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2019年11月28日 (木)

№4357 八王子「絹の道」を歩く

 東京周辺には「絹の道」と呼ばれている街道が何本かあるらしい。この日は『東京シニア自然大学』の講座で、八王子の絹の道を歩いてきた。集合は、京王線の長沼駅であった。この付近はこの講座で何度か歩いているが、丘陵に作った造成地のせいか、道の登りがきつい。毎日この道を上り下りしていると思うと、うんざりだね。若いうちはいいが、歳をとると一仕事だ。

Sdscn1479  そうぶつぶつ言いながら、住宅地を最初の目的地に向かって歩いた。最初に着いたのが、白山神社の展望台だ。展望台とはいうものの、何も見えなかった。参加者は、口々に「なんでこれが展望台なんだ」と不満をぶちまけていた。白山神社を見ながら小休止した。坂を上っていると、少しだが汗が出た。この日は寒い一日だった。天気予報では雨の一日と予報が出ていたが、ほとんど雨は降らなかった。ちょっとした汗だったが、心地よかった。

Sdscn1483  次の目的地は大塚山公園だ。白山神社から歩いて30分くらいのところだ。この公園の入り口に「絹の道」の石碑が建っていた。この公園には二等三角点の印があり、詳しい人がこの三角点の説明をしていた。欝蒼とした森の中で、しばらく休んでいたら、汗の寒さがじわっと体に染みてきた。説明文を読むと、この地を絹の道と言い始めたのは昭和30年ごろと、比較的新しい指定だった。

Sdscn1487  丁度お昼ごろに「絹の道資料館」に着いた。ここで昼食を摂った。昼食が終わったころに、ボランティアガイドがこの絹の道を説明してくれた。この道の歴史から、絹の糸の経済関係まで詳しい説明だった。

Sdscn1489  この付近はやせた土地で、コメ作りには向かなかった。勢い、養蚕農家が多かった。蚕の絹糸は、当初は八王子の市場で売られていた。それが明治維新とともに、海外で日本の生糸の人気が高まったようだ。ここから横浜まで約40㎞あった。生産された生糸を横浜で売りに出し、大儲けをした豪農が出たようだ。しかし、鉄道が発達するようになって、この道が廃れてしまった。賑わったのはわずか30年間だったそうだ。豪農も、打ちこわしにあったり火事で焼けてしまったりで、末路は散々だったと話していた。

Sdscn1492  こういう話が聞けるのは、この東京シニア自然大学の良いところだ。この資料館から5分ほどのところに「小泉家屋敷」があった。茅葺屋根の立派な農家だったが、今でも住人が住んでいるらしい。この茅葺屋根は比較的新しかった。一体いくらぐらいかかったのだろうか。

Sdscn1498  そして向かったのが「都立小山内裏公園」だ。広いこの公園の大部分がフェンスに囲われていた。「サンクチュアリ」として鳥獣を保護することが目的で作られた公園とのことだ。こういう公園が都内にあるというのも良いね。ちょうど紅葉時期で、紅葉を楽しみながら散策した。なかなか良い講座だった。

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