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2020年3月 9日 (月)

№4460 新進ランナーの誕生

 新型コロナウィルスの影響で、スポーツイヴェントの中止か無観客試合が続いている。休日はスポーツ観戦を楽しみにしているものにとっては、寂しい限りである。そういう中で、昨日の「名古屋ウィメンズマラソン」は久し振りにに興奮したレースだった。先週の「東京マラソン」では、大迫傑が日本新記録で優勝したばかりである。

Photo_20200309092901  昨日の名古屋は小雨が降り、寒くてコンデションはあまり良くなかった。私は、そんなに期待してこのマラソンを見ていたわけではない。ところが尻上がりに興奮していった。私はあまり知らなかったのだが、興奮の要因は一山麻緒の快走である。特にすごかったのが、ペースメーカーがはずれた30㎞以降の走りだ。

 悪コンデションに、25㎞以降ペースメーカーもスピードが落ち込みがちだった。それにしてもすごいと思ったのは、ペースメーカーがそれまでは1㎞3分20秒のペースを確実に刻んでいったことだ。その正確さに驚いていたのだが、そこは人間、徐々にペースが落ちていって3分28秒までになった。その落ち込みに、満を持していた一山麻緒が30㎞手前でペースメーカーを追い越す勢いだった。

 ペースメーカーがはずれてから、一山のスピードはすごかった。それまでの3分24~5秒から10秒も早い3分14秒で走った。それがその時ばかりでなく、30㎞から35㎞まで続いた。そしてそのスピードは、ゴールまでほぼ落ちなかった。一山よりいいタイムを持っていた外国選手も、このスピードにはついて行けない。

 普通、マラソンは30㎞過ぎが疲れのピークで、徐々にスピードが落ちていくものだ。30㎞までの勢いをどこまで持続できるのが、勝利の条件だと思っていた。それが、昨日の一山の走りは違っていた。監督の永山がゴーの指令を出したら、それまでで押さえていたスピードが全開に解き放された。そのスピードは、外国の一流選手に負けないものだ。見ていても、気持ちの良い走りだった。腰の高い走り方も、美しいものだった。何より苦しい顔を一度も見なかったのは素晴らしい。

Photo_20200309093001  そして、日本国内で最高の2時間20分29秒で堂々優勝した。もしということはないのかもしれないが、コンデションがよければ2時間20分を切ったかもしれない走りだったね。関係者は大喜びだったが、MGCのプロジェクトリーダー瀬古利彦は一時「女子選手には期待していない」と言っていたが、さすが昨日の一山の走りには絶賛していた。

 そして、先週の大迫に続いて一山もオリンピック出場が内定した。世界の壁は高い。男子マラソンもそうだが、女子マラソンは、世界最高が2時間14分台である。ただ昨日の一山の走りを見ていたら、まだまだ記録が伸びる予感を感じさせた。とんでもない選手が出てきたものだ。

【3月8日の歩行記録】7,233歩 4.8㎞

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