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2019年9月 1日 (日)

№4169 香港は燃えているか

 連日報道されているが、香港が燃えている。きっかけは、香港で犯罪を起こすと中国本土に送致されるという法律に対する反対運動だった。実際はこの法律は施行されないことになったが、完全撤回を求めての反対運動は終わっていない。

 どうやら、この運動は法律撤回がきっかけだったが、根は深いものがありそうだ。1997年7月1日、香港はイギリスから中国に返還された。中国は、一国二制度で香港を管理した。この制度に無理があったのではないか。中国本土は共産主義だが、香港の経済は自由主義経済で運営することになった。ただ、事あるごとに中国政府は香港に介入してきた。

 今回のデモは、現象は犯罪者の中国本土送致反対だったが、本質は中国の共産党にNOを突き付ける運動ではないか。そうであるならば、この運動は終わらない。中国政府は「虎の尾を踏んだ」のではないか。

 そもそも、1989年の「天安門事件」を力で押さえつけた。どんなに力で押さえつけても、その矛盾がそもそも消えたわけではない。天安門事件の根も、共産党一党支配に対するNOを突き付ける運動だった。その後、共産党政権はますます強権力を深め、国内の反対運動を押さえつけてきた歴史がある。今は静かなようだが、本土は爆弾を抱えたままだ。

 今回の香港の運動の根は、本土と同質である。中国の共産党一党支配が終わらない限り、香港の運動は終わりそうもない。ただ天安門事件とは違って、香港には世界の目が光っている。軍隊を使って運動を抑えようとしても、世界世論はそれを許さないだろう。天安門事件では、何万人もの学生が殺されたが、香港で同じ殺戮をやったら、中国の世界での覇権は雲散するのではないか。

Photo_20190901095401  昨日もデモの禁止が香港政府から告げられ、反対運動側もデモの中止を発表したが、大規模なデモは行われた。今日もそのデモは行われるという。果たして、香港はどこに行ってしまうのだろうか。

 この問題は、台湾にも波及している。「台湾独立」を訴える現政権が力を失いつつあったが、香港の事態があって、再度力を得つつあるという。東アジアは、日韓関係を含めて目が離せないね。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

香港をイギリスが租借したのが中途半端だったのではないかと感じます。
地中海と大西洋の繋目にあるジブラルタル、いまだにイギリス領のまま~ 住民投票等々はありますが?

投稿: アスペル山ちゃん | 2019年9月 1日 (日) 19時33分

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