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2020年4月28日 (火)

№5010 病気の有用な情報を入手

 手術も済んで、無事退院してきた。そのことを含め、追々記事を書き続けたいと思う。

 夕方の病院食を終えてしばらくしたら、夜間担当の若い医師が病室にやってきた。私の症状の診察をするためだった。彼は東京女子医大の医師で、夜間のみこの病院に勤務するという若い男性だった。彼と、この本態性振戦の話をしていたら、今まで知らなかった新しい情報を教えてくれた。

 そもそも私の病気が「本態性振戦」と分かったのは、還暦を過ぎて都立大久保病院の医師の診断を仰いでからだ。その医師は女医だったが、脳神経外科では日本でも権威と折り紙付きの人だった。その先生は、最初に私の脳のMRIを撮った。その画像を見ながらの診断では、「あなたはパーキンソン病ではなく、本態性振戦ですね」と言っていた。本態性振戦とは初めて聞く病名だった。

 先生の説明では、原因は分からないが、時々交感神経の接続がうまくいかない病気のようだ。「日常生活に支障がないなら、病気とは思わずに自分の性格と思い、うまく付き合うことですね。治療法はありません」と言っていた。それから10数年たっている。

 東京女子医大の若い先生が言うには、「この病気の治療法が、ここ10年ほどで劇的に進化しました。大久保病院で診断を受けたときにはそういう言い方しかなかったのでしょうが、今では治療法が開発されたのです。海外で開発された治療方法ですが、日本に入ってきたのは2013年とまだ7年しかたっていません」ということだ。

 FUSという医療機器だが、イスラエルで開発され、現在日本には9台導入されている。さらに、今年はもう3台の導入が予定されているらしい。ただ残念ながら、新たな導入先は関東の病院ではないらしい。

 私の本態性振戦は、右手と左手の両方に出ている。特に左手の方が強い。ただ、今回は利き手の右だけを手術するつもりでいる。物を書くにも、食器などを握るにも震えがひどいのだ。この治療法が保険適用になったのが左右のどちらか一方で、昨年の6月だという。保険適用がなされないと、200万円ほどの費用が掛かるらしい。200万円かかる左手は諦めた。

 その話を東京女子医大の先生に話したら、「今年の6月頃に法が改正になって、両方の手に保険が適用されるようになりますよ。ただ、手術するには一方の施術が終わってから、1年以上待つ必要がありますが」ということだ。ということは左手も諦める必要はないんだと、その話を聞いて嬉しくなった。

 さらにその先生が言うには、「事前の診察では、あなたの頭は超音波が通りやすいことが分かりました。明日の手術は、きっとうまくいきますよ」と太鼓判を押してくれた。二重に嬉しい情報だった。

【4月26日の歩行】手術のため歩いていない

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コメント

臨場感満載の医療情報、入院中のご多忙にも拘わらず感謝します。🙏
医学の進歩と厚生労働省の施策、日本人で良かったと感じます。私も27年前に東京女子医大で保険適用一割負担で尿路結石破砕治療を受けましたが、その数年前に受けたアン・ルイスさんは自費だったと聞き、本当に有り難かったです。
左右のオペを済まされた後のゴルフレポートが楽しみです。目指せエイジシューター❗

投稿: アスペル山ちゃん | 2020年4月28日 (火) 午後 07時41分

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