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2019年9月 7日 (土)

№4175 富士山を五合目から下る

Sdscn0873  東京シニア自然大学修了生コースで、「富士山に行こう!-富士吉田口下山だけコース―」に参加してきた。毎年一回9月に開講されている「富士山に行こう!」の講座は、今年で4回目になるらしい。「宝登山見学」「御庭をめぐる」「青木ヶ原樹海」に次いでの講座だ。私はこの講座を楽しみにしていて、今回参加で3回目だ。講師の先生は、これもいつもの小泉武栄先生(東京学芸大名誉教授)である。

Sdscn0867  チャーターしたマイクロバスで、富士スバルラインの五合目に着いた。スマホで確認したら、この地は標高2300メートル、温度は15度だった。下界は晴だったのに、ここ五合目は雲で覆われていた。そして何より驚いたのが、この五合目はまるで異国の地だ。ほとんど日本人の姿は見えない。ヨーロッパ系の人も多かったのだが、何より中国人が目立った。彼らは声が高いのですぐにわかる。

Sdscn0871  この日の講座は、富士山を五合目から馬返しまで下るコースだ。なぜこのコースを選んだかというに、担当者のKanakuboさんが「私は登るのが大嫌い」だからだという。外国人の間を縫い、下山コースを下った。小泉先生のカバー領域は広い。地質学から植生までなんでもカバーしているようだ。

Sdscn0872 Sdscn0876  富士山固有の植物、名月草に富士アザミだ。山道の脇には鳥兜も咲いていた。カラマツやコメツガ、シラビソまで、植物のことはなんでも説明していた。実は、私は普段ほとんど体を動かしていない。この日もはたして皆に付いていけるか、不安があった。ただ下山だけだったので、何とかなった。

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 植物の説明だけではなく、富士山の成り立ちも岩石から説明してくれた。火山の噴石が山道脇にはたくさん転がっている。穴だらけの石はスコリア、真っ赤な石は鉄分を含んでいる石だし、真っ黒な石は宝登山噴火で飛んできたものだという。さらに上の写真の白い石は、古富士の跡の石らしい。15000年前に噴火した古富士はすべてを吹っ飛ばし、その上に新富士山が乗っかっていまの姿になっているという。

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 この下山コースには、合目ごとに山小屋があったらしい。その山小屋がことごとく廃屋になっていた。その理由は、1964年東京オリンピックに合わせて開通した富士スバルラインにあるという。有料道路開通までは、富士吉田口からのこの道が富士登山のメインロードだった。そしてスバルライン開通後は、この道を使って登山する人は激減したようだ。山小屋として経営が成り立たない小屋は、廃屋のまま放っておかれていた。

Sdscn0891  下から元気な小学生が登ってきた。富士吉田小学校の六年生の遠足だと言っていた。山は何時でもそうなのだが、一度下った道を再度登る気にはとてもなれない。二合目まで下ってきたら、眼下には河口湖が見えた。目的地の馬返しまではもうすぐだ。結局、この日は4時間半をかけて500mほど下った。

 さて、翌日は足がパンパンになって歩けないだろうね。

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