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2020年6月 7日 (日)

№5049 アメリカの暴動は治まらない

 5月25日、アメリカのミネアポリスで発生した警官による黒人の殺人事件に端を発した暴動は、全米各地どころか世界中に拡散して、とどまるところを知らない。その騒動に輪をかけているのがトランプ大統領の発言である。

 ミネアポリスでジョージ・フロイドさんが警官に首を抑えられて亡くなった事件は、SNSであっという間に世界に拡散した。逐一その映像が流されているが、それにしてもひどい事件だった。警官が平気で黒人を死に追いやる行為は全米各地で起きているようだが、しかし如実に見せつけられると、ひどいものだと思ってしまう。

 その現場にはたくさんの市民がいたようだが、同僚警官を含めて止める人はいなかったのだろうか。首を8分46秒にわたって絞められ、息ができないとつぶやきながら死んでいったフロイドさんも可哀そうだが、アメリカには人種差別の偏見が長く残っている。年に何人もの黒人が、警官の犠牲になっているという。

 この話題の中で取り上げられていたのが、新型コロナウィルスの黒人患者が白人よりの10%以上高いということだ。さらには、新型コロナウィルスの影響での失業者も黒人が圧倒的に高いと分かった。今回の警官の黒人殺しは、この事件をきっかけに普段の黒人差別に対する不満が爆発したものだ。

 このところ、「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)」のスローガンが叫ばれているという。今更このスローガンが叫ばれなければならないところに、アメリカの病理の深刻さがうかがわれる。

 この怒りに輪をかけているのが、トランプ大統領の言動だ。彼はほとんど黒人差別には発言せず、もっぱら治安維持の話だけだ。しかもホワイトハウス前での抗議集会に、地下の建物に逃げこんだという。意気地なしという声に、「地下を視察しただけ」と言い逃れ、これも嘲笑を受けている。さらに、治安維持に国軍を発動させるという発言にも、当の国防長官から反対の声が上がった。

 前国防長官のマチィス氏が、「こんな騒動に国軍を発動するなんて、前代未聞のことで聞いたこともない」と発言していたようだ。一連の動きを見ていると、トランプは臆病者で気持ちが定まっていないように見える。そして、すべての動きは大統領再選のためである。失業率が改善したのを見て、「フロイドさんも喜んでいるだろう」というが、肝心の黒人の失業率はむしろ悪化しているのだ。

 今年の11月の大統領選挙に向けて、今は民主党のバイデン候補の支持率がトランプに比べて7~8%上回っているという。ただ、トランプには「岩盤層」という強い支持層がある。3~4%ならすぐにでも逆転できるのではないかとみられているようだ。トランプの政策、国論・世界の世論を分断して、自分の支持層だけを固め、反対者は切り捨てる方針に、世界は飽き飽きしている。

 それにしても、トランプをありがたがっているのはわがバカ殿様だけで、たとえばドイツのメルケル首相などは、とっくに見放しているように視える。

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