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2020年10月21日 (水)

№5185 句会は国語教室

 昨日第三火曜日は、定例の「伊奈桟雲の会」の句会があった。いつものことであるが、この句会は緊張に包まれた4時間である。山彦先生の講義を、私は久し振りに、国語の授業を受けているような感じで聞いている。皮肉ではなく、いつも話してくれる事柄は新鮮だ。このエピソードは、句会の句の紹介ごとになされているので、メモをとったり取らなかったりである。

 先生が標榜するのは「写生俳句」である。しかも徹底写生をするべきという。この系譜は、ホトトギスの流れを汲む。とはいっても「写生」はそんな簡単ではない。写生俳句を訴えたのは、高浜虚子である。

 今日話された中で、山彦先生の師系の話が出た。先生がどういう師匠につきながら今に至っているかということだ。先生の俳句は、あくまでも正岡子規から高浜虚子、福田蓼汀、岡田日郎に繋がる「ホトトギス」の流れを汲む。福田は昭和23年「山火」を立ち上げ、岡田がそれを引き継いだ。山彦先生は岡田の弟子で、句会の合間に時々岡田日郎の話を聞かせてくれる。

 岡田日郎は93歳で健在だ。ただ一時500人もの会員を集めていた「山火」は、いまや100人前後と影が薄くなっているという。岡田が認めているかどうかはわからないが、「山火」から唯一独立して「桟雲」を立ち上げたのが山彦先生である。山彦先生はいまや14の句会を主宰し、さらにその勢いを伸ばそうとしている。会員も200人近いか。先生は自慢しているわけではないが、時々他の句会の様子も話してくれる。

 そして、私の苦手な文法の話もする。俳句を作るのに、終止形や連体形などを知っているのは必要だ。文法を知らなくても俳句は作れるが、知っていると句の形が整うことが多い。

 この日話してくれた新しい言葉があった。「寄物陳思」ということだ。私は初めて聞いたと思うのだが、句会で何度も話しているという。要するに、物に寄り添いながら思いを述べるのが俳句の神髄という。簡単なようで、なかなか難しい。

 さらにこの日話してくれたのは、「表現の美」「素材の美」「言葉の美」の三つの美が、俳句には必要だという。受講の生徒は、そんなものかとうなずいていた。ただ、少し抽象過ぎて自分の中で消化するのは難しいね。難しいながらも、何度もこういう話を聞いているとだんだん身についてくる(ということを期待している)。

 月一回の句会は、会員のこの一ヶ月の俳句を紹介する場でもあるが、もう一つ山彦先生の講義を聞く場としても、私には貴重な句会である。ということで、この日は朝9時50分から午後5時まで埼玉県民活動総合センターで過ごした。

【10月20日の歩行記録】2,889歩 1.9㎞

【10月20日のアクセス数】151アクセス 訪問者93人

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