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2021年2月10日 (水)

№4797 認知症は怖いね

 最近、意識しないで認知症の本を立て続けに2冊読んだ。自分のこととして考えてしまい、いつの間にか夢中になって読んでいた。そうだね、私も否応なしに認知症を意識する年代になっている。

Dscn2736  認知症に関して読んだ二冊の小説は、一つは楡周平の『終の盟約』だったし、久坂部羊の『老父よ、帰れ』だった。

 楡周平の小説は、ある医者の話で、認知症になったら人知れず殺してくれと仲間の医者に頼む小説だった。久坂部羊の小説は、自分の認知症の父親を介護施設から引き取り、家の中で介護するという奮闘記だった。特に、『老父よ、帰れ』のお父さんは75歳で、後期高齢者になったばかりだった。

 認知症介護で何が大変かというに、排便の世話のようだ。おしっこはおしめに垂れ流してもいいが、うんちの処理は大変なようだ。弄弁といってお尻が気持ち悪い介護者は、便を手でつかみ取りあちこちに擦り付けたりする。なかには食べてしまう人もいるようだ。このお父さんの話を読んで、私も他人ごとではないなと思った。

 以前から「2025年問題」が叫ばれ、昭和22年から24年生まれの団塊の世代が後期高齢者になる。その人口は約2200万人いて、国民の4分の一が後期高齢者になる。私はそれより一年早い生まれだが、団塊の世代のようなものだ。その中の15~20%が認知症を患うという統計もある。300万人から350万人の認知症が出る計算だ。

 この認知症の厄介なのは、治療法がないということである。もちろん、原因がわからないから治療法が確立しないのだ。この小説を読むと、患者に処方される薬は気休めみたいなもので、ほとんど役に立たないらしい。認知症にかかったら、進行を食い止める努力しかないという。まあ、認知症にならないように祈るしかないということだ。

 実は私の周りにも認知症になったという人がいる。私のブログの読者でもあるのでその家族のことは詳しいことは言えないが、同年代で、同じ話を繰り返しているようだ。本人はそれでもいいが、大変なのは介護する家族である。

 認知症を患う人は、脳に異変が生じたのだが、体はいたって健康そのものだ。徘徊して外を出歩き、仕舞に帰るべき家がわからなくなるという人が多い。街の防災無線で、よく行方不明者の放送が流れる。かといって、家の中に縛り付けておくのもこれまた大変だ。そういう方には、身体から外れないような身分証明書を括り付けておくしかないと思うのだが。

 そういえば、昨年の秋にも97歳の伯父さんが亡くなった。彼も、晩年は徘徊を繰り返し、家族をひやひやさせていたということだった。

 この認知症は、私や女房にいつ起こっても不思議ではない。いまから、それに対する心構えをしておくしかないね。『終の盟約』のように、罹ったら人知れず殺してくれるような医者もいないのだから…。

【2月9日の歩行記録】10,725歩 7.2㎞

【2月9日のアクセス数】150アクセス 訪問者100人

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