カテゴリー「スポーツ」の124件の記事

2020年1月27日 (月)

№4418 世代交代進む大相撲

Photo_20200127100701  昨日日曜日に終わった大相撲初場所だったが、ダークホース徳勝龍の優勝で幕を閉じた。これまで幕内と十両を行ったり来たりの徳勝龍の優勝にびっくりだ。辛口の解説者北の富士も「こんなことってあるんだね」と驚いていた。千秋楽で貴景勝に勝って涙を流す徳勝龍に、あらためて感動を覚えた。そういえば、このところほとんど白鵬が優勝していて、こんな場面は観ていなかった。なお、徳勝龍の優勝は幕尻では20年ぶり、奈良県からは98年ぶりの優勝だったという。

 優勝インタビューで、徳勝龍が「私がこんなところに立っていいのでしょうか」という挨拶に初々しさを感じた。

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 それにしても、初場所は世代交代の大きな波が押し寄せていることを鮮やかに表していた。何よりも衝撃だったのが、二日目の白鵬対遠藤戦だ。白鵬が投げ飛ばされて、背中から転がされた。久しく白鵬のこういう姿は観ていなかった。この衝撃があったのだろうか、白鵬は早々に休場を決めた。もう一人の横綱鶴竜も、その翌日には休場してしまった。初場所は、二人の横綱の休場で幕開けだった。

 さしもの白鵬も衰えが目立ったし、鶴竜も3場所連続の休場で進退が間近に迫ったのかと思われる。さらに二人大関の豪栄道も負け越して、大関陥落が決まった。来場所からは大関一人になる。上位がこんなにフラフラしているのに、果たして大相撲は大丈夫か。

 ただ、新たな風が吹き始めている。新鋭を数えてみても、朝の山、遠藤、北勝富士、正代、豊山等錚々たるメンバーだ。しかし、時代のホープが万全かというと、なかなかそうも言えない。

 間違いなく、次の世代のトップに立つのは朝の山だろう。ただ、今場所の朝の山の相撲を見ていても、まだまだ不安は残る。押す圧力は強いのだが、意外ともろい。コロッと転がされてしまうのだ。北の富士も言っていたが、まだまだ稽古が足りないということだろう。さて、相撲協会も上位の衰えとともに次の横綱、大関が欲しいところだ。次の大関に一番近い朝の山に点数が甘くなるかな。

 遠藤も序盤は目覚ましい活躍をしていたが、後半は地金が出たというか、負けちゃいけない相手に簡単に負けていた。北勝富士も強いところと弱いところがはっきりしている。初場所優勝を争った正代も、今場所は強かったが本当のところは分からないな。ひところ次代の大関と目されていた御嶽海もすっかり影が薄くなった。

 この日の新聞解説でも報じていたが、最近の相撲取りの稽古量が圧倒的に少ないし、内容が薄いという。稽古はウソをつかない。質量とももっともっと充実する必要がある。土俵上には宝が埋まっている。徳勝龍のように、誰でも優勝できるチャンスがある。今年は大きく変わるのではないだろうか。楽しみである。

【1月26日の歩行記録】11,160歩 7.5km

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2020年1月10日 (金)

№4401 U23日本、初戦破れる

 1月8日にタイのバンコクで始まった「AFC  U23アジア選手権サッカー」には、注目している。この大会は、一方ではオリンピック出場権も兼ねている。4組16チームで争う大会は、日本はオリンピック開催国で出場権は決めているが、上位3か国に東京オリンピック出場権が与えられる。とはいっても、出場権をえているとしても日本チームは金メダルを狙っている。この大会で圧倒的に勝利したいところだ。

 日本が属するB組は、サウジアラビアとシリア、カタールの3国で、この組で上位2位に入ると決勝リーグに進出できる。昨日はNHKのBS放送で、午後7時からシリア対カタール戦、午後10時過ぎから日本対サウジアラビア戦が放映された。私は、一晩サッカーを見ていた。それにしてもこの大会は、厳しい日程の中で行われる。決勝まで勝ち抜くと、18日で6試合戦わなければならない。

Photo_20200110103201  日本には、この年齢に世界で活躍する黄金世代がいる。久保建英、南野拓実、堂安律、中島翔哉、富安健洋等である。残念ながらそれぞれのチーム事情で、この選手たちはこの大会には出場していない。海外組で唯一出場しているのが食野亮太郎だけだった。それにしても世代交代が激しすぎて、日本の出場選手はほとんど知らないメンバーばかりだった。

 午後10時15分に始まった対サウジ戦、戦いが進行するにしたがって、サウジは強いと分かった。これは容易に勝てる相手ではない。前半は日本は押され気味だった。サウジの決定的なシュートがあったが、ゴールキーパーの大迫がよく守った。それに対して、日本のデフェンダーは甘かったし、FWの小川航基には見るべきものがなかった。しばしばデフェンスが破られていた。それでもかろうじて前半は零封に抑えた。

 ゲームが動いたのは後半に入ってからだ。後半戦が始まった直後、サウジに先取点を奪われてしまった。サッカーで何といっても有利なのが先取点だ。これはヤバイなと思っていたが、5分後に日本の食野が同点弾を入れた。その後は日本の球回しがようやく軌道に乗ってきた。それでもしばしば日本の守備陣は破られていた。

Photo_20200110103301  どうしてああいうことが起きたのだろうか、試合終了間際に、ゴール前での日本の安易なバックパスが相手に奪われ、決定的なPKとなった。いかに上手なゴールキーパーでも、PKは簡単に止められない。案の定、勝ち越し弾を許した。そこから日本が盛り返そうとしても、時すでに遅かった。日本は破れた。

 いつも思うのだが、森保一監督の決断はいつも遅い。この日も信じられないことだったが、4分のアデッショナルタイムの2分過ぎに2選手を交代させた。交代選手が残り2分で何ができるというのだろうか、遅すぎるのだ。安易なバックパスをした選手も責められるが、私は森保監督の用兵こそが最大の戦犯と思った。

 ネットを見ると、これで日本の決勝リーグ進出絶望とあった。私はそうは思わないが、今後相当厳しい戦いを余儀なくされることだけは間違いない。それにしても、ガッカリだったね。

【1月9日の歩行記録】9,076歩 6.1km

 

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2020年1月 4日 (土)

№4395 スポーツ観戦の正月

 お正月は、元日から3日にかけて魅力的なスポーツ放映があった。コタツに入りながらのスポーツ観戦は、平和で何ら変化はないが、それでも最高だね。結果を見てみたら勝つべきチームが勝ち、ほとんど驚くべき大逆転は起こらなかったのが、不満といえば不満だった。

 元日には、朝早々から実業団駅伝があった。群馬県での100㎞の駅伝だ。これまで旭化成が3連勝をしている。鉄壁の旭化成を破るチームが出てくるのだろうか、注目はそこにあった。この駅伝から日本の長距離選手は生まれている。今回も東京オリンピック出場内定の服部弾馬(トヨタ自動車)が出場していた。この実業駅伝も箱根駅伝もそうだが、駅伝は個人の力というよりもチームの総合力と強く感じた。

Photo_20200104113701  一人一人が傑出していなくても、それぞれの走者がそこそこの力を発揮することで、チーム力としての成績が出る。出場選手の裏にそれを支える多くの選手がいるチームが勝つ。旭化成のチームには、その力を感じた。結果として、旭化成の4連勝達成だった。勝つべきチームが、波乱なく勝った。

 元日の午後は、サッカーの天皇杯決勝が杮落しの国立競技場で行われた。私は鹿島のファンで、観戦に行きたかった。新しい国立競技場も見たかったね。ところが、検索してみたらすでに満員だった。仕方がないので、テレビ観戦で済ました。

 鹿島アントラーズの相手はヴィッセル神戸だ。鹿島は、主力選手が次々と海外に移籍して、チーム力がひところに比べて落ちている。それに対して、神戸は世界のサッカースターを次々と獲得し、まさにスター軍団だ。イニエスタにボドルスキ、試合の最後にはワールド杯スペイン大会の得点王ビジャまで投入していた。試合開始前、鹿島の不利を感じていた。ただ、鹿島はここぞの時には強い伝統のチームだ。

Photo_20200104113801  しかし、その予感は覆らなかった。それにしてもイニエスタは上手いね。チームの起点として、ボールはイニエスタから供給される絶対的なキープレーヤーだ。鹿島にはそんな選手はいなかったのとは対照的だった。神戸の先取点はオウンゴールだったが、それにしてもボドルスキのゴールへの突破力があればこそだった。あの突破力は、日本人選手には止められないね。前は鹿島の主力選手だった西大悟まで、今では神戸の主力選手だったのには驚くしかなかった。

 結果として、神戸は勝つべくして勝ったという感じだった。鹿島は相当体質改善しないと、再度トップチームに返り咲くのは難しいと感じた。来期は、鹿島はブラジルから新監督を迎える。さてどうなるか、期待したい。

Photo_20200104113901  2日の注目のスポーツは、何といってもラグビー大学選手権の準決勝で、秩父宮ラグビー場で行われる。ラグビーの大学選手権で一番面白い試合は、この準決勝といわれている。私も何度か観戦したことがあるが、昨今はラグビー熱の高まりで、早々にチケットは売り切れていた。出場チームの一方は、これも人気最高の早稲田と明治だ。誰もが早稲田と明治の勝利を願っていたのではないか。

 第一試合は天理大学と早稲田大学、第二試合は東海大学と明治大学だ。以前はラビビーは西高東低だったが、近年は東京勢がほぼ圧倒している。その中心をなすのが早稲田と明治だ。明治はチームのゴタゴタでしばらく低迷していたが、今では完全に復活している。これに慶応大学が強くなったらかつての黄金時代になるのだが、慶応の低迷は続いている。

 天理と早稲田の試合は、早稲田の圧倒的な勝利で終わった。ラグビーというゲームは面白いもので、チームの力の差がハッキリ出てしまう。この試合は早稲田の優位がはっきり出た。東海大と明治は第一試合ほどではなかったが、それでも明治の力が上だった。いずれにしても、順当な勝利だったね。決勝は早稲田と明治の試合だ。チケットを求めたが、当然完売だった。

 最後のスポーツ観戦は、2日ら3日にかけてに行われた箱根駅伝だ。朝からテレビを点けっぱなしだった。昨年は東海大学が初優勝だった。それまで5連覇だった青山学院大学は、久し振りに第2位に甘んじた。今年も青山と東海が中心の展開になるだろうと予想された。その強豪チームに東洋大学と駒澤大学がどう絡んでいくのだろうか、興味は尽きなかった。

 それにしても青山学院大学は強かったね。これはという傑出した選手は少なかったが、出場選手はそこそこの走力を発揮した。第1句でこそ7位と出遅れたが、それも決定的な遅れではなかった。第2区以降は、区間2位とか3位でトップ集団、ないしはトップに着けた。箱根の山登りの時点では、第2位を2分以上離していた。もうこの時点で青山の優勝は決まりだね。

Photo_20200104114701  復路も青山は順調だった。山下りでは東海の舘岡がとんでもない区間新記録を出したが、それでもまだ2分以上の差があった。そしてほとんど危なげなく、ゴールテープを切った。ここでも番狂わせはなかった。ただ希望があるのは、新たな大学の台頭だ。国学院大に東京国際大の活躍が目についた。さらには、アンカーの創価大学が初のシード権を獲得する快走もあった。わが古豪の母校は一体どうなったのだろうか、それだけが残念だった。

【1月3日の歩行記録】7,449歩 5.0km

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2019年11月18日 (月)

№4347 プレミアム12、日本優勝

 この1か月にわたって戦われた《プレミアム12 決勝戦》で、日本が韓国に勝ち10年振りに優勝を果たした。いまやラグビーやサッカーにさらわれて、野球はマイナーなスポーツになった感じがある。私も特にこの大会に思い入れはなかった。

 ところが、始まるとやはり違った。私は台湾で行われた予選を、バンコクのホテルでYahooニュースを見ながら注目していた。最初の頃は、日本チームは固かったせいか、ギクシャクしていた。むしろ瀬戸際にまで追い詰められたギリギリの試合もあった。イライラしながらYahooニュースを見続けた。まあ、ぎりぎり予選を通過して決勝リーグに進出できた。

 ラグビーもそうだったが、日本で行われる決勝リーグに日本が出れなければ、しらけるというかこれほどの盛り上がりはなかったのではないか。決勝リーグの第一戦は、千葉のゾゾタウン・マリンスタジアムで行われた。対アメリカ戦の大一番だったが、球場には空き席が目立ち、この大会への日本人の関心の低さが伺われた。

 野球ファンにとっても、この《プレミアム12》に対する関心は薄かったのではないか。第二回大会とはいうが、この大会に対する位置づけはいまひとつはっきりしない。4年に一度《WBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)》が別にあり、この《プレミアム12》はその中間年に行われる大会だそうだ。参加資格は、プロの選手だという。

 その割には、アメリカのMLBの主要選手は参加していなかったし、盛り上がりにも欠けていたのではないか。唯一盛り上がっていたのは、第一回大会で優勝した韓国のみではなかったのか。前回大会では、日本は韓国に負けて第三位だった。それでも、台湾で行われた最終戦で、満員の球場では完全ウェーであったにもかかわらず、台湾に完勝した。

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 この大会を通して、日本のバッターは唯一鈴木誠也を別にして打てなかったね。山田哲人、坂本勇人、丸佳浩など散々だった。まあ、丸は緊急参戦で無理もなかったが。そういうバッターがダメな中、投手陣は頑張っていた。特に若いピッチャーの頑張りが凄かった。

 決勝戦の日本の先発は、巨人の山口俊だった。これまでも山口は打たれ続けている。危惧は現実のものになった。立ち上がり2ホームランを打たれ、3点を献上してしまった。コントロールも悪かったし、球威もなかったね。早く替われ、と思った。

Photo_20191118124101  3点のビハインドは、1回裏鈴木誠也のタイムリーと、2回裏の山田哲人の3ランホームランで追いついた。何より素晴らしかったのが、稲葉監督の投手リレーだった。山口がダメと思ったら、2回から投手はサブマリーン高橋礼に代わった。その後、田口、中川、甲斐野、山本由伸、山崎と完璧な完封リレーで、強打の韓国バッターをよせつけなかった。

 あれだけ盛り上がらなかった大会だったが、さすが決勝戦は盛り上がった。東京ドーム球場はこの日と前日は満員だった。日本は優勝して世界一になったが、まあ、ラグビーやサッカーとはその価値が違うね。

Photo_20191118124301  さらに付け加えるならば、周東佑京の走塁は見ていて楽しかった。彼の走塁は、金を払っても見たいね。残念ながら韓国戦での出番はなかったが…。

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2019年11月 3日 (日)

№4332 W杯ラグビー日本大会終わる

 9月上旬に始まった「W杯ラグビー日本大会」は、44日間の激戦を終え、昨日の決勝戦で終わった。決勝戦はイングランド対南アフリカ戦だったが、南アフリカの快勝だった。

 それにしても、日本人のラグビーに対する思いを劇的に変えてくれたのがこの大会だった。日常の会話に、ラグビーが乗ることは今までなかった。この大会が始まるまで、ほとんどの方がラグビーのルールを知らなかったのではないか。それが、今ではノッコンとは何か、スローフォワードとは何か、を知らない人は少ないのではないか。

 この大会は、大成功の裡に終わった。それもこれも、日本チームの頑張りによるものが大きいと思う。日本が予選ラウンドで負けていたら、これほど盛り上がらなかったのではないだろうか。

 いまから考えても、日本は強かった。初戦のロシアを破った時は、まあ、そんな驚きはなかった。そして何より驚いたのが、優勝候補のアイルランドを破ってからだ。サモアを破ったのもランク上位だから当然という感じがあったのだが、スコットランドを破ってこれは本物だと感じた。プールAを首位突破した時には、もしかしたら優勝をするかもと真剣に論じられた。

 けど、そんな甘いものではない。決勝リーグ初戦で、今回優勝した南アフリカとは、前半戦は3対6と善戦していたものの、後半戦で3対26と粉砕された。率直に言って、南アフリカは強いと実感した。何よりも厚いデフェンス陣は、日本のフォワードをことごとく跳ね返していった。さらにはスクラムを押し返し、モールで攻めていった。その時には、日本チームは余力を残していなかった。

 決勝戦は、私は正直言ってイングランド有利と見ていた。準決勝までのイングランドのフォワードの戦いも分厚いものだった。ところがフォワードとデフェンスの戦いではなかった。ペナルティキックの打ち合いだった。南アフリカがスクラムで次々とペナルティを奪い、ペナルティキックの正確に決めていった。決勝戦の戦いは、先手必勝だったのではないか。絶えず南アフリカは、先手を取っていた。これがイングランドが先手を取っていれば、展開は違ったものになっていたのではないか。

 イヤ~~、予想以上に盛り上がった大会だったが、さてこの大会を経て日本にラグビーの風土が根付くものだろうか。いずれ、ラグビーというゲームの面白さを存分に知ったに違いない。

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2019年10月21日 (月)

№4319 日本ラグビー敗退

 初のベスト8に進出したラグビー日本チームは、ベスト4をかけて南アフリカと対戦した。南アフリカは、前回のイングランド大会で奇跡の勝利を果たしたチームだ。だが、この大会の前のテストマッチでは惨敗した。しかし、再度奇跡は起こるか、注目してこの試合をテレビ観戦した。

 前半戦は、それでも日本は善戦していた。前半終わった時点では3対5と負けてはいたが、もしかしたら後半で、ひょっとしたらひょっとしたことが起きるのではないか、との期待を持たせた。しかし世界の強豪南アフリカは、そんな期待を無残に打ち砕いてしまった。後半は、それこそ試合にならなかった。

 それにしても南アフリカのデフェンスは、厚い壁だった。日本がいくらぶつかっていっても、それをことごとく跳ね返していた。この壁を見て、これが世界の強さなのだと強く感じた。さらに、南アフリカは日本チームをよく研究していたようで、松島や福岡のサイドウィング突破を許さなかった。フォワードは、むなしく壁にぶつかるだけで能がなかったね。

 前半はそれでも互角だったスクラムも、後半は徐々に押されて行くようになった。相手にモールを組まれて、ずるずると後退していった。さらにラインアウトのセットプレーでも、南アフリカはキチンとキャッチしていたが、日本のスローインは相手に取られることが多くなった。

 残念ながら、後半は一方的に南アフリカのものだった。結果は、3対26で敗退し、日本チームのワールドカップは終わってしまった。この日は、きしくもラグビーのレジェンド平尾誠二の三回忌だった。日本チームもよく知っていて、勝利を平尾の墓前に捧げたかっただろう。しかし、実力の差はいかんともしがたい。

 それでもこの大会を通して、日本チームは相当頑張ったのではないか。Aプールを全勝して、初のベスト8入りを果たした。ホームチームであったので、日本国民の後押しもあったのだろう。それよりなにより、国民にラグビーの面白さを伝えるのに、勝利は絶大な力を持っていた。この大会でラグビーファンがどれだけ増えたのかを思うと、大成功だった。サッカーや野球の影が薄くなった。

 さて、ラグビーはベスト4が揃い佳境になった。日本で、これだけのラグビーを見られる機会はめったにない。イングランド、ニュージーランド、ウェールズ、南アフリカと残ったチームに遜色はない。さて、どこが勝つのだろうか。ニュージーランドの勝利かと、私は予想したい。

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2019年10月19日 (土)

№4317 マラソンと競歩は札幌で

 10月17日(木)、突然のニュースは寝耳に水だった。IOCのバッハ会長が、「東京オリンピックのマラソンと競歩は、札幌で行う」と宣言した。東京都知事と関係者は、発表直前に知らされたらしい。ただ、どうも東京オリンピック大会組織委員会の森喜朗会長などは、前から相談にあずかっていたのではないか。ただ、小池知事は怒るまいことか。

 東京オリンピックは、日本が熱暑の中で行われる。決まった時から、そのことは問題になっていた。特に、マラソンと競歩が行われる時間は、気温30度以上、湿度70%以上の最悪コンデションでの開催になるのではないかと思われている。

 先日、ドーハで世界陸上が行われた。その時もマラソンと競歩で問題になったのが、気温と湿度だ。ドーハでは夜11時半スタートで行われたが、その時の温度は32度、湿度は70%以上だったらしい。マラソンで完走したのは、58%だったという。競技に出た選手からは、「こんなコンデションでの競技はクレージー。われわれを殺すつもりか」という不満が出た。

 東京オリンピックでも、同じことになるだろう。この事態を予想して、森会長などは、サマータイムを導入したらどうかと提案したこともあった。しかし、サマータイム導入については総スカンを食った。

 東京都も暑さ対策として、シャワーの設置や暑さ予防のアスファルトを敷くなどを講じていた。しかし、いずれの対策も決定力に欠いていた。先日のMGCでも、暑さに強い中村匠悟選手が勝った。彼なら暑さでも勝てるのではないか、と期待が持たれている。それやこれやの動きの中で、今回の札幌開催の発表があった。

 冷静に考えてみると、矢張りマラソンと競歩の競技を熱暑の東京で行うのは無理なのではないか。今まで計画を立て対策を講じてきた人たちには不満かもしれないが、また、費用をだれが負担するのかも問題だが、アスリート第一に考えると札幌開催が良いのかも知れないね。

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2019年10月14日 (月)

№4312 日本ラグビー快勝

 昨晩、ラグビー予選リーグの最後の一戦、日本対スコットランド戦があった。日本は、この試合に勝つか引き分けで決勝ラウンドに進出できる。ただ、台風の影響で試合ができるかどうか微妙だった。試合前から、スコットランドは様々な発言を繰り返していた。どうしても試合をやってもらい、決勝ラウンドに出たかったのだ。ラグビー協会や日本のジョセフHCは、スコットランドの対応に不快感を持った。

 スコットランドは、試合が行われたら日本には絶対負けない、という自信があったのだろう。事前のこのやり取りで、日本は舐められていたのだ。選手たちもこのやり取りを見ていて、スコットランドには絶対負けられないと思っていたに違いない。

 無事に試合は行われた。今まで日本は、スコットランドに1勝10敗と一方的に負けていた。今大会で日本に勢いがあるとはいうものの、客観状況は決して日本有利ではなかった。前回のイングランド大会でも、日本はスコットランドに負けて決勝進出がかなわなかった。日本に勝って貰いたいというものの、まさか本当に勝てるとは本心思っていなかった。

Photo_20191014145501  試合開始直後6分、スコットランドに先制トライを許した。けど、日本は立て続けに3トライを挙げて、前半を21対7と圧倒的に勝っていた。今までほとんど注目していない選手がいた。稲垣啓太選手だ。代表選で一度もトライを取ったことがない選手だ。彼が前半初トライを挙げた。試合後見たら、いかつい顔をしていて、決して笑わない選手だ。試合後のインタビューでも決して笑わなかった。微笑ましかった。

 後半が始まった直後、福岡堅樹選手がこの日2つ目のトライを挙げて、コンバージョンキックも決めて28対7となった。この時点では、圧倒的に日本が有利だった。4トライを挙げて、ボーナスポイントも獲得した。

 ただ、これでは終わらない。その後のスコットランドの反撃が凄かった。立て続けに2トライを挙げて、日本に1トライ1ゴール差に迫った。試合終了まで、まだ24分もあった。スコットランドの攻勢は続く。日本はやられるかな、と思った。しかし、それから日本は耐え続けた。一時は日本の5mラインまで攻め込まれたが、日本のデフェンス陣のこの大会の凄さがいかんなく発揮された。何とか耐え続け、ついに日本は悲願の決勝トーナメント進出を果たした。

Photo_20191014145601  日本が勝った要素はいろいろあった。デフェンスが強いとか、スクラムが押し負けなかった、モールもずるずる押されることはなかったなど。けど、私が思うに、スコットランドに勝った一番大きな要因が、相手陣で反則を犯さなかったことだ。スコットランドにはキックの名手がいた。前回大会では、このキッカー・レイドロー一人にやられた。今回の試合では、彼のペナルティキックを抑えたのが大きかった。

Photo_20191014145701  私は今も信じられないと思っているが、何と日本はプールAで4戦全勝し、決勝トーナメント進出を果たした。決勝進出第一戦は、20日の南アフリカ戦だ。前大会で勝った相手だ。今回も期待したい。

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2019年10月 7日 (月)

№4305 日本を明るくするラグビーの勝利

 ワールドカップラグビー日本大会で、日本チームは快進撃を続けている。ロシア、アイルランドを破り、先週の土曜日はサモアにも勝ち3連勝だ。大会前、日本は強くなったとは思っていたが、これほどとは誰もが思っていなかったのではないか。

 大会前は、日韓関係のギクシャクや北朝鮮問題等で、あまり面白くないニュースがワイドショーを覆っていた。いつも繰り返されていたのだが、ラグビーで日本が勝利をしたら、ニュースの話題がガラッと変わった。どこのチャンネルを見てもラグビー日本勝利のニュースだ。そして、日本の快進撃が中心だ。本当に日本は強いのか。

 どうやら、日本の強さは本物ではないか。ひところ、日本はラグビー後進国だった。ヨーロッパにはほとんど勝てなかったが、オセアニアの国、ミクロネシアのフィジー、サモア、トンガなどにも歯が立たなかった。日本の大学ラグビーは盛んだったが、全体的に見たら、日本ではむしろマイナーなスポーツだったのではないか。

 今回ワールドカップが日本で開催されるので、日本は合宿で猛練習したらしい。聞くところによると、早朝から夜遅くまで容赦ない練習だったようだ。この三試合で見る限り、日本のスクラムは最強のアイルランドにも負けていなかった。スクラムとモールに強いチームは、安心してみていられる。これも猛練習の賜物だろう。

Photo_20191007165001  土曜日のサモアもスクラムの強いチームだ。それに押し負けていなかった。むしろ、スクラムを押してトライに結び付けていた。そして何よりの頑張りが、40分の銅鑼が鳴ってからのトライだ。4トライを挙げるとボーナス点がもらえる。その4トライ目を松島幸太朗がとった。これがものすごく大きかったのではないか。日本中が優勝したように大騒ぎしている。

Photo_20191007165101  ただ、待ってもらいたい。最後のスコットランド戦でもし負けたら、決勝トーナメントに進めない可能性もある。しかもスコットランドは強い。この大会前に練習試合をしたようだが、一方的な負け試合だった。しかし、この大会に入って様子が変わったのではないか。日本チームは様変わりした。スコットランドには善戦するのではないか。

 スコットランド側から見ると、次のサモア戦で4トライ以上のボーナスポイントを取るのが必須だ。その上で、日本に圧倒的に勝ってボーナスポイントを取る必要がある。引き分けになるとか点数が接近した勝利だと、決勝トーナメント進出が難しくなる。そういう意味で、日本は圧倒的な有利は変わらない。世界ランクもスコットランドが9位なのに対し、日本は8位だ。

 さて、13日の対スコットランド戦はどうなるだろうか。

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2019年10月 2日 (水)

№4300 日本男子バレー、予想意外に強い

 秋はスポーツ観戦の日が続く。次々と魅力的なスポーツが観戦できるから、毎日が楽しい。それもこれもラグビー日本チームの活躍によるものじゃないか。各スポーツの日本チームは、どれほど勇気づけられているだろうか。

 先日もワールドカップの女子の大会があった。日本が韓国に負けた時点で、その大会への興味を失った。結果は6勝5敗で5位に入り込んだようだが、ほとんどテレビは見なかった。近年の日本バレーは、世界の「スピード」と「高さ」に太刀打ちできていなかった。それでも女子はまだしも、男子チームは惨敗を繰り返していた。

 昨日からW杯男子バレーが始まった。私はこの大会にほとんど期待していなかった。たまたま、昨日の晩はスポーツ番組がなかった。ちょっと見てみようかとバレーの番組にチャンネルを合わせた。対戦相手はイタリアで、日本は38年間イタリアに勝っていないという。それに、イタリアが世界ランク3位なのに対し、日本は11位だ。ほとんど試合にならないだろうと思っていた。

Photo_20191002091401  ところがどうだろうか。第一セットは日本がほぼ一方的に勝っていた。あれ、私がイメージしている日本男子チームと違うね。出ている選手は、エースの石川祐希以外はほとんど知らなかった。

 日本チームは、サーブの強さといい、アタックの速さといい、レシーブの拾いまくるリベロの凄さといい、まるきり違っていた。私は知らなかったが、石川祐希はイタリアでプレーしていて、大活躍しているようだ。しかも、彼は大幅に脱皮していた。サーブのスピードは時速100㎞を越えていたし、アタックの強さにイタリアは対応できていない。

Photo_20191002091501  石川祐希だけがエースはではなかった。オポジットの西田有志がこれまたすごい。イタリアは、西田のスパイクにほとんど対応できなかった。面白いほど彼の強打が決まった。さすが試合終盤には捉まっていたが。さらに、リベロの山本智大の相手の強打を拾いまくる対応力は、目を見張るほどだった。どうも、イタリアは正式メンバーがこの大会には参加していないようだが、それでも日本の男子バレーの切れの良さには感心した。私は夢中で観戦していた。なんとなんと3対0でイタリアに完勝した。

Photo_20191002091801  昨日のイタリア戦は初戦で、これからは参加国12か国の総当たりだ。世界ランク11位の日本がどこまで活躍できるのか、半信半疑で見ているが、昨日の対イタリア戦はこれはいけるのじゃないかという予感を感じさせる試合だった。。エースの石川は「メダルを獲りたい」といっているようだが、日本男子はそれほど強くなって入っるのか。また一つ観戦の楽しみができたと、この大会を観戦したい。

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