震災くぐり浄土浜    Dscn0450     滴りの水脈豊か龍泉洞

   
震災の大川小学校に草の()


     津軽路や若葉の道を二千キロ


三陸の防潮堤や夏浅し
Dscn0448_20190707100801 夏きざす長城の如防潮堤

 こういう旅の楽しみ方もあるね。

 

 

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俳句」カテゴリの記事

コメント

私も今月30句も宿題が出ています
一応、出来上がりましたが
10句okなら良いのですが……

投稿: 美代子 | 2019年7月 7日 (日) 19時11分

美代子さん
コメントありがとうございます。
俳句はいつまでたっても上達しませんね。

投稿: シンさん | 2019年7月 8日 (月) 08時49分

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