№4186 「伊奈桟雲の会」定例句会
このところ俳句の話題ばかりで恐縮だが、第三火曜日は「伊奈桟雲の会」の定例句会の日である。いつもの埼玉県民活動総合センター会議室で開かれた。参加者は、先生を含めて10名であった。句会を開くのには、丁度良い人数だ。いつもそうなのだが、句会の前には、この日自分が持参した俳句がどういう評価をえるのか、そわそわドキドキしている。
この日も雑詠5句に兼題1句を提出した。今月の兼題は「蜻蛉」であった。前にも申し上げたが、私はこの句会の会報を作っている。すでに第91号になるが、この8年弱の間一号も欠かしたことがない。先日の十五夜吟行の宿泊の席で、高校の先輩のSenshuさんに褒められたばかりである。会報の表紙には、その月の兼題画像を載せている。この日の句会でも、Yokoさんに「まあきれいな蜻蛉ですね」と褒められた。
この画像は、ネットの無料素材の中からとっている。きれいな画像が、ネット上にはそれこそ山のようにあるのは便利だ。目指すどういう画像でも拾えるのは驚きだ。ちなみに来月の兼題「稲雀」の画像も、このネットから拾った。象徴的で良い画像ではないか。
ところで、今月の句会の私の俳句への評価はどうだったのだろうか。今月提出した俳句は、先日の富士下山に思いを馳せた句が3句だった。富士登山の句は高校句会にも提出したが、誰からも評価点はもらえなかった。それに懲りず、若干の手直しはしたもののまた提出した。案の定、この伊奈桟雲の会でも評価点はゼロだった。
しかし、やさしい先生はお情けだったろうか、かろうじて丸がついたのが次の2句だ。
(原句)五合目を下るばかりの富士登山
(原句)廃屋の連なり吉田登山道
(添削句)廃屋のまた廃屋や富士登山
さらに、今月の兼題「蜻蛉」についても次の句を提出した。残念ながら、この句への評価もゼロだった。ただ、先生からは添削が入って、辛うじて滑り込めた。
(原句)秋茜群舞のありしいま昔
(添削句)秋茜群舞のありし夕田かな
皆の共感を得るのにはどうしたものだろうか、考えどころだ。
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